「北欧では“ヌック”というほっこりするスペースがあるんだよ」

読書とムーミンがお好きな奥さまの一言がきっかけで、リビングの一角に腰掛けられるヌックスペースをつくりました。

ヌックとは、住宅の片隅にあるこぢんまりした居心地の良い場所のことを指すそう。

せっかくの南向きの土地。ポカポカとした日差しを満喫するにはぴったりです。

「一番好きなのは、朝の日差しが穏やかな時間。子どもたちが起きてくる前に、読書をしたり、ランニングする人をぼんやり眺めたり。ちょっとした休憩時間を楽しんでいます」

お子さんたちも、本を読んだり、机がわりにして絵を描いたり。ご家族それぞれ思い思いの使い方を楽しんでいるそうです。

ゴムの木とばっちりな色味。

そんなスペースの壁に『クラシックリブパネル』を使っていただきました。

ラウンドのリブが朝日を受けて、陰影を生み出しています。その立体感のためか、腰掛けられるくらいの奥行きのそう広くはない空間が、ステージのように演出されています。

無塗装も選べますが、陰影がより際立つツヤ塗装を選択。北欧ビンテージ家具のようなツヤ感と素材感を気に入ってくださっているそうです。

今後は、窓の外に庭を整備していく予定。「落葉樹を植えるつもりなので、季節の移ろいを眺めて楽しみたい」と教えてくださいました。

この事例をみたときから心惹かれていた私。窓辺が好きで、『魔女の宅急便』のキキの部屋の窓なんかに昔からぼんやりと憧れを抱いたりしていました。できることならポカポカした窓辺に腰掛けてコーヒーを飲みながら読書したり、うたた寝したりしたいものです。

窓辺のヌックスペースは、まさに憧れそのもの。お庭に植えられる樹木も加わって、さらにこの場所の魅力が増していくのでしょう。

窓つながりでもう一つ。キッチンとリビングの間の壁に、『室内アルミサッシ』も使っていただいています。

「キッチンで作業をしているときも、リビングにいる子どもたちの空気を感じられて安心できます。本当に買ってよかった!」とのこと。仕切られた空間を適度につなぐ存在です。

そのほかに、『鉄の手摺』と『ウェルラウンドシンク』も使っていただきました。

「toolboxのインダストリアルでシンプルなラインナップに惹かれました」とお客様。こだわりが詰まったお家に取り入れていただき大変光栄です!

窓辺への憧れがつのる、素敵な事例でした。

(庄司)

今回紹介したお客様の暮らしはこちらでご覧いただけます。

関連記事

『クラシックリブパネル』を壁に貼って、築古戸建をアップデートしてみた!
『クラシックリブパネル』を壁に貼って、築古戸建をアップデートしてみた!
DIY初心者のtoolboxスタッフが自宅に「クラシックリブパネル」を貼ってみました。塗装品と無塗装品を混ぜて貼っています。実家暮らしスタッフの挑戦、第1弾。
「こうあるべき」を乗り越え手に入れた、今の自分に正直な暮らし
「こうあるべき」を乗り越え手に入れた、今の自分に正直な暮らし
賃貸、だけどお金をかけてリノベーション! お部屋の古さを上手に活かし、今の自分が一番心地よい選択を重ねて形にした高山さん。インテリアへの苦手意識を取り払い、楽しんだ家づくりの過程をインタビューしてきました。

紹介している商品

担当:庄司

関連する事例記事

差し色に妙あり!意外な部分を配色の味方に
差し色に妙あり!意外な部分を配色の味方に
巾木、床の見切り材、タイルの目地……時に“脇役”ともされてきた要素を味方につけて、オリジナリティ溢れる配色に仕上げたお家をご紹介します。
在宅ワークだからこそ。「気分転換」を大切にした住まい
在宅ワークだからこそ。「気分転換」を大切にした住まい
「ご夫婦揃って在宅ワークが基本」というHさんご夫妻。その住まいには、オンオフを気楽にスイッチできる、在宅ワークだからこその空間づくりの工夫が散りばめられていました。
小さな家だからこそ隅々まで楽しむ
小さな家だからこそ隅々まで楽しむ
4階建ての細長い形をした建物をリノベーションした事例。1フロア約20平米のコンパクトな空間の中には暮らしを楽しむ工夫がぎゅっと詰まっていました。
お気に入りの素材を散りばめて、分譲戸建をお化粧直し!
お気に入りの素材を散りばめて、分譲戸建をお化粧直し!
ツールボックス工事班が工事を担当した、分譲戸建のLDKリフォーム事例です。 部分的にパーツを取り替えて、お直しするように自分好みの空間に整えました。