照明器具やドアハンドルなど、周囲の小物と合わせて。(ブラック)

欲しい場所に視界の抜けをつくる

空間を仕切っていく時に、壁を立てて終わりではなく、その一部を切り抜いて視界の広がりや明るさを得る。室内窓って、少し憧れの存在ではないでしょうか。

今までも、木製やアイアン・スチールを使った選択肢がありましたが、既製サイズで合うものがなければ、造作するしかなく、ちょっと敷居の高い存在でした。

面倒な手間や費用を抑えて、視界の抜けを手に入れたい。そんな時におすすめしたい『室内アルミサッシ』です。

使いたい場所にちょうど良いサイズを指定すれば、フレームとパネルが一緒に届きます。

例えば、リビングのソファの背面に抜け。「この上が窓だったら気持ち良いだろうな」と思う、場所って意外と多いもの。(シルバー)

例えば、コンパクトな玄関と居室の間、洗面と廊下を分ける壁、奥まった場所にあるキッチンの袖壁。「この上が抜けてたら気持ち良いだろうな」と思う場所にも計画できます。

ニッチにも、大きな面でも

この「室内アルミサッシ」は、単窓の場合、幅・高さ350〜700mmの間で10mm単位でサイズオーダーが可能です。例えば、デスクやキッチンの天板と棚の隙間に明かり取りとして……なんて使い方もできます。

また、組み合わせて大きな開口をつくることも。単窓の他、縦2段の段窓があり、横は3列まで連結できます。組み合わせの最大サイズは、高さ1400×幅2100mmに。オフィスや店舗のような場所でも活躍します。

会議スペースと執務スペースの仕切りに導入した事例。回転窓を閉めて使えば、「思ったより音漏れもなく快適」だそう。(ブラック)

サイズの自由度が高いことに加え、コストを抑えられるのは、外部サッシを生産している工場でつくられているから。

広く普及している外部サッシの製造ラインに載せて量産されるので、一点もので造作する場合と比べ、導入しやすい価格が実現できました。

縦に並んだレールの様に見えるものがアルミ枠。ほぼ毎日稼働する工場のラインに乗せて生産されています。

ググッと押して回して、風も音もコントロール

強風が吹いてもバタンと閉まらない、ググッと程よい力で回転します。

風を通して、換気ができるようにしたかったので、FIX窓に加えて回転窓もご用意しました。

よくある押し出しタイプで見かける、ステーと呼ばれる窓を支える金具が目立たず、並べて設置した時にも軽やかな印象に。360°くるっと一回転させることができ、自由に角度をつけられるので、フラットな壁に動きを出すことができます。

洗面やクローゼットなど、湿気が気になる場所の換気窓としてはもちろん、エアコンの風を届けたい場所でも活躍します。私はラジオをかけながら家の中を行ったり来たりと過ごすことが多いので、音の通り道としても重宝しそうです。

面材はガラスと樹脂からお選びください。視線をコントロールできるよう、クリアガラスのほか、マット樹脂パネルや型ガラスもご用意しています。

透過具合を選べる面材。樹脂パネルは割れが心配な場面でも。(左上:クリアガラス、右上:クリア樹脂パネル、左下:型ガラス、右下:マット樹脂パネル)

アルミサッシを室内で使う

フレームの色は「ブラック」と「シルバー」から選べます。

「シルバー」はアルミ素材そのものの色味を活かしたもの。室内で使うのはちょっと珍しいと感じるかもしれません。

空間の中で悪目立ちして欲しくない、色をつけたくない時の選択肢として、アルミのアノニマスな存在感がとてもマッチしますし、使いようによっては面白い素材なんじゃないかと思うんです。

逆に、窓を立たせたい場合は「ブラック」で。照明器具や棚受けなど、小物と色を揃えてみたり、周囲の素材とのコントラストを楽しんだり、空間のアクセントとして取り入れてみてください。

いい抜けのつくり方

マンションやリノベーションでは、外壁に面した開口部の形や景色はコントロールしにくいもの。ですが、室内の抜けのつくり方で、好きな眺めをつくり出すことができるんです。

例えば、デスクスペース。

家族の様子が感じられるよう、リビングとの間に大きな抜けをつくって繋げようか。側面に取り付けて、窓外のグリーンを眺められる抜けをつくろうか。

集中して作業に没頭したり、アイデアが浮かんできたり。ワークスペースに心地よい眺めがあることで良い効果が生まれそう。

また、高い場所に欄間のように横長の抜けをつくって、頭上に空間の奥行きを演出したり、窓のないコンパクトな空間との間に抜けをつくって明かりを通したり。

部屋の奥まで光を取り込んだり、「回転窓」にして、クローゼット内に空気を循環させたりする使い方も。

立ったとき、腰掛けた時……その場所で過ごす中で、どんな景色が目に入ると心地よいのかを想像することが、家の中に「いい抜け」を生み出すポイントかもしれません。

絵を描いてみたり、小さな模型をつくってみたり、壁にマスキングテープを貼ってみたりと、想像する手法も人それぞれ。ぜひ、計画する過程も含め楽しんでみてください。

(担当:椎野・山下 / テキスト:岩崎)