子ども部屋が必要になったり、寝室を分けたくなったり、ワークスペースが必要になったりと、ライフスタイルの変化に応じて必要になる個室。ですが、面積の都合や採光の都合で難しい場合も少なくありません。
そういった時に活躍するのが室内窓。床面積は変わらなくても、明るさが確保できたり、視線が抜けることで、空間に広がりを感じさせてくれます。
今回は、室内窓を使って個室や半個室をつくった事例を、悩み別にご紹介します。
広めの開口で狭さを解消!視界の抜けを生み出す室内窓使い
コンパクトなマンションでは、壁を立てるだけで圧迫感が生まれてしまう。なるべく壁を立てたくないけれど個室が欲しいところに、視界が抜ける室内窓をインストール。
仕切られた空間ではありつつも、体感する広さは削らない。今ある空間に個室をつくる場合にも役立つアイデアです。
case1 別々の寝室が必須事項。どの角度からも視界が抜ける2LDK
52㎡のコンパクトなマンションに二人暮らし。生活リズムが違うためそれぞれの寝室を分けたいと、シングルベッドが置けるだけの小さな個室を2つ設けた2LDK。
腰高の室内窓をコーナーに配置した個室は、どの角度から見ても視界が抜け、壁の圧迫感を和らげています。使う時だけ内側のカーテンを閉めれば、生活リズムの違いもクリア。
個室をコンパクトにした分、2人で過ごす時間は大切にしたいという思いから、LDKはゆったりと。面積の使い方にメリハリを効かせた事例です。
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case2 繋ぐと仕切るを自在に。ルーバー建具で仕切る子ども部屋
63㎡のマンションに、広く取ったLDKと母子それぞれが個室をもつ、2人の住まい。
リビングの一角につくった子ども部屋は、LDK側の2面に腰壁を設け、引き戸タイプのルーバー建具を室内窓として採用。掃き出し窓側はカーテンで仕切っています。
室内窓を全開にすれば、壁を取っ払ったように視界が抜けて、子ども部屋分の面積もLDKの一部のように感じられます。
また、ルーバーの開き具合でつながり具合を調整できるのもポイント。閉め切ってしまえば、ほぼ壁として空間がしっかりと切り分けられます。
室内窓の開け閉めによって、その空間を個室として使うか、リビングとして使うかを切り替えられる、限られた面積をフレキシブルに活用するアイデアです。
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つながりはあるけど、筒抜けじゃない。プライバシーを確保した個室づくり
視界の抜けは欲しいけれど、個室をつくるならプライバシーはちゃんと確保したいという場合も。特に子ども部屋は、お子さんの成長につれてプライバシーに配慮したいところです。
室内窓を活用しつつも、距離感をコントロールするアイデアもあります。
case1 リビングに子ども部屋を新設。コンパクトな室内窓で「覗かないと見えない」距離感に
リビング収納を兼ねていた小上がりスペースを、子どもが小学生になるタイミングに合わせて、子ども部屋にリフォーム。新しく壁を立てて、室内窓を取り付けました。
エアコンの風や光は通しつつも、中の様子は覗かないと見えないくらいのサイズ感の室内窓で、程よくプライバシーを確保。子どもがもう少し大きくなって、さらにプライバシーを確保したくなったら、夫婦の寝室と場所を入れ替える予定です。
収納力を確保するために上部はロフトに。室内窓だけでなく、天井近くの視界も抜けることで圧迫感が和らいでいます。
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case2 子ども部屋の室内窓は、ガラスを使い分けてプライバシーに配慮
家族の寝室として使っていたリビング横の個室を、お子さん2人で使う子ども部屋にリフォーム。2種類のガラスを使い分けて造作した室内窓を設置しました。
上部のガラスは透明で可動式で、視覚的な抜け感と風を通す設計。下部は、型ガラスになっていて、目線が気にならないようにしています。
子ども部屋が散らかっていてもリビング側からは気にならないのもポイント。大きめの開口でも目線高さのガラスの種類を変えることで、プライバシーが確保できています。
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case3 プライバシー優先なら室内窓を頭上に。天井が見えることで広がりも演出
間仕切り壁の高さを1.5mに抑え、それから上を室内窓で仕切ったリビング。空間は仕切られているのに、壁の向こうの天井が見えることで、奥行きを感じます。
窓越しに伝わるのは照明がついているかどうかくらい。室内窓の位置を天井際まであげることでプライバシーはほぼ完全に確保したアイデアです。
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こもると開放感を両立。腰壁で仕切る、小さめの半個室スペース
最後にご紹介するのが、腰より上を窓で囲った開放的な半個室スペース。見えても良いけどこもった感覚は欲しい、小さな個室づくりにおすすめです。
一見、かなりオープンに見えるかもしれませんが、腰壁って意外と安心感があるもの。こもった感覚と開放感を両立するアイデアです。
case1 元収納スペースをアトリエに。上空は仕切らず快適に
ひとりで仕事に打ち込める環境をつくるため、リビングの一角にあった収納スペースを、ガラス入りのパーティションで仕切ったアトリエにリフォーム。
リビングからの視界の抜けをたっぷりと残しつつも、腰壁が仕事道具や書類が露出しない程度に、手元を隠してくれています。
上部は仕切らないことで、上階からの光も差し込み、エアコンの風も分け合える。コンパクトながら快適さを重視した半個室です。押縁で差し色を取り入れるアイデアも新鮮です。
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case2 カラー壁が空間をつなぐ。開放感のなかに落ち着ける半個室を
一人暮らしのワンルームに近い間取りの中で、腰壁より上を木枠のガラス窓で仕切った半個室スタイルの寝室。一部分に設置した回転窓が空気の出入りを促します。
開放感を感じられる一方で、落ち着きも併せ持った小さな空間は、ワンルームの中で気持ちの切り替えができる場所に。
また、室内窓の外側から見ると、寝室とインナーテラスをまたいだ、鮮やかなブルーの壁まで視界が抜けるため、仕切りの存在が薄く感じられるのも、開放的に感じられる理由の一つ。
また、ベッドを腰壁で隠すことで生活感が抑えられ、整った印象も生まれています。
さまざまな空間事例や、「使用アイテム情報」を紹介している『imagebox』。
今回ご紹介した以外にも「室内窓」のタグからユニークなアイデアたちを見ることができます。空間づくりの参考にぜひご覧ください。