内装は暮らしの背景

今回は、toolboxスタッフ竹沢の自宅に行ってきました。築40年、69㎡、3LDKの中古マンションをフルリノベーション。仕事柄たくさんの素材やパーツを知るスタッフが、どんな家で暮らしているのか、気になるところではないでしょうか?

竹沢邸の家づくりは、こちらのコラムでも紹介しています。

家づくりドキュメント
>第1話「物件選びは暮らし方選び〜物件探しから購入まで〜
>第2話「理想と予算との戦い〜プランニングから素材選びまで〜
>第3話「予想外は想定内〜工事着工から完成まで〜

コラムでは、中古マンションを購入したきっかけから、プランニングと素材選びのコツ、完成までの様子を書いていますが、こちらのインタビューでは、数あるアイテムの中からなぜこれを選んだの?というところを深掘りしていきます。

床材はオークで即決

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竹沢の前職はインテリアショップとインテリアメーカー。根っからのインテリア好きの家づくりは、置きたい家具を想定して始まりました。

「自分の好きな家具のテイストに合わせて、床はオーク材にしたいと決めていました」

アンティークの丸いダイニングテーブルも、ソファも、家具のほとんどが引っ越しに合わせて新調した物で、内装のプランニングと同時並行で考えて購入したとのことです。

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「施工費を抑えるため、増し貼りできる12mm厚を希望していました。また、子供が生まれる予定だったので、水分をこぼしても安心なウレタン塗装済みの『ラスオークフローリング』がちょうど良いと即決。ウレタン塗装でもテカテカしていないし、色味や節にばらつきがある見た目の雰囲気も良く、傷が付いても目立ちづらいので大正解でした」

増し貼りというのは、すでにある床の上に重ねて床材を貼ることで、一旦既存の床を剝がすよりコストを抑えられます。ただし、どんな物件でもできるとは限りませんのでご注意を。

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寝室の床には、『スクールパーケット』が使われています。こちらも家具やミラーと馴染んで良い雰囲気。

「他の部屋と少し変化をつけたくて、市松模様のパーケットに。無塗装品なので、カラーオイルを塗って好みの色に仕上げてもらいました。LDKと続き部屋なので、同じオーク材で広がりが感じられるように意識もして選びました」

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確かに、ドアが開いている状態でも違和感なく繋がっていますね。フローリングとはいっても、樹種や色が極端に違うとちぐはぐな印象になるので、参考になります。

リビングの『ウッドブラインド』レッドシダーギアタイプ(カラー:NC302)もtoolboxの商品です。二重サッシの窓枠を隠すために、カーテンではなくブラインドを選んだとのこと。こちらの窓からの景色は飲食店のため、光を取り入れつつ、外の景色を誤魔化すのにも一役買っています。

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玄関はもともと設置されていた下足入れの天板だけを『フリーカット無垢材』ホワイトオークに交換。

「オーク材が好きなんですよね(笑)。床に合わせれば統一感も出ますし、ツルッとした白の天板よりも雑貨や花が映えますから。玄関にはお気に入りのリサラーソンなどを飾っています」

下足入れ自体を変えなくても、天板を変えるだけで随分とあたたかみのある玄関になりました。

販売前の商品を使ってみる

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toolboxスタッフならではのエピソードですが、内装のプランニング時にはまだ販売開始していなかった商品も多々採用したそうです。例えば寝室には、『木製パインルーバー折れ戸』『陶器スイッチ』『シーチングカーテン』を。

「たまたま販売予定のものが理想とピッタリだったんですよね。基本的にスタッフが欲しいと思う物を商品化しているから当然なんですけど、toolboxには自分でも使いたいアイテムがいっぱいあります。前の家でもtoolbox商品を使っていましたが、実際に自分の家で使うことで、使い心地やリアルな感想をお客様にお伝えできるのもうれしいんですよね」

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『シーチングカーテン』には『ガーゼカーテン』を合わせて使っています。

「太陽の光で目覚めたい派なので、この組み合わせがちょうど良いです。『ガーゼカーテン』はほぼ閉めっぱなしですが、柔らかな光が寝室を包み込んで、晴れた日の朝は気持ちいいですよ」

実は竹沢はtoolboxでカーテンの担当をしています。自分で開発した商品を自宅で使う。商品開発担当ならではの醍醐味ですね。

自分の家は実験の場でもある

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キッチンには『ラスティックタイル』プレーン ブラックを貼っています。なぜこのタイルを選んだのですか?

「大好きなインテリアスタイリストさんのお宅のキッチンに憧れて、黒いタイルを選びました」

でも、理由はそれだけでは無かったそうです。

「水回りの壁に使うタイルは白や爽やかなブルー系が人気があり、黒のタイルって使う方が少ないんです。黒いタイルでも、白壁を残すことで圧迫感なく使えるんじゃないかと思って、実際のところを試してみたかったんですよね。結果、オープンキッチンの良いアクセントになったし、汚れも目立たないので良いですよ。目地の色はグレーがおすすめです」

壁の段差を利用して、ボトルやコーヒーメーカー、スパイスなど、ちょっとしたモノを置けるようにしているのも便利そうですね。

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また、上の写真の吊り棚を見てください。『ハンガーバー』6φ 鉄をちょっと変わった使い方をしています。

「吊り棚に乗せた食器や缶の落下防止として、ダイニング側にバーを付けたくてサイズオーダーしました」

“物を掛ける”という用途だけに囚われない使い方、まさに実験ですね。

「バーの部分も溶接で一体化されている吊り棚を造作するという選択肢もありましたが、それだと工場で造作してもらうことになって送料が高くつくので、この方法にしました。ばらけているパーツを現場で組み立てる方が、配送がコンパクトになって送料が安くなりますしね」

なるほど、そんなコストダウンの着眼点も!

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洗面室にはタオル掛けとしての『ハンガーバー』も。こちらは水に強いステンレスを採用。

「間違いなしの安心感で、ここにはこれだろうと、何にも考えずに決めました(笑)」

徹底的に自分仕様

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既存のキッチンは解体し、『オーダーキッチン天板』とラワンでオリジナルキッチンを造作。

「キッチンに一番こだわりましたね。作業スペースを広くしたので料理がしやすいです。収納部分は、ここにはレンジを置きたい、炊飯器は引き出せる棚にしまいたいなど、細かい要望を伝え、造作してもらいました」

キッチンの内側に家電用のコンセントを仕込んでもらっているので、コードも見えずにスッキリ。

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