思い出の床
フローリングとしてはどこか新鮮で、けれどもどこかで見覚えのある床。
そう、このフローリングはかつて学校の床としてよく使用されていたもの。学校に限らずかつて公共施設にはよくこのフローリングが使われていましたが、近年の公共施設の床は塩ビフロアに置き換わり姿を消しつつあります。
やはり施工性やメンテ性、経済性の面で無難な新建材に置き換わるのは理解できます。が、僕としてはみんなで年に1回ワイワイとワックスがけをした小学校時代のあの思い出には代え難く、どこかノスタルジックな気持ちになってしまうのです。
とは言っても一部では未だ現役のこのフローリング。きっとどこかの公共施設で今もひっそりと採用されている事でしょう。そんなフローリングをこのたび一般向けに販売です。
シンプルなモザイク
こちらのフローリング、形状的にはフローリングブロックというジャンルに分類されます。フローリングブロックとは、無垢材を数枚横繋ぎにして正方形の1枚にしたもので、本品では5枚の無垢材が裏地シートにより30cm四方の1枚を構成しています。
多様なデザインが可能なパーケットフローリングですが、こちらの商品ではシンプルな線の正方形が織りなす市松模様が、主張をしすぎないこだわりの心地よさを与えてくれます。
塗装次第で
無塗装品でのご提供となるこのフローリング、塗装次第では全く違った表情にも化けるのが魅力です。クリアのオイルを塗ればあっさりと清潔感のある印象に。茶色く染めれば長年の使用感を感じる印象に。更に敢えて艶を出してツルッツルに仕上げることで、ミッドセンチュリーな趣きも醸し出すでしょう。