シンプルな空間にストーリーを生み出す床。(撮影:Yusuke Uchida)

古き良きを新しく

床そのものがクラフトアートのような佇まい。(撮影:Yusuke Uchida)

日の光が差し込み、ぽかぽかあたたかい午後のひととき。

木目のブロックにカーテン越しの光がゆらぐ様は、床そのものがクラフトアートのような佇まいだなと感じました。

昔の家の台所や応接間の床などでよく見かけた、小ぶりなパーケットフローリング。レトロな木造物件にはもちろんハマりそうだけど、いまどきの空間にもハマるのではないだろうか。

そんな可能性を感じて、オリジナルで商品化するに至った『チェッカーパーケット』。昔のデザインをただ模倣するのではなく、現代の空間にもマッチしやすいよう、ディティールにこだわりました。

和室だった空間のリノベーションにもぴったりです。

使いやすいバランスを求めて

バランスを何度も調整した、15cm角のパターン4枚を30cm角の正方形パネルに。

1枚30cm角の正方形パネルに、15cm角のパターン4枚を互い違いに貼り合わせたパーケット模様。

15cm角のパターンの寄木は、板幅が細かすぎても柄がうるさく見えてしまうし、大きすぎても間延びしてしまう。そのバランスを何度も何度も検証し、板幅を決定。あえてグレードの異なるオークの板をミックスすることで、クラフト感を感じる、おおらかな雰囲気を持つフローリングに仕上がりました。

グレードの異なるオークをミックスすることで味わいある表情に。(撮影:Yusuke Uchida)

おおらかな雰囲気を持つフローリング。(撮影:Yusuke Uchida)

着色してコーディネート

着色することで雰囲気は大きく変わります。(ルビオモノコート ブラウン)

商品は無塗装でのお届けです。空間のイメージに合わせて木部用塗料で着色してお使いください。

木目の表情が引き立つクリア塗装仕上げ。(撮影:Yusuke Uchida)

ナチュラルな木目を楽しむならクリア塗装で。細かい木目の色ムラが引き立ち、民芸品の織物ののようにずっと眺めていたくなるような魅力を放ちます。躯体を真白く塗っただけのシンプルな空間にこの床を敷くだけで、ストーリーが生まれそうです。

無機質な土間空間の一角、小上がりなど、この柄そのものがアクセントになるような場所に使うのも似合いそう。

ダークな塗料で仕上げれば、木の優しい表情はそのまま、きりっとした雰囲気に。(ルビオモノコート チャコール)

濃いめの色で着色すればグリッドのラインが際立って、木の優しい表情はそのまま、きりっとした雰囲気に。

長尺なフローリングは広い空間に向いていますが、縦横に木目方向が向いた小ぶりなチェッカーパーケットは、寝室などのあまり広くない空間に納まりがいいと思います。

コンクリートや金属素材などクールな質感のものと組み合わせても、懐かしくも新しい雰囲気をつくり出せるのではないでしょうか。

思い出の床を引き継ぐ

時間の積み重ねを感じさせる空間に。

祖母の家をリノベーションをするけれど、愛着があった既存の床のイメージを継承したいと、この床材を採用してくださったお客様がいました。

全く同じものではないけれど、おばあちゃんの家の思い出をこの床で引き継ぐ。そんな、新しい空間でも慣れ親しんだ安心感を得られるような魅力があるのかもしれません。

レトロな空間にはすっと馴染み、新旧リミックスなテイストにも応える懐の深さ。時代を超えて親しむことができる。そんな床材です。

(担当:ヒトスギ・山本 / テキスト:来生)