撮影:中村晃

今回ご紹介するのは「床の違いを楽しむオフィス」でも紹介した、東京・虎ノ門エリアにたたずむ細長い茶色の築古ビル。

ワンフロアずつ床の仕上げを変えた、こだわりたっぷりのオフィスビルです。

このたび最上階の居住スペースが完成したので、ご紹介したいと思います。

撮影:中村晃

階段で最上階の5階までのぼりますよ。

撮影:中村晃

玄関から中に入ると、手前に居室がひとつ、奥になにやら面白そうな空間が広がっております。

奥へ進んでみましょう。

床から天井まで一面ライトグレーに仕上げられています。凹凸がなくニュートラルな空間。(撮影:中村晃)

アーチ型のミラーがスタイリッシュな部屋のワンポイントに。(撮影:中村晃)

まず目に飛び込んでくるのは、洗面台とキッチンがぐるりと繋がった軽やかなタイルカウンター。一見すると細身のスチール脚一本で浮かんでいるかのようです。

フォグタイル ダークグリーン』を使っていただきました。

撮影:中村晃

ちょっと見ていただきたいのが、このカウンターの小口部分。

ここもタイルで仕上げられており、なんだかタイルでできた箱のようでキュンとしてしまいます。

撮影:中村晃

縦横ビシッと揃った均整な白目地のラインが空間に奥行きを与えています。

「フォグタイル」は表面がフラットなので、天板に用いることもできます。

撮影:中村晃

キッチンには『フラットレンジフード』を使っていただきました。

排気ダクトの取付可能位置が複数あるため、ダクトの折り曲げを最小限にしてお好みの位置に取付できます。

空間に浮いているかのようなレンジフードの存在感と、細身のスチール脚との軽やかなバランスもいいですね。

お互い主張しすぎないのでカウンターの存在が際立ちます。

撮影:中村晃

こちらの部屋は、既存のガラス戸や型板ガラスの室内窓を残し、古さを慈しむようなシンプルなしつらえです。

撮影:中村晃

壁面は左官で仕上げています。

スポットライトで照らすことで、壁のざらりとした陰影が浮かび上がり引き締まった空間になっています。

あかりの色によって、空間の印象もずいぶんと変わりますね。(撮影:中村晃)

懐かしい型板ガラスのサッシを開けると、モダンな洗面スペースがお目見え。奥の部屋と手前の部屋と、それぞれ別の時間が流れているような不思議な感覚になります。

もしこのお部屋で生活するとしたら、どうでしょう……。

朝起きて顔を洗って、キッチン側でコーヒーを入れて、窓側のカウンターでコーヒーを飲む。タイルカウンターを中心に、生活が流れていくのが想像できます。

新しさと古さを懐かしむ。

物事がすごい速さで移り変わる都会のビルの最上階で、そういう暮らしを送るのもいいかもしれません。

(徳山)

ルーヴィス

ルーヴィス

古い建物を活用し、既存のいい部分は活かしながら「懐かしい新しさ」に変化させるリノベーションを行っています。
toolboxでも初期からお世話になっている施工パートナーです。

※お住まいになりながらの改修工事はお受けできません。

  • 「フォグタイル ダークグリーン(シート)」は販売を終了しました。

関連する事例記事

118㎡に、旅の記憶と愛着を詰め込んで。宝箱のような海辺のヴィンテージマンション
118㎡に、旅の記憶と愛着を詰め込んで。宝箱のような海辺のヴィンテージマンション
L型バルコニーから海辺の街を見渡す、広さ118㎡の角部屋。世界各地から持ち帰った思い出の品々を、自分好みの色や柄で彩った“箱”に詰め込んでつくった、とことん私的なリノベーション空間をご紹介します。
ホテルライクに暮らす。モノトーンに木の彩りを添えた、素材のコントラストが映える住まい
ホテルライクに暮らす。モノトーンに木の彩りを添えた、素材のコントラストが映える住まい
「ホテルライク」と「家事ラク」は両立できる? 街中にある61㎡のコンパクトマンションを、ホワイト×グレー×ブラックを基調にリノベーション。回遊性のある家事動線で、ホテルのような居心地を無理なく保てる住まいを実現した事例です。
光を誘い、奥へと導く「タイルの曲がり壁」。移ろう光を愛でる住まい
光を誘い、奥へと導く「タイルの曲がり壁」。移ろう光を愛でる住まい
64㎡の縦長マンション住戸を貫くのは、約10mのタイル壁。ゆるやかに弧を描くタイルの壁が、時間や天気によって表情を変えながら空間を彩る、マンションリノベーション事例をご紹介します。
ベッドルームが“もうひとつのリビング”に?「広さ」ではなく「居場所」がある間取り
ベッドルームが“もうひとつのリビング”に?「広さ」ではなく「居場所」がある間取り
みんながスマホやタブレットを持つ今、「家族でTV鑑賞」というシーンは、少なくなってきているかもしれません。それぞれが別のことをしながらも、互いの気配を感じられる。そんな距離感で過ごす暮らしを考えた、リノベーション事例を紹介します。