シンク下にはゴミ箱を収納。シンプルな造作にケースやキャビネットもすっきり収まっています。

大阪・南田辺駅。古ビルや住宅が入り混じる、どこか懐かしさを感じられるエリアです。そんな南田辺駅からトコトコ、歩いて約5分ほど。こちらにある”cotocoto kitchen”さんで採用いただいた事例をご紹介します。

歴史を感じさせる長屋が立ち並んでいる中にある「cotocoto kitchen」さん。「なんかいい出会いがありそう!」と思わずときめいてしまいます。今回はお休みの日にお邪魔いたしました。

今回はクッキングクラスを始めるため、2階をリフォームされたオーナーさん。「ステンレスのシンプルで使い勝手のよいキッチンを求めてあちこち探し、toolboxに辿り着いた」とのこと。toolboxのキッチンラインナップのうちステンレス天板のキッチンはいくつかありますが、今回は「オーダーキッチン天板 コンロ&角丸750シンク」をセレクト。

 

オーナーさんはプランニング中、何度か大阪ショールームへ足を運んでくださったのですが、「こんなキッチンがいい!」というビジョンがとっても明確でした。例えば、お料理教室で使うキッチンのため、容量大きめなビルトインオーブンの設置が必須だったり、生徒さんが2人並んでお皿を洗う使い方を想定し、シンクサイズは大きめがよかったり。また、シンク左側には水切りカゴ代わりのタオルを置きたい!と、壁からシンクまではW300のスペースを確保したり。壁間のスペースにぴったり収まるようW2610にしたい…など、多様なこだわりを叶えるキッチンパーツとして「オーダーキッチン天板」はとっても使い勝手が良い。とにかく懐が広いのです。

 

こだわりをつめたキッチン。ここに立ってお料理する生徒さんの姿を思い浮かべながらプランニング。

ご要望も叶えられる理想のキッチンが実現できそう!となり、電卓を叩きながらオーナーさんとキッチンの詳細をつめました。コンロトップを確認しながら、天板端の寸法をチェック。シンクとコンロを中央に寄せると、どうしても作業スペースが狭くなってしまうけれど、622mmなら取れますね。622mmはこれくらい、と実際に測りながら確認。うん、これなら大丈夫そう…とショールームの展示品と照らし合わせながら、より具体化していきました。

ショールームでオーナーさんとお話ししながら記入した「オーダーキッチン天板」天板製作図。計算しながらミリ単位でこだわりました。

キッチン壁面は、オーナーさんがショールームで見て気に入ってくださった「塗装のキッチンパネル チタンシルバー」。私も、実際に現場を見て「チタンシルバー」の良さを実感しました。本当に絶妙なカラーで、既存の建具たちとも相性が良く馴染み、いい意味で明るすぎない。居心地の良い落ち着いたキッチンに仕上がっています。

 

また手前にあるテーブルは「アイアントラス脚」を取り付けたもの。作業台として使われているのですが、オーナーさん曰く「このテーブル天板、実は仮で付けちゃったものなんですよ」とのこと。不思議に思っていると…

天板に秘密あり!どこでしょう? ヒントは、側面に注目…

よく見ると…天板の側面には、戸車が。こちらは既存の引き戸を再利用し、天板として活用するアイデア!取り外したあと、何かに使えないかな?と思って保管されていたそうです。正直、教えていただくまで気づかないほどによくマッチしていました。「本当はリノリウムの天板を注文してて、納品までの仮天板として付けたんですけど。意外にこのままでもいいかも?なんて思っています。」

天板の側面にチラッ、戸車が。なんだかワンポイントのようで愛らしいです。

「アイアントラス脚」はそれぞれバラの脚なので、天板サイズが変わっても付け替えることが可能。リノリウムの天板がきたら変えてもいいし、変えなくてもいい。そんなおおらかな感じがいいんです。

 

「cotocoto kitchen」さんは、普段1階はカフェとして営業。今回はカフェがお休みの日にお邪魔したので照明がついていませんが、静けさのある長屋の空間がとても素敵でした。カフェでは、季節を感じられるランチやスイーツがいただけるそうです。営業日は不定期とのこと。行かれる際はSNSなどで営業日をチェックしてからおたずねくださいね!私も、自分へのご褒美として、ぜひまた伺いたいと思います。

長屋らしく、スッと通り抜ける風が気持ちいい。営業時はここでゆったりとしたランチがいただけそうです。

料理は得意ではないけど、クッキングクラスにも参加してみたいな…!

cotocoto kitchen

新鮮な野菜や果物を、ハーブ・スパイス、発酵食品を使い、からだが喜ぶ美味しいランチを楽しめます。不定期でクッキングクラスも開催。

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担当:ナイトウ

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