美容室に行くとしてくれるシャンプー、あれがすごく気持ち良くて好きなんですが、シャンプーされている間は無防備な状態にならざるを得ないので、まわりが気になってリラックスしきれない時があるんですよね。

石川県加賀市にあるこちらの美容室は、1on1スタイルの美容室にも関わらず、シャンプースペースがしっかり分けられていて、さらにそのブースの雰囲気が、まるでバーのよう!

濃いブラウンで塗装された空間を、ほんのりと照らすペンダントライトの灯り。

ほの暗さの中でキラリと光るのは、『木製ミニマルキッチン ラワン W1200×D500』のステンレス天板と、『ニッケルサテン水栓 キッチン用ベントネック混合栓』。

棚に並べられたシャンプーやトリートメント、カラー剤もお酒のボトルに見えてきました……。
こんな空間でシャンプーされたら、リラックスしすぎて寝てしまうこと必至です。

カットスペースとはアーチ型の開口でつながっています。
シャンプースペースとは打って変わって、カットスペースは明るいベージュとオフホワイトでまとめられた空間。

泡のような形に壁がくりぬかれたミラーがアーティスティック。
直線的なデザインの中にところどころ取り入れられた曲線が、空間にやわらかな雰囲気をプラスしています。

ミニマルキッチン』『ホワイトミニマルキッチン』『木製ミニマルキッチン』の3種を展開しているミニマルキッチンシリーズ。
これまで賃貸住宅やオフィスのキッチンとしてご採用頂いた事例はありましたが、美容室のシャンプーブースは、初!!

ミニマルキッチンシリーズは、コンロなしやシンクなしのカスタマイズもできるので、キッチンに限らず、「水ものも扱うカウンター」としてお使いいただくこともできます。
特に『木製ミニマルキッチン』は木の面材ということで、より造作家具のように扱っていただけると思います。

『木製ミニマルキッチン』の幅広い可能性に気づかせてくれる事例でした。

お店の名前もサインもステキ。

髪といろいろ『東町デパートメント』(石川県加賀市)
https://www.facebook.com/higashimachi.dept/
https://www.instagram.com/higashimachi.dept/

photograph_イマデラガク(ハプト)

(サトウ)

株式会社 SWAY DESIGN / スウェイデザイン

リノベーション、建築設計・監理、インテリアデザイン、不動産企画を行う一級建築士事務所。
SWAYの名前の由来は「SUSTAINABLE WAY」。建物そのものはもちろん、不動産の所有の仕組みや住まい方、働き方も含めて、未来に持続可能な方法をデザインすることを活動指針にしている。

物件の法的制約を調査する『カフカリサーチ』の建築調査担当や、建物の活用or解体を検討する『賛否解体』、空き家活用サービス『カリアゲ金沢』も運営。

関連する事例記事

「ナチュラルワイン」とノンアルの「クラフトビール」を堪能できる、まちと繋がるお店
「ナチュラルワイン」とノンアルの「クラフトビール」を堪能できる、まちと繋がるお店
台東区、上野桜木町の住宅街の中に佇む、車庫を店舗に改修した「inclus wine & brewing」。ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)ショップとノンアル専門クラフトビールブルワリーの事例をいただきました。
戦前の長屋をリノベーション。小商いもできる賃貸住宅に
戦前の長屋をリノベーション。小商いもできる賃貸住宅に
京都・東山の観光地に建つ戦前の長屋。オーナーの代替わりを機に、「住む」だけでなく、「店舗」や「アトリエ」としても活用できる場へと生まれ変わりました。
オーナーが願う「こんな風に暮らしてほしい」
オーナーが願う「こんな風に暮らしてほしい」
オーナーが自らも住まう団地の空き部屋を再販売用に購入、新しい試みを始めました。こんな住人に住んでほしい、と思いを巡らし参考にしたのは、オーナーが学生時代から何度も現地を訪れた国、スウェーデン。手持ちの北欧家具と一緒に住んでほしい、と願い選定してくれたtoolbox商品を紹介します。この団地物件は販売もされているので、最後に物件情報を掲載します。
沖縄の素材で蘇った、築年不詳の古民家宿
沖縄の素材で蘇った、築年不詳の古民家宿
沖縄県名護市にある、古民家宿「TaaCH」。築年不詳のこの古民家は、長らく放置され、廃墟のような状態でしたが、リノベーションによって新たな息吹が吹き込まれました。