足元の杉の無垢床と、小さな窓から差し込む自然光。奥まった配置でありながらも、居心地の良いこもり感のあるキッチンです。
この温かな佇まいをつくっているのが、天板まで無垢材で仕上げたキッチン。「フリーカット無垢材」のブラックチェリーをL型に繋いで使っていただきました。
ステンレスや人工大理石といった素材とはまた違う、置き家具のキャビネットのように、暮らしに自然と溶け込む一角になっています。
「無垢材をキッチン天板に」と聞くと、その風合いに惹かれる一方で、メンテナンスや実用面で心配に思う部分も多いもの。今回ご紹介しているお宅でも、長く付き合うことを前提に、適切なオプション加工で対策をしていただいています。
ワークトップのサイズは、奥行き650mm、幅は約2mと1mの材をL型にジョイントしたゆとりある広さ。これほど大きな面積で無垢材を使用する場合、気温や湿度の変化による木材の伸縮が課題となりますが、裏面にはしっかりと「反り止め加工」を施して対策しています。
さらに、日々の水濡れや油汚れを楽に拭き取れるよう、表面の仕上げには「セラウッド塗装」を選択しています。
表面を塗装で保護しつつ、無垢材本来の自然な艶や木肌の表情を味わえます。
内側から滲み出るシルクのような滑らかな光沢は、ブラックチェリーならでは。置かれた器の質感を引き出し、何気ない調理中のワンシーンも、静かに引き立つような背景です。
シンクは『クォーツシンク』のサンド、水栓は『ベントネックホース水栓』のクロームを組み合わせています。白いタイルの壁面は目地をベージュ色に。柔らかなトーンで構成された、まとまりある空間に仕上がっています。
こちらはキッチンから繋がるリビング空間。ブラックチェリーの木天板によく似合う、赤褐色の家具たちが並んでいました。
設置した「今」と同じくらい、使い込んだ先が楽しみになるキッチン。この先暮らしと共に、どのような味わい深い姿へ育っていくのか、行く末が楽しみな事例です。
株式会社J-BUILD
岡山県真庭市を中心に、県内外で建築からリフォーム、インフラ設備まで幅広く対応する地域密着の工務店。小さな修理から大規模なリノベーションまでカバーし、現地調査から木工事、断熱、インテリアまで一貫して細部までチェックを行う体制を徹底。要望に合わせたオーダーメイドの住まいづくりが魅力です。
紹介している商品
関連する事例記事