After:リビングから望むキッチン兼カウンタースペース。すっきりとしたデザインで家具のような設え。

Before:居室側から見た暗いキッチンと玄関。引き違い建具と手前の収納は撤去しました。

空室となった賃貸ワンルームのご相談。

間取りは、玄関・キッチン、引き違い扉の向こう側に居室というよくあるパターンでした。そして半地下のためすこし薄暗く、一般的な住まいとしてはちょっとネガティブな印象を受けるこの物件。それをどこまで爽やかで心地の良い空間に変えられるのか、挑戦してみました。

住まいだけでなくオフィスのような使い方もできるように、要素はできるだけミニマルに仕上げました

床には『スティックフローリング』。細長い間取りに併せて華奢なフローリングを採用、品のある雰囲気出しに一躍買っています。
掃き出し窓には『アイアンハンガーパイプ』で使い勝手も良く。

メインは家具のようなキッチン。

生活感を最小限に抑えるよう、コンロは設置せずポータブルIHで対応。換気扇もサイズの小さいものを選び、カウンタースペースとして活用する際の見栄えの良さと使い勝手に配慮しています。天板には『オーダーキッチン天板』を採用しました。

手元灯として設置した『モデストレセップ』と『アメリカンスイッチ』。シンプルながらもキッチンのアクセントに。

オフィスとして使う時は、テーブルとしても利用可能な設えとしました。

棚板と壁に合わせて金物は白いものをチョイス。

キッチンカウンタースペースの背面には色味を揃えた棚板を設置。オフィス使いするときは書類や本を置く場所としての活用もできます。

収納は玄関側にしっかりと。居室との間の建具は、『木製パインドア』のガラス扉にすることで光と視線の抜けを確保しました。

可動棚の木部やキッチンの面材、『木製パインドアにはうっすらとグレーを入れた塗装を。部屋全体の色味は抑えめとし、品のある雰囲気を目指しました。

半地下という立地を活かした静かな生活、あるいはおこもり感のあるオフィス使いが出来る部屋に仕上がりました。現場からは以上です。

TBK
オーダーメイドリフォーム
自分好みの空間を、専属スタッフと一緒に実現するフルオーダーリフォーム
対応地域
東京23区および近郊

ツールボックス工事班|TBK

toolboxの設計施工チーム。

住宅のリフォーム・リノベーションを専門に、オフィスや賃貸案件も手がけています。
ご予算や目的に応じ、既存や素材をうまく活かしたご提案が特徴です。

 

オーダーメイドリフォームのご相談はこちら→TBKに相談する
リフォーム相談会定期的に開催中 詳細はこちら→コラムを読む

※毎週水曜日の13時から15時まで、東京・目白ショールームに施工チームがいます。工事に関するご相談も承っておりますので、この時間もご活用ください。

※ 「モデストレセップ Mサイズ E26 グレー」は販売を終了しました。

担当:矢板 / テキスト:匂坂

関連する事例記事

諏訪の魅力を楽しみつくすためのマイクロホテル完成!オーナー自らDIY、空間づくりに携わって得たものとは?
諏訪の魅力を楽しみつくすためのマイクロホテル完成!オーナー自らDIY、空間づくりに携わって得たものとは?
ReBuilding Center JAPAN(リビセン)はじめ、魅力的な小商いのお店が点在する長野県の諏訪エリアに、まち歩きの拠点となって欲しいとの思いを込めた素泊まりの小さな宿「mitaya micro hotel」が完成しました。
叔母と姪、二人暮らしの為の心地よい居場所づくり
叔母と姪、二人暮らしの為の心地よい居場所づくり
ツールボックス工事班|TBKが設計・施工を担当した、叔母と姪の二人が暮らす住まいのLDKリフォーム事例です。
「ナチュラルワイン」とノンアルの「クラフトビール」を堪能できる、まちと繋がるお店
「ナチュラルワイン」とノンアルの「クラフトビール」を堪能できる、まちと繋がるお店
台東区、上野桜木町の住宅街の中に佇む、車庫を店舗に改修した「inclus wine & brewing」。ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)ショップとノンアル専門クラフトビールブルワリーの事例をいただきました。
アアルトの自邸、ポルトガルの色彩、イギリスでの暮らし。旅先で見つけた“私に心地よい”部屋
アアルトの自邸、ポルトガルの色彩、イギリスでの暮らし。旅先で見つけた“私に心地よい”部屋
ご紹介するのは、44㎡の中古マンションを自宅兼オフィスにリノベーションした単身女性の住まい。家づくりのきっかけは、社会人留学中にヨーロッパの住まいへの価値観に触れたこと。「自分好みの心地よさ」を探求した空間づくりをご紹介します。