こんにちは、PRチームの三上です。今までDIYで実家をアップデートさせてきましたが、今回は賃貸の新居からお届けする番外編です。
実家でも賃貸でもどんな家に住んでも真似できる気軽なDIY。作成するにあたって考えた事や施工のポイントなど、もりもり記載していきます。ぜひお付き合いください!
私が過去にやってきたDIYは、「こちらから」ご覧いただけます。
困った。収納が足りないぞ
これまでのDIY記事を読んでくださっている方は「あれ?」と思ったかもしれませんが、実は少し前に実家を出て、今は賃貸物件に住んでいます。
その際に直面した問題が、収納が足りないことでした。
実家は造り付けの壁面収納や押入れなどが、むしろ何もない壁が欲しいと思うほど沢山あり、収納できなくて困ることがあまりありませんでした。(実家の様子をまとめた記事はこちら)
そんな環境で育ってきたため、私の荷物は沢山。それゆえに引っ越してきたら収まりきらない荷物があり、頭を抱えていました。
本は本棚を購入したり作ったりでなんとかなりましたが、収納に困ったのは帽子やアクセサリー類。どれもお気に入りのものたちなので見える場所に置いてさっと使いたいものですが現状はそうもいかず……。
というわけで、タイルラックの後ろの空いたスペースに、壁に穴を開けずともできる「立てかけ収納」を作っていこうと思います!
妄想を現実に
立てかけ収納の妄想イメージはこんな感じ。
大きな板にフックをつけたり棚をつけて収納できる壁面をつくるというイメージです。
この立てかけ収納に収めたいのは、帽子とアクセサリー、エコバックなど日常的に使うもので目に見えている方が使いやすいもの。
また、飾るのが好きな私なので、ちょっとした棚もあるとワクワクしていいなと思います。
そんな妄想をスケッチに落として。
帽子を引っ掛けるためのバーは『ステンレス丸座バー』。 名前の通り、座の部分が丸いのが特徴。今回は合板に柔らかなカラーで塗装するので、丸みのあるバーを選択することにしました。
そして、アクセサリーを引っ掛けるのは『T番把手』のプレートつまみとリングつまみ。本来収納などの扉のつまみとして活用するものではあるのですが、ショールームの展示を見ていつも収納フックにも使えそうだなと思っていたので、今回はフック的な役割として使ってみます。
さらに、せっかく何かを家に足すなら華やかさをプラスしたいので、合板をカラー塗装をして仕上げたいと思います。
カラーを決める際に参考にしたのが、このお気に入りの時計。
この時計に使われている色の中で、部屋の広い面にきても重たくならなそうなブルーを選択。部屋全体のバランスを保ちつつ、華やかさを足していきたいと思います。
3.塗装で印象をチェンジ!
必要なものを諸々購入して作業当日。
立てかける板は、ラワンのランバーコア合板。18mmを購入しました。塗装をする場合は色が綺麗に染み込みやすいシナ合板の方が最適なのですが、今回は気軽にやってみたいと価格面を考慮してラワンを選択しました。
ホームセンターで購入したので、カットサービスで希望のサイズにカットしてもらっています。自宅で作業する場合はカットサービスがとってもありがたい。
サブロク(910mm × 1820mm)を購入したので、希望サイズからの他に余りがでます。
その余りを使ってミニマム棚と、玄関に置く立てかけ収納も作成してみようと思ったので3つの板を並べています。玄関に置く立てかけ収納については最後の章で紹介します。
パーツの取り付けの前に塗装。まずは、塗装の乗りや仕上がりがよくなるよう、やすりがけをしていきます。
使うのは、基本の道具工具の『サンディングペーパーホルダー』。
ホルダーに紙ヤスリを取り付けて使用するので、ヤスリを直接手に持つことなく、安全に、かつ面を均一に削ることができる道具です。
使い勝手が良いので個人的にもお気に入りで、塗装の時にはこの子が欠かせません。
木目の向きに沿ってヤスリがけすることがポイントです!
カットしてもらった断面がギザっとしていたので、そこも滑らかに整えます。
ヤスリが完了したらウエスで板を拭いて木屑をぬぐい、塗装に移ります。
木屑が塗料と一緒に合板についてしまうのを防ぐために、このタイミングで事前に引いていたマスカーをチェンジします。
今回使用する塗料は、ホームセンターで購入した「ミルクペイント」。名前はピスタチオグリーンですが、私がイメージしたブルーに近かったのでこちらを選択しました。
ピスタチオグリーン。いいカラーです!
私はヤスリがけの後にすぐカラー塗料を塗り始めてしまったのですが、ラワンは油が多いため、本来はアク止めシーラーを塗ってからカラー塗装をする方が良いです。後日アクが出てくるリスクを軽減できます。
今回はわりと広めの面を塗るのでローラーで塗装します。
ローラー全面に塗料をつけたら、しごき板でころころして塗料がどろっとつきすぎないように落とします。
そしたらころころと、塗り進めていきます。
この際も木目の向きに合わせて。方向を揃えると仕上がりが綺麗になります。
完成!広い面に塗っても存在感が強すぎない良いカラーですね。
2度塗りをするのでこのまま1時間ほど乾かします。
こだわりポイントは、断面は塗らないようにしたこと。
今回のカラーはかなり柔らかなカラーなので、全面同じ色で塗ってしまうとほっこりしすぎてしまうかなと。少しラフな印象も残しておきたかったので、断面は木のままになるようにしました。
板に取り付けるミニ棚は、板と一体に見えるようにしたかったので、全面を塗装しました。
ハケの方がいいと思いますが、断面もころころでなんとかいけました。
そして1時間ほど乾かして2度塗り。1度塗りでもムラがなくいい感じだったのですが、2度塗りした方がさらに仕上がりがよくなることを今までのDIYで体感してきたので、塗りました!
結果、完成度が増した気がしています。
パーツと棚板を取り付ける
天気がよくカラッとしていたので、1-2時間ほど乾燥させたら、パーツの取り付け。
事前に位置の計画はしていたものの、リアルで飾るものと合わせて当ててみて、設置位置を確定させます。
感覚派で優柔不断な私は事前に図面上で位置を細かく決定するのは悩み過ぎて時間がかかりすぎるので、実際に当ててみながら、ここが良さそう!で決めていく方がやりやすかったです。
つまみの位置が決まったら、つまみを入れ込む穴を開けるための印をつける。
床と板の間に端材を置いて床に影響がないように整えてから、「インパクトドライバー」の先端にドリルビットを取り付けて穴をあけます。
ちなみに手回しのハンドドリルというものがあるので、インパクトドライバーがない方はそちらを活用するという方法もあります。しかし、今回使用した板は厚めで、つまみをつけるためには小さな穴というよりは大きめな穴を開けるので、作業としては少し大変かもしれないです。
穴が曲がらないよう、インパクトドライバーを板に対して垂直にすることがポイントです。
この穴を開ける時の穴あけ用ビットは様々な種類があるので、つまみ側の径を確認してそれより少し大きめになりそうなもので穴あけをしました。
穴が空いたのでつまみを入れてみると……。
すっぽり!想像通りに収まりました。ブルーとの相性もバッチリです。
続いて裏面へ。
付属の六角ナットをくるくるくると回して固定します。
この出っ張りが気になる方は、ナットから1~2mm残してボルトクリッパーやプライヤーなどで切断します。そうすると付属の樹脂キャップをつけることができるので綺麗に収まります。
取り付けに苦戦したのは、見た目に惚れてずっと使いたいと思っていた『T番把手 リングつまみ W30』。
2箇所の穴に対してビスで固定するため、先ほど開けた穴がこのつまみの穴とぴったり合わないと付けられないのです。
若干ずれていたので、少し拡張する形で穴を開け直します。
撮影にきてくれたスタッフに抑えてもらいながら、2つのビスを少しずつ回したらなんとか設置ができました!
実際にネックレスを下げてみて、次に取り付ける棚の位置を確認。
棚には文庫本やポストカード、あとはリングなどを置きたいのでバランスをみながら位置を最終決定しました。
『水平器』を置いて水平になっているかどうか確認します。
位置が決まったら、棚板の周辺をマスキングテープで囲むように印付け。
個人的には初めてやった手法ですが、表面に印をつけても、テープをとったら跡が残ることがないのでよいなと思いました。
この棚は棚受けは使用せず、裏側から長いビスで棚板自体を打って固定します。
裏側からだと棚板の位置が見えないので、まずは表側から棚を取り付けたい位置に下穴を貫通させておきます。この穴を目印にして、裏側からビスを打っていく作戦です。
ビスは5つ打って固定。棚をつける位置の中心に下穴をまっすぐあけていきます。
棚板をマスキングテープで取り付け予定の位置に合わせて裏面の下穴を参考にビスを打つ。
今回は失敗することなく、いい感じにできあがりました。
続いては「ステンレス丸座バー」の設置位置を決めていきます。
水平器で傾いていないかも確認して、位置が確定したらビス穴に印を付けます。
位置を合わせて下穴を開けたら、ビスを打って固定します。
付属されていたビスは立てかけている合板から飛び出るくらい長かったのですが、本来の機能を保つためにはその長さのビスで固定すべきということ。
少し飛び出る分強度は弱まってしまいますが、今回は裏面に飛び出たことで怪我をする恐れもなかったため、そのままそのビスを使用してなるべくしっかり固定できるようにしました。裏面が気になる方は当て木をしてあげると良いです。
完成!
出来上がったので、飾りつけをします。
「T番把手」にはビーズのネックレスを置いて棚にはお気に入りの雑貨たちを。
なんせ細かなものが多い我が家なのでここに何を置こうか悩みますが、そんな時間も楽しい……!
帽子はS字フックを活用して引っ掛けるスタイル。バーのある範囲は自由に増やしていけるのでこの収納方法を選んでよかったなと思いました。
帽子をバッと取るとS字フックが帽子と一緒についてくるので、大雑把な私には取り外しがスムーズにいかないところもありますが……これから慣れていきたいと思います!
ミニマムな棚の奥行きは70mm。横幅は「ステンレス丸座バー」に合わせています。小さな棚なのですが、予想よりもものを置くことができたので、飾るのを楽しむのにも重要な役割でした。
行き場を失っていたリングたちやお気に入りの本、オブジェなどをたっぷり飾ってみました。ブルー系の壁って案外映えるものが多いなというのも今回の発見でした。
また時間が経ったら変わると思いますが、一旦はこんな感じに落ち着きました。
手前に重量のあるタイルラックを支えに壁に立てかけているので倒れる心配もなさそう。こんな感じで立てかけの支えになるものがあると安心です。
白壁ベースだった空間にカラーがプラスされて華やかに。飾れるスペースが新たにできたことで、お気に入りのものが日々目に入ってきつつ、使い勝手もよくなったので大満足の出来です!
既存の壁に手を加えることなく立てかけるだけなので、賃貸でも持ち家でも出来ますし、移動もスムーズ。収納や飾りスペースのなさに困っているみなさまにぜひ試してほしいです!
最後に注意点をひとつ。今回のように一枚の板を立てかけて使う場合、設置環境や掛けるものの重さによっては、今後たわみや反りが出てくる可能性があります。重いものをたくさん掛けるのは避け、使いながら様子を見ていただくのがおすすめです。
おまけ。余りの板で玄関収納も作る
木材の余りを活用して、玄関収納も作ってみました!
BEFOREはこちら。
右側は有孔ボードに「フック」をつけて鍵をひっかけていました。
イヤホンや自宅の鍵などまだまだ引っ掛ける場所が欲しいと思っていたのです。
こちらで使うのは『オヨンミンつまみ』。この白いぽってり感がブルーの色味と似合うのではないかと思ったのです。
こちらでも実際に取り付けるものを置きつつ、位置決め。
ドリルビットを活用して、ビスが通るよう穴を開けます。
そしたらビスを抑えながらつまみをくるくると回します。
できた!
余白が少し多くてちょっぴり寂しいので、ステッカーなどを貼って、これからもう少しアップデートさせようと思います。
「オヨンミンつまみ ゴブレット」は凹みにいい感じに収まります。
「オヨンミンつまみ タンブラー」はフラットな筒のようですが付け根の部分に向けてカーブがあるので、そこにいい感じにフィットしてくれます。
どちらもフックとして使うものではないものの、鍵やイヤホンなどの小物を引っ掛けるパーツとしても十分活躍してくれました。
「オヨンミンつまみ」は板の厚みに対して、ビスの長さを選択できるので、裏面が飛び出ることなくフラットに収まるので、綺麗に仕上げたい方におすすめです。
以上、特別編のお届けでした。過去の実家DIYもぜひご覧下さい。次回もお楽しみに!