日の光を遮ったり、窓周りの雰囲気を変えるのにはぴったりのブラインド。
すっきりとした印象で、事務所や自宅で取り入れたいという方多いと思います。
でも、既存のレールに吊るすだけのカーテンと比べると、
取り付けが難しそうなイメージありませんか?
実際はインパクトドライバーがあれば1時間ほどで取り付けができてしまうようなもの。
空間に与えるイメージの変化の大きさで考えれば、意外と簡単かも!
窓枠内に取り付けるのか、窓枠外に取り付けるかで印象は大きく変わります。
窓枠内に取り付けると、お部屋がすっきりした印象にまとまります。
(バランスなしで奥行き70mm、バランス有りで奥行き93mm以上が必要です。)
窓枠外に取り付ける場合はブラインドが前面に飛び出るのでブラインドの存在感は増しますが、
窓を覆うので光の漏れが少ない利点があります。
今回はカーテンボックスに取り付けます。
上の写真は元々ついていたカーテンレールをとりはずした状態です。
カーテンボックスの場合は内側の奥行きが125mm以上必要なのでご注意ください!
ウッドブラインドは、窓枠もしくは窓枠上の下地に対して取り付けを行うことを想定しているため、アルミサッシには取り付けられません。
取り付け場所の状態と、設置後の理想の姿を想定してオーダーしましょう。
今回取付ける窓は二重サッシになっていて、
外側は3枚引き、内側は4枚引きとサッシがズレています。
ごちゃごちゃした見た目を隠しつつ採光をとりたくてブラインドに決めました。
また、外の景色や向いの家からの目線を遮りながら光を入れられるのがブラインドの利点です。
カーテンボックス内を測ると幅2380mmでした。
この長さを1台のブラインドで覆うとなると、かなりの重さになることと、
ベランダに出るときに片側だけ上げて出られたほうが使い勝手が良いので、
2台にわける事にしました。
真ん中でわけたいところですが、
よく見ると右の壁面に余白があり、サッシの中央から左右の長さが違います。
そこで、今回は左が1135mm、右が1225mmの左右非対称でつくることにしました。
ブラインドを2台にわける場合は、ブラインド間を10mm空けて昇降時の羽根の干渉を防ぎます。
そのとき、サッシに合わせて割った方が、ガラス面で割るより見た目が綺麗で光漏れも防げます。
※計算方法について
カーテンボックス幅2380mmから左右5mmずつ引いて、更に中間の10mm引いています。
採寸方法はこちらをご覧ください。
こちらは付属品のブラケットとビス。
ブラケットは天付け正面付け両用なので、
窓枠内・窓枠外の壁付け・カーテンボックス取り付けで違いはありません。
サイズに応じて個数が変わります。
今回は左側が2個、右側が3個入っていました。
ヘッドボックスの端から50〜80mm内側にブラケットを取付けるため、
位置を測って印を付けます。
窓から垂直になるように線を引くと取付けがラクです。
スコヤという道具を使いましたが、直角のものなら何でも構いません!
印は、間違えた時やブラインドを取り外したあとに消せるように
鉛筆かシャープペンで印を付けることをおすすめします。
垂直の線(長い線)はブラケットの中心に合わせて取付けます。
水平の線(短い線)は、鍵などサッシの一部が出っ張っている場合、干渉しないようにブラケットを壁から離して取付けるための印です。
干渉するものが無い場合は、壁にぴったり付けても構いません。
ビス穴の中心に線を合わせてネジを揉み込みます。
1つのブラケットに対してビスを2本使用します。
インパクトドライバーを使ってネジを揉み込みます。
写真は天井付けをしていますが、正面付け(窓枠外)に取り付ける場合は、壁側に向かってネジを揉み込むことになります。
インパクトドライバーがない方は普通のドライバーでも可能ですが、力が必要なので労力がかかります。特に女性が行う場合は電動工具があった方が断然楽です。
写真のようなかたちでブラケット取り付けは完了。
取り付いたブラケットに本体をはめ込みます。
ブラケット手前のフック部分に引っ掛けたら「カチッ」と音がするまで押し込みます。
フック部分に引っかかっているか見えづらいので、ちょっとコツが要りますが、
平行に、左右のブラケット両方に引っ掛けてから、一気に押し込むイメージです。
きちんとはまっていないと落下してしまうので注意してくださいね。
これでひとまず1台の取付けが完了!!
同様に右側のもう1台を取付けていきます。
右側の方が幅が広いため、こちらはブラケット3つで取付け。
最初に両サイドを付けたら、中央に3つ目を付けます。
ブラケットが4個以上の場合は、最初に両サイドを付けて、あとは均等割に取付けます。
壁付けの場合は下地が入っているか確認が必要です。下地の位置に合わせてくださいね。
ブラインドとブラインドの間を10mm空けて、
さきほどと同じように「カチッ」というまで押し込みます。
ブラケットが多い方がはめ込むのに少し手惑いますが、焦らずしっかり付けましょう。
幅が広い場合は2人でやったほうが、安全でラクです。
壁やブラインド同士が干渉しないか、降ろして確認です。
何回か昇降して、問題がないか試してみましょう。
高さ1830mmの窓で、たたみ代(たたみ上げた状態の高さ)はこの右側くらいです。
ガラス面がどのくらい隠れてしまうのか気になる方は参考にしてください。
ちなみに住人曰く、普段は羽根の角度調整のみで採光をとっているので、ベランダに出るときくらいしか上げていないそう。
バランスとはヘッドボックスの目隠し板のこと。
上の写真は「FEタイプ」のバランス用パーツです。
カーテンボックス取付けの場合は不要ですが、窓枠外に壁付けの時にはおすすめです。
手回しのドライバーで組み立てて、ヘッドボックスに引っ掛けるだけなので、取付けは簡単です。