今回ご紹介するのは、奈良県・法隆寺の駅前に新しくオープンした、ドーナツとコーヒーを提供している「papa donut」さんです。シンプルな材料でつくったもっちり食感のドーナツとドリップコーヒーが味わえるお店です。

そんな店内は、「森の中の山小屋にいるような居心地を目指しました。」という思いが伝わるように、奈良県産の杉がたっぷり使われ、木の温かみを感じる空間になっています。壁や床は、木の素朴さを感じられるように、手を加えず製材そのままのラフな表面仕上げ。天井は2200mmと低いため、会話が反響しにくいように小幅板を目透かしで張り、見た目も落ち着いた印象になるように配慮されています。

『棒棚受け』を使った飾り棚。小物を並べてインテリアに。

厨房側の壁は合板の目透かし貼りで、グレーの塗装はオーナーさん自らが塗装されたそう。アンティークチェアやテーブル、照明も、オーナーさん自ら調達されたお気に入りのものが設置されています。

『ウォールディスプレイパーツ』で作られた食器棚。不揃いな食器がかわいい。

お店の入り口のドアノブはプッシュプルタイプの『ワンタッチハンドル』。

「おはよう」「ただいま」そんな日常の会話が合う、いつも変わらずそこにある落ち着く場所。
コーヒーの香りが漂うお店で甘いドーナツをお目当てに、立ち寄ってみてはいかがですか?きっと、心地良いひとときになるはずです。

papa donut

ドーナツとコーヒーの小さなお店です。
テイクアウトもできます。
奈良県生駒郡斑鳩町興留7丁目1-12

株式会社橋本建設

設計・施工からアフターフォローまで自社完結。
つくり手でありながら一級建築士の資格を持ち、木材の手刻みを得意とする大工職人が在籍し、奈良を中心に新築やリノベーション、店舗や公共施設まで幅広い建築を取り扱っています。

テキスト:小尾

関連する事例記事

雪見窓に縄すだれ、「見え隠れ」の空間設計。約60㎡に古民家の趣を創り出したマンションリノベ。
雪見窓に縄すだれ、「見え隠れ」の空間設計。約60㎡に古民家の趣を創り出したマンションリノベ。
日本の民藝や世界の手仕事、古道具を愛するご夫婦と、2匹の愛猫が暮らす住まい。都心のマンションのワンフロアに、古民家のような静謐な世界を実現しました。本物の石を使った扉や、流木で仕立てたキャットタワーなど、趣ある素材選びと、空間を完全に閉じすぎない曖昧な繋ぎ方によって生み出された、美しい陰影で魅せるリノベーション事例です。
やりたいことを詰め込みながら、余白も残す。
不確定な未来も“変えていく楽しみ”にした、toolboxスタッフの家
やりたいことを詰め込みながら、余白も残す。
不確定な未来も“変えていく楽しみ”にした、toolboxスタッフの家
妊娠中にリノベーションを始め、完成した住まいで生まれたばかりの子どもとの生活をスタートしたスタッフ・内藤。使いたかったtoolboxアイテムをたっぷり取り入れながら、この先の暮らしを決めすぎず、変化に柔軟に寄り添ってくれる住まいをつくりました。
座る?台にする?寄りかかる?団地の外構にヒントを得た、“用途不明確”な場所が点在する建築家の自邸リノベ
座る?台にする?寄りかかる?団地の外構にヒントを得た、“用途不明確”な場所が点在する建築家の自邸リノベ
古い団地を歩くと目に留まる、何気ない段差や構造物。そこに腰掛けて井戸端会議をする人たちがいたり、登ったり、机代わりにしたりして遊ぶ子どもたちがいたり。何気ないものが、誰かの居場所になっている。そんな「団地の風景」を家の中まで引き込んだ、建築家の自邸リノベーションをご紹介します。
豪雨でも猛暑でも、住宅密集地でも諦めない!「外に開く」に挑んだ建築家の自邸
豪雨でも猛暑でも、住宅密集地でも諦めない!「外に開く」に挑んだ建築家の自邸
アウトドア好きな建築家が自邸を建てたのは、住宅密集地の路地の奥。掲げた家づくりのテーマは「外を諦めない」。周囲を家々に囲まれていても、ゲリラ豪雨や猛暑の日でも、「外」を身近に感じて暮らしたい! そんな思いから生まれた、内と外が緩やかにつながる住まいです。