大阪は堺市の鳳南町の交差点沿いにできた、開放的な全面ガラス貼りで扇状に伸びる木の梁が印象的な貸事務所ビル。
スケスケの建物の中央にあるモルタルのカウンターの後ろにご注目を。

「ミニマルシンク」と「ニッケルサテン水栓」を使っていただきました。
グレーのモルタルの床から立ちあがるカウンター裏に、オールステンレスでシンプルなシンクと、水栓がマッチしてます。

「ミニマルシンク」は、ステンレスのバイブレーション仕上げで、合わせた「ニッケルサテン水栓」もシルキーな質感と、マットなモルタルと好相性。
「素材の力強さが出ていてよかった。」と採用を決めていただきました。

昼間の様子。
かっこいいので、別のアングルも合わせてご紹介。

このシンプルな空間で象徴的な力強い梁は、赤松集成材に塗装したそう。扇状のため、梁の仕口は全て直交するところがなく、職人さんの精密な手作業で加工したのだとか。

「塗装も加工も優秀な協力業者さんに支えて頂きました。」という設計者さんの感想に、現場はこうした職人さんの技、そこに対するリスペクトで成立しているなと改めて感じられました。

交差点からみた夜景。

店舗のように人目につくオープンな場所にだしていいシンクとして選んでいただくことの多い「ミニマル洗面台」。モダンな空間の脇役として選んでいただけて嬉しいです。

現在は、介護事務所がテナントとして決まり、近隣のお年寄りの憩いの場になっているのだとか。こんな素敵な場所なら、行くのも楽しくなりそうですね。
ありがとうございました。

Photo:山内紀人

qp5 一級建築士事務所

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