スッキリとした形と素材感にこだわった洗面空間。

既存のビルトイン洗濯機が故障してしまったというお施主様。置き型の洗濯機に買い替えるにあたり、洗面脱衣室ごとリニューアルしたい!と、リフォームをご依頼くださいました。

改装前の状態。ビルトイン洗濯機一体型の洗面台でした。

こちらがbeforeの様子。大きな収納付きの鏡に、大きめの洗面台。

「機能は十分なんだけど、もう少しゆとりを感じられる空間にしたい」とのこと。

 

「あまり荷物を増やしたくないから、収納も多くは必要ない」という考えのお施主様。

空間に圧迫感を与える要素になっている収納を必要最低限にして、開放感を生み出す方向でリフォームを考えていきました。

洗面カウンターの上に壁付け水栓が浮かぶように佇み、軽やかな印象です。

洗面台には『人工大理石の洗面カウンター』と『壁付けセパレート混合水栓 』を採用しました。

人工大理石のマットな表情がやわらかな雰囲気を演出しつつ、ソリッド感が心地よい緊張感も与えてくれます。

洗面台はフロートタイプをセレクト。足元をオープンにすることで、スッキリとした印象になりました。

洗濯機置き場の上部は、洗剤やタオルの置き場として使える棚を設置。

「木は好きだけど、暖かな色味の木材はあまり好みではない」というお施主様の意向に合わせて、鏡横の棚には、タモ材を使いました。彩度が低い木材を使うことで、落ち着いた印象にしています。

棚受けには、鉄でできた『棒棚受け』を使い、空間を引き締めるアクセントにしました。

右側の棚は、白くコンパクトな棚受けをセレクトして、主張しすぎない棚にしました。

ミラーも『メタルフレームミラー 鉄』を採用して、棚受けの素材感と揃えました。照明には、ミニマルなデザインとサイズ感が魅力の『モデストレセップ』のホワイトをセレクト。

把手の金物 ステンレス』がさりげなく映えます。

ツルっとした面材が貼られていた既存の収納扉には、マットな質感の化粧シートを上から貼りました。把手も『把手の金物』のステンレスに変更して、リフォーム後の空間の雰囲気に合わせました。

 

白塗装した壁と収納扉の面材のトーンを近づけることで「収納」としての主張を抑え、壁のような印象に仕上げています。

新しく設置した収納棚はオープンなので、見せたくないものはこちらの扉付き収納にしまっています。

 

スッキリした形や素材感にこだわることで、シンプルな中にも品のある空間に仕上がりました。

忙しい日々の中でも、ゆったりとした気持ちで身支度ができる空間になったのではないでしょうか。

 

今回の工事はお施主様ご在宅で行いました。日々出来上がっていく洗面空間を見て、どんどんテンションが上がっていくお施主様を見ては、工事をする私たちの気分もアガる現場でした。

TBK
オーダーメイドリフォーム
自分好みの空間を、専属スタッフと一緒に実現するフルオーダーリフォーム
対応地域
東京23区および近郊

ツールボックス工事班|TBK

toolboxの設計施工チーム。

住宅のリフォーム・リノベーションを専門に、オフィスや賃貸案件も手がけています。
ご予算や目的に応じ、既存や素材をうまく活かしたご提案が特徴です。

 

オーダーメイドリフォームのご相談はこちら→TBKに相談する
リフォーム相談会定期的に開催中 詳細はこちら→コラムを読む

※毎週水曜日の13時から15時まで、東京・目白ショールームに施工チームがいます。工事に関するご相談も承っておりますので、この時間もご活用ください。

  • 写真の「壁付けセパレート混合水栓 洗面用 サテン L248」は仕様変更前のもので、現在販売しているものとは仕様が異なります。
担当:矢板

関連する事例記事

壁に棚あり、素材に技アリ!
壁に棚あり、素材に技アリ!
狭小古民家をゲストハウスへ再生、面白いもの楽しいものをギュッと詰め込まれた空間には、見せ場のある棚や洗面台がひと役買っていました。
既存のポテンシャルを活かして「プチリノベ」。住み始めてからも変化を続ける家づくり
既存のポテンシャルを活かして「プチリノベ」。住み始めてからも変化を続ける家づくり
「間取りや水まわりを大きく変えなくても叶えたかったことは実現できる」と、フルリノベではなく、プチリノベという選択をしたお施主様。既存の良さを積極的に活かしたからこそ生まれてきた唯一無二の魅力に溢れたお家です。
制限や既製品を味方につけてつくりあげる、肩肘張らずに整う真っ白な住まい
制限や既製品を味方につけてつくりあげる、肩肘張らずに整う真っ白な住まい
今回ご紹介するのは、変えられない間取りや既製品を活かしつつ、自分好みの空間を実現したリノベーション事例。白と木でまとめられたシンプルな空間の中には、理想の空間を作るための工夫が散りばめられていました。
シームレスな天井がいざなう、四季とひとつながりの暮らし
シームレスな天井がいざなう、四季とひとつながりの暮らし
この土地の魅力に惚れ込み、外部の自然環境を取り込んだ開放的な空間が特徴の新築戸建て。リビングから繋がるオープンなキッチン空間が、気持ちよく一体的に見えるのはなぜだろう?その設計のポイントを教えてもらいました。