白い水平線
フラットなシルエットと、継ぎ目のないボウルと天板の滑らかなつながり、そして、混じり気のないイノセンスな白。まるで、宙に描いた一本の白いラインのような、人工大理石でできた洗面カウンターです。
白は、心地よい緊張感を与えてくれる色。壁と壁のあいだにピタッと納まるその様も、気持ちを引き締めてくれます。厳選した小物だけを並べて、水滴が落ちたらサッと拭いて。無駄な隙間も余計な凸凹もない、ミニマルな佇まいの洗面カウンターは、1日を始める場所としてその美しさをキープしておきたくなります。
純度の高い白いかたまり
人工大理石とは、アクリルなどの樹脂を主成分とした人工素材のこと。その名に「人工」と付いているので、「天然石に似せたつくりもの」と思われるかもしれません。たしかに、色や柄を入れて天然の大理石に似せた人工大理石もありますが、私たちが選んだのは真っ白な人工大理石。その均質で純粋な白さに惹かれました。
また、樹脂で作られているからこその「かたまり感」も人工大理石の魅力。合板に薄いシートを貼り付けた化粧合板にはない、無垢な素材感を持っています。
実際は硬い質感ながら、やわらかな表情を持っていることも特徴。水洗金具やタイルなど、硬い質感のパーツが多くなりがちな洗面空間に、過ごす場としての心地よさを与えてくれそうです。
シームレスで滑らかな仕上がり
ボウルと天板を継ぎ目なく加工できることも、人工大理石だからこそ。ボウルと天板を接着し、削り上げて継ぎ目をなくしていきます。職人の手仕事で丁寧に仕上げられた縁は、シャープさを損なわないレベルでわずかにアールに面取りされており、思わず撫でたくなる滑らかさ。
継ぎ目がないので、ボウルと天板の境目に汚れが溜まることもありません。また、日常のお手入れは濡れた布で拭き上げればOKです。
カウンター幅もシンク位置も指定可能
天板の幅は1750mmまででサイズオーダーが可能。納めたい場所にぴったり納めることができ、洗面台と壁との間に中途半端な隙間が生まれて持て余す…… なんてことがありません。
さらにボウルの位置も指定できるのが、この洗面カウンターの強み。
ミラーとボウルのセンターを合わせることはもちろん、ロング幅の洗面カウンターをオーダーして、ボウルの横にスキンケアや洗濯の作業をするスペースを確保する、といったこともできます。
カウンターの幅を広げると、洗面空間でできることも広がるんです。
正面から見たときの「前垂れ」と呼ばれる面は、23mmと150mmの2タイプをご用意しました。23mmはシンクの底が見えるデザインで、150mmはシンクの底が隠れるデザイン。見付けを極力細くしたことも、白い人工大理石のふわりと軽やかな印象を際立たせるためにこだわったポイントです。
家具のような洗面台づくりに
23mmの方は、造作のキャビネットでオリジナルな洗面台をつくりたい場面にも活躍します。
「洗面台」という存在はどうしても「水まわり」感を強調してしまいますが、この洗面カウンターはボウルが天板一体型で主張がないので、「ドレッサーにシンクが付いている」そんな感覚の洗面台づくりもできそうです。
洗面カウンターのみでも、キャビネットを自由に造作するのでも。どちらでも空間にぴったり「ハマる」洗面台づくりを叶える。こだわりの洗面空間づくりのスタートラインとして、選んでほしいアイテムです。