近鉄奈良線・布施駅から徒歩4分。
みやこ町商店街の中にあるのが、今回ご紹介するSEKAI HOTEL Osaka Fuseです。

17の商店街組合からなるこのまちは、多彩なお店が地元の暮らしを支え、町工場が立ち並ぶ、商人と職人でにぎわう下町。まちに点在する空きテナントや古家を客室へとリノベーションし、まち全体を一つのホテルに見立てた“まちごとホテル”というユニークなスタイルが、このホテルの特徴です。

夕食は商店街の飲食店で、入浴は昔ながらの銭湯で。朝食はにぎわいのある喫茶店でいただき、まるでまちの一員になったかのように地域の日常を体感できます。

その街の空気を映すように、「泊まれる町工場」をテーマに誕生した客室は、元の町工場の無骨な雰囲気を残しつつ、くつろげる空間へと生まれ変わりました。

お部屋に入ると、まずスイッチボックスを開けてスイッチを入れるところから体験が始まります。小さな『タイニーブラケット照明』が手元を優しく照らし、温かい光で迎えてくれます。

部屋の印象を決める アースグリーン は、工場の床や作業員のユニフォームから着想を得た色。穏やかで安心感を与える心理的効果もあるそうです。白い壁とリネンを組み合わせることで、清潔感とリラックス感が生まれます。

ベッド上の天井は、自然光が差し込む工場の天窓をイメージしたポリカーボネート板の内照式天井。非日常的でありながら、やわらかい光が心地よい時間をもたらします。

ヘッドボードには、表情豊かな『古木タイル』を使用。木目や質感、色味の異なる四角いピースが並ぶことで、どこか愛らしい雰囲気に。自然素材が加わることで、より心地よく眠れそうです。

グループでの滞在も想定し、床に腰を下ろしてくつろげるスペースを確保。造作の棚は、塗装したブロック塀にモルタル天板、引き出し代わりのコンテナボックスで構成され、間仕切りにはワイヤーメッシュを採用。インダストリアルな素材やデザインは空間に溶け込み、町工場ならではの空気を感じながらくつろげます。

洗面空間は、白とグレーを基調に清潔感を保ち、丸い洗面ミラーと『ミルクガラス照明」、さらに角のないフォルムと丸い台座を持つ『壁付けセパレート混合水栓』が、やさしい雰囲気を添えています。

モルタルやワイヤーメッシュ、ポリカーボネートなどの無機質なインダストリアル素材に、古材や丸い形の柔らかい素材を組み合わせることで、居心地の良い空間が生まれました。

下町の商店街に囲まれながらも、ここだけはゆったりとくつろげる異空間。日常の中に、ひっそりと非日常を感じられる場所が広がっていました。

SEKAI HOTEL Osaka Fuse

大阪府東大阪市足代1-19-1
近鉄「布施駅」徒歩4分/大阪メトロ「小路駅」徒歩10分

KUJIRA|クジラ

KUJIRA|クジラ

【未来に繋がる「カッコいい」を創る】をミッションに、空間から生まれる感動や居心地を大事にしながらワンストップリノベーションを提案してくれるリノベーション設計施工会社。

自宅リノベから店舗・オフィス、街のデザイン・開発など幅広く大阪で活躍しています。

紹介している商品

テキスト:小尾

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