キッチン収納の棚として。

工芸品のような棚受け

棚受けは、探してみると、気に入るようなものはそんなに種類が多くない。

シンプルなものが良いけれど、少し違った物となると、本当にない。

せっかくインテリアの一部として存在するパーツだから、できればこだわりをもった棚受けがほしい。そう思って完成した棚受けです。

線材としての鉄をリング状に曲げて作られているのですが、ひとつの造形として、それだけで美しさすら感じてしまうほど、華奢で潔い形状。力を加えて曲げられた角の曲線に、鉄のしなやかさを感じさせてくれます。

シンプル過ぎる故に「支える」という本来必要な形状を裏切るようなフォルムに惹かれてしまうのです。

棚受けが主張しすぎず、シンプルなインテリアに馴染みます。(小サイズ)

棚板と一体となって完成する

棚板をいかにも支えるのではなく、そっと壁に接して、浮いているかのように見せてくれる棚受け。

支持材として単体で主張するのではなく、重いはずの棚板をさらりと載せて、板と一体となって完成された家具のように見せてくれる。

どんな板でも、鉄のリングは家具としてきちっとまとめ上げてくれ、すっと壁に取り付く。この軽快さがたまらなく良いんです。

壁にリングがそっと浮いている。(大サイズ)

こちらの棚受けは、リング状になっているため、上下に棚板を載せることを想定しています。1枚は上の辺に載せてビスで固定、もう1枚はリングの中を通し、輪の下の辺の部分に固定します。2枚の棚板がリングで結ばれることで、バラバラだったパーツが一体となって、棚全体としての完成度を高めてくれます。

もちろん、1枚の棚板だけを支えるのにお使いいただくことも可能です。

白いタイルの壁に映える鉄の素材。(雑誌サイズ小)

合わせる棚板によっては無骨な雰囲気にも。(大サイズ)

こだわりの仕上がり

この棚受けを作ってくれているのは青山幸太さん。暖かみを感じるマットな鉄の黒皮仕上げには、丁寧に仕上げる職人の手仕事がにじみ出ています。

仕上がりを塗りつぶして隠してしまうのではなく、鉄を叩いた跡が残っていたり、工程の中で行われた鉄との格闘が垣間見えつつも、けれどもきちんと仕上げられた鉄。冷たいはずの素材なのに、どこか暖かみを感じさせ、棚板を乱暴に支えるのではなく、木の柔らかさに馴染むようにそっと支えてくれます。

この質感こそ職人技。板を2つのリングで挟み込んだ例。

シンプルな形状のため、空間のなかでいくつも連続させて、長い棚板を支えてもかっこいいと思います。

リング単体の耐荷重は約20kgですが、上下に連続させて、棚板を挟み込むと強度がかなり上がります。

こちらの商品には棚板は含まれません。奥行きに合わせて作られた『角丸棚板』と一緒にお使いいただくのがおすすめ。「角丸棚板」は幅のサイズオーダーも可能なので、作りたい場所に合わせて計画してみてください。