マットな質感の建材と相性よし。

“トグルスイッチ” 新シリーズ始動

「パチッ」と響く小気味よい音とその操作感、誰かについ自慢したくなるようなインダストリアルな見た目。

元々は、ON-OFFを確実に実行するために、コックピット等で採用されてきた『トグルスイッチ』も、住宅用スイッチのスパイス的存在として、だいぶ市民権を得てきたように思います。

そんな人気のスイッチに、素材を変えた新しいシリーズが加わりました。アルミダイカスト製の “トグルスイッチ” です。

鈍く光が反射する深みのある表情。

アルミダイカストという素材の魅力

アルミダイカスト(ダイキャスト)とは、溶かしたアルミ合金を金型に圧入し、瞬時に成形した製品のこと。精度が高く大量生産向きのため、自動車の関連部品などで多く選ばれ、日本の高度経済成長を支えてきました。

大量生産と聞くと、なんとなく規格通りで均質なイメージがあるかもしれませんが、この『ダイカストトグルスイッチ』は違います。

金属なのにツルピカせず、アルミの合金が溶けて混じり固まった複雑で深みのある表情。新品なのに昔から工場の奥で眠っていたかのような、光が鈍く反射する「マットな質感」が魅力です。

いぶし銀なダイカストの質感。

いぶし銀な表情を生み出す「下町力」

「ダイカストトグルスイッチ」は、東京都葛飾区にある下町の小さな工場の技術が集結しています。

型から取り外ししやすいように角(かど)は丸い方が都合がいいのですが、インダストリアルな雰囲気をだすために、攻められるところまで攻めて角を出しました。アルミ合金を流し込んだボディの厚みは、トグルが「パチッ」と気持ちよく響くようにと、こだわりが詰まっています。

東京の下町の力を合わせて量産。

穴開け加工を施す。(コンセント2口用)

最後は手作業で磨きをかけて。この時、磨き過ぎてピカピカになりすぎないよう、ちょうどいい按配でわざと止めています。この絶妙なさじ加減により、深みのある表情を最初から持ち合わせることができるのです。

仕上げはあえて無塗装のまま。指で触れた部分などが、ちょっとずつ経年変化していくと思います。

手作業で磨きをかけて表情をだしていきます。

日常に工業製品を持ち込む

壁に取り付けた時の厚みは6.5mm。鋳物ならではのどこか素朴なエッジのラインは、昔はとんがってた親父が、角がとれて孫には優しくなった的な……。レトロな工業製品の雰囲気を醸し出しています。

3mmというプレートの薄さ、シャープな表情が魅力の「トグルスイッチ」がアートピース的な存在感だとすると、渋みのある「ダイカストトグルスイッチ」は、昭和の時代からタイムスリップしてきたような、日常にすっとなじむ工業製品的な佇まいです。

露出ボックスと合わせて。

内装建材としてはあまり見かけない「ダイカスト」という素材ですが、マットな質感、本体の厚みはクロス壁とも相性よし。

織物クロスや板壁を取り込んだレトロモダンな雰囲気や、古道具の似合う木造リノベのスパイスとして、この素材を取り入れてみてはいかがでしょう。

左:トグルスイッチ / 右:ダイカストトグルスイッチ 厚みと表情が異なります。

スイッチと合わせてコンセントも

アルミダイカストは大量生産向きとはいえ型をつくる必要があり、バリエーションを増やしにくいものでもあります。ニーズに合わせて徐々に増やしている途中ですが、今用意してあるのは1~4個までのスイッチとなります。

5個以上の電気系統を一気にコントロールしたい方は『トグルスイッチ』をご利用ください。

また「ダイカストトグルスイッチ」は厚みを持たせた分、「コンセントタイプ」もつくれるようになりました。部屋の中でスイッチとコンセントを揃えたいかたは「ダイカストトグルスイッチ」がおすすめです。

今日も「パチッ」と一押し。気持ちのスイッチいれていきましょう。

コンセントタイプもあります。

(担当:山下 / テキスト:来生)