閑静な住宅街にあるビンテージマンション1室の部分リフォーム。

すでに改装済みの物件を取得されたとのことで、既存の間取りはそのままに造作家具や洗面台交換、その他気になる部分をうまくアレンジしていくような表層リフォーム案件になります。

まずはリビングダイニングルーム。
サイドボードとつながるようなデスクが欲しいとのことで、3mを超える一体型のものを造作。既成の家具には無い、造り付けならではの高級感ある仕上がりになりました。

デスク上部の棚。下部に向かって微妙にテーパードにすることでできる限り圧迫感がないように配慮しました。

扉に手がかりを作りました。つまみは取り付けずフラットでシンプルな仕上がりです。

デスク部分は浮かせて、サイドボード部分は細い脚を取り付けたことで、サイズに対して軽やかな印象です。お掃除ロボットも通れる高さになっています。素材は既存の床材に寄せたブラックチェリー、経年でいい味に育っていくことでしょう。

リビングドア本体はそのままに、ハンドル部分だけ新規に交換しました。
(左)Before:味気ない既存のハンドル。(右)After:無垢材を削り出したクラフト感あるハンドル。

それからリビングドア。
扉を交換せずに雰囲気を変えるため、本体は既存のままにハンドル部分だけ新規に交換。ブラックチェリーの無垢材を棒状に握りやすく削り出してハンドルを製作しました。無垢材が手に馴染む、経年変化も楽しみなオリジナルハンドルです。

壁面は『フロストタイル』を貼り上げました。ミラーの上部には『ミニ磁気レセップ』を2つ取り付けています。

洗面台はリビングのサイドボードと同じブラックチェリーでカウンターを造作しました。ミラーのサイドの棚と上部の幕板もブラックチェリーで統一感を出しています。

玄関の壁面一部には『クラシックリブパネル』 を着色して仕上げたものを施工。エントランスの高級感がグッと上がりました。

残すところはそのままに重要なポイントの印象を変えることで、お気に入りの空間へと変化することができました。

現場からは、以上です。

TBK
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対応地域
東京23区および近郊

ツールボックス工事班|TBK

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担当:渋谷

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