キッチンリフォーム実録の後編。前編ではキッチンリフォームを決めた理由から妄想を膨らませて商品を探していくところまでを紹介しました。ここからは、施工パートナー決めから工事中、完成までの過程をお届けします。

前編に引き続き、ここからは、取材に応えてくださった斎藤様の目線で紹介していきます。

妄想は膨らんだ。でも、どうやって実現しよう

レンジフードとキッチン天板は、toolboxで購入しよう。

壁と床の左官は主人に担当してもらおう。

でも、解体や壁の下地、電気工事、水道やガスの配管、その他諸々の工事は……?

主人の仕事繋がりで、各職人に知り合いはいるけど、それぞれの方にお願いして自分達で日程を組むのは絶対に大変。工事をまとめてくれる人がいないとうまくいかないだろうと思いました。

うーーーん。どうしよう。
ここまで妄想してきたから、絶対にカタチにしたい!

でも、施主支給品ばっかりのわがままな要望を受け入れてくれる業者はあるのだろうか。ここにきて壁にぶち当たった気分でした。

そんな風に悩んでいる時、主人が以前からお付き合いのあった魚津市の野島建設の谷口さんという方に相談してくれました。わがままな注文を全く知らない工務店さんにお願いしにくいなと思っていたので、知り合いの方に相談できることになり気持ちが軽くなりました。

打ち合わせに備えて、「どんな風にしたいのか詳しく説明出来るようにしておいて」と主人に言われたので、私の妄想をスケッチしてみました。

実際に書いた妄想スケッチ

谷口さんが来られて、私の妄想キッチンのスケッチを見せながら、必死にプレゼン。

すると、谷口さんが「おもしろそうですね、やりましょう!」と快く引き受けてくれました。私の熱意が伝わったのと共に、元々知り合いだったので意図を汲み取りやすく、話が早かったのかもしれません。

デザインや商品の選定は私が行い、詳細の図面は設計もされる谷口さんに書いてもらうことに。施工の工程や職人さんとのやりとりも谷口さんにお願いします。

よかったーー。一歩進みました。

妄想キッチンが現実になる日が近づいてきた

工事を頼むところが決まり、打ち合わせの日々で一気に忙しくなってきました。

打ち合わせの期間は約1か月。全部で6回自宅で行いました。

打ち合わせでは、だいたいの見積りを出してもらうために、細かい部分まで、実際に使う商品を選定していきます。ついに、妄想を現実に落とし込んでいく段階もクライマックスです。

レンジフードは最初に決めていた『キューブ型レンジフード』。

キッチン天板は『オーダーキッチン天板』に。

webサイト内のイメージ写真

L型のキッチンにするので、シンクだけの天板とコンロだけの天板の2つに分けて、2枚購入。壁に合わせて隙間なくぴったり天板をはめたいので、谷口さんと共に何度も慎重に確認して、寸法を測ってもらいました。

台所道具は出し入れしやすくしたいので、キッチン下はオープン収納に。そのため、天板は別売りのブラケットを4つ購入して支えることにします。

でも、やっぱりもう少し強度が欲しいし、鍋や道具の高さや位置を考慮した収納する棚もほしい。と言うことで、天板も支えられるようなキッチン下の収納棚を主人に作ってもらうことに!

ミニ磁器レセップ

トグルスイッチ

手元灯は、小さなネジが描かれていて好きだと感じた『ミニ磁器レセップ』。

電気スイッチは『トグルスイッチ』。キッチンの側面の壁の一部分には、サブウェイタイルを貼ることにしましたが、そこにはこの「トグルスイッチ」を絶対取り付けたいと思いました。

コンロ周りまでサブウェイタイルにするかどうかは悩みましたが、天板とレンジフードのステンレスに合わせて、コンロ周りはステンレスにすることに。その方が掃除もしやすいかなと思いました。

 

棒棚受け

あとは、大切に取っておいた、私の祖祖父が昔船大工だった時に使っていた、1枚板を造作棚にすることにしました。板を支える棚受けは『棒棚受け』を合わせることに。

こんな感じでその他の建材も決めていき、工事費などを合わせた見積りの金額も提示してもらいました。無事に予算内で収まりそうです。

工程表も出来上がり、今度はいよいよ着工です!

ついに!工事が始まった

今回は住みながらのリフォームで、工事期間は2週間です。

リフォーム後も使うものは段ボールに入れて、息子が使ってた部屋に。元々キッチンにあったあまり使わないものは、ものを動かす良い機会だと思って処分しました。

工事初日、リビングとキッチンの間に養生が施され、ものすごい音と共に解体が始まりました。夕方には、システムキッチンも壁も床も全て無くなり配管などが剝き出しに。

解体したものを片付けてすっからかんになったキッチンスペース

水道屋さんに水道の配管を。ガス屋さんにガスの配管を、電気工事士さんに電気のスイッチの位置などの確認を。

大工さんには、壁の下地と天井を貼ってもらい、棚として使う1枚板の加工とカンナ掛けもしてもらいました。

大事にとっておいた祖祖父思い出の一枚板

その後、タイル屋さんに側面の壁の一部分だけサブウエイタイルを貼ってもらい、乾いたら、今度は電気工事士さんにトグルスイッチを取り付けてもらいました。

タイルとトグルスイッチの組み合わせがすごく気に入りました!

それぞれの工程で代わりばんこに沢山の職人さんがきてくださって、キッチン工事は沢山の人の技術が必要なんだと改めて実感しました。

各職人さんの作業をまとめるためにほぼ毎日きてくださった谷口さんにも感謝です。

そのあとは、主人の出番。モールテックスの壁です。

いつも通り仕事をして、ご飯を食べて帰ってきて、夜から作業開始。
インパクトで打ち付けたり大きな音が出る作業は夕方までというマンションの規定があるので、音の出ない左官作業だけ、大きな音をたてずにそっと作業を進めました。

モールテックスは下塗り上塗り2回塗った後、汚れ防止剤を塗布。水や油を使う場所なので汚れ防止剤も2度塗りです。

この時、天井やステンレスとの境目に養生テープを貼るのですが、乾いた後それを一気に外すのが結構気持ち良かったです!養生テープを貼る時は面倒くさいな〜と思うのですが、綺麗に仕上がった状態をみて絶対にはぶけない作業だなと思いました。

壁が乾いたら、次は床のモルタル施工です。
こちらも夜の作業なので、静かにコツコツと進めてもらいました。

大体23時から24時の間で数日間かけてコツコツ作業をしたので、振り返ってみるとこの時が一番大変だったように思います。乾くまでの時間を逆算し、次の工事の日程に間に合うように仕上げないといけないというプレッシャーとの戦いでした。

いよいよやってきた。キッチンの取り付け

モルタルがしっかり乾いたら、事前に発注していた「キューブ型レンジフード」と「オーダーキッチン天板」の取付けです。

事前に谷口さんと壁の厚み分も含めて、横幅をきっちり測って注文していたので、ピッタリ収まりました。

天板が取り付けられただけで、私はもうテンションMAXです!

天板をふたつ設置したら、L型のつなぎ目と、壁とのつなぎ目にコーキングも忘れずに。

天板の高さはこだわりの870mm!前回よりも70mm高くしました。
高さを自由に決めて設置できるのも「オーダーキッチン天板」のいいところだなと実感しました。

住みながらのリフォームは大変だけど楽しかった

その後、ガスコンロと水栓も設置が完了し、その日から軽く調理が出来るようになりました。キッチンが使えるようになるまで10日間。キッチン以外は使えるとしてもやはり不便で、住みながらの工事は思っていたより大変でした。

朝はパン、昼、夜はほぼ外食。コーヒーやお茶を飲む時も紙コップで飲みました。外食に飽きた時に1度鍋をしたのですが、鍋をお風呂で洗った時はなんだかおかしかったです(笑)

実は料理ができるようになった時、上に取り付ける照明の入荷が遅れていて、灯りは「ミニ磁器レセップ」の手元灯だけでした。これはこれで雰囲気があり、キッチンだけ別世界のようでした。

そんな完成形ではない期間も楽しくて、出来上がっていく様子をじっくり堪能できるのは、住みながらのリフォームの良さだなと感じました。

その後、照明も無事に届いて設置完了。
いろんな職人さんの手によって、2週間で私の妄想キッチンの土台が出来上がりました!

土台が出来上がってラストスパート

大きな工事は無事に終了したので、キッチン下の収納棚を主人につくってもらいました。

天板の奥行きを700mmにしたので、キッチン天板下は思ってた以上に収納力がありそうです。使いやすさだけでなく見た目も大事なので、見え方も意識しながら、最初にものの置き場所を決めて棚にものを置いていきます。

L字の角の所は奥まっているので、普段あまり使用しない大皿などを収納し、手前には調味料などを配置。元々大好きだった天然素材のかごも利用して、ごちゃつかないようにものを収納しました。

ステンレスとモルタル、天然素材のものを組み合わせた、理想の収納が実現!
収納力はもちろん、見た目も好みで大満足です。

キッチンが好きな光景に

こんなキッチンにしたい!と考えていた時にtoolboxの商品と衝撃的な出会いがあり、そこからいろんな職人さんたちの手と自分たちの手が加わった、唯一無二のキッチンが出来上がりました。

全てに感謝です。

使いづらいところを我慢しながら使っていた時に比べて、リフォーム後は毎日ストレスなくご飯を作ったり、後片づけができる、お気に入りの居場所になっています。今までほとんどキッチンで料理することのなかった主人も、リフォーム後はキッチンに立って簡単なものを作るようになりました!嬉しい変化です。

キッチンで料理する時だけでなく、リビングからもただ眺めてしまうほど、好きな光景に

ちなみに、悩んで決めたキューブ型のレンジフードですが。料理後、天板を拭いた布巾でそのままレンジフードを拭いて、中のフィルターは月に一回くらいのペースで洗っています。掃除のしやすさについて何もいうことがないくらい、本当に楽です。

最後に、ユーザーの私から一言。

こうしたい、ああしたい、の想いは諦めずどんどん妄想してみて!必ずカタチになります。

アフターリフォームっていいな

最後に、取材させていただいた私からも少しだけ。

キッチンだけの部分リフォームで、住みながらアップデート。元の状態のままでも生活はできるけど、やっぱり少しずつ溜まっていた小さなストレスを解消できたのは、すごく大きなことだったのだなと感じました。

お気に入りの空間であると、ふとした瞬間に心が満たされ、気分が上がる。それだけではなく、空間の変化で今までの暮らしとは違う、新しい良い習慣ができることも実体験としてそこにあり、とても嬉しく思いました。

妄想しながら実現された過程に、お客様の「こうしたい!」の気持ちが現れていて、こちらまでワクワクしたアフターリフォームでした。赤裸々に語っていただいた斎藤様。本当にありがとうございました。

皆様が一歩踏み出すきっかけになりますように。

(三上)

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