登山を楽しむお二人が、自然を感じられるお気に入りのエリアに建てたのは、本場フィンランドの木を使ったログハウス。

ログハウスというとクラシカルな内装をイメージする方も多いと思いますが、92_asobiさんの家づくりのテーマは「ログハウス×スタイリッシュ」。アメリカンヴィンテージなアイテムや、鉄・ステンレスなどの素材を積極的に取り入れています。

家具はミッドセンチュリー、家電や水回りはブラックで統一。キッチンは、ステンレスでシャープな印象に仕上げました。

「一番のお気に入りの場所」と話すキッチンは、『オーダーキッチン天板』と『業務用キッチン』で構成。「一般住宅のようなシステムキッチンではなく、自分達好みにカスタマイズしたいと思っていました。中でもオールステンレスや業務用のようなキッチンをイメージしていて、設計の方にご紹介いただいたのがtoolboxさんでした」と92_asobiさん。

ログハウスのあたたかな木の味わいに、シャープなステンレスを合わせてお互いの素材感を引き立てあっています。

フロートタイプのキッチンは収納がカスタマイズできる点も魅力。キッチン下はオープン収納、カップボード側は見せない収納と切り分けて、使い勝手と見た目を考慮した収納が仕上がっています!

実は、対面側は設計時から計画していたものですが、壁側の「業務用キッチン」は、住み始めてから購入したものだそう。

「業務用キッチン」の「調理台 引き出し&引き戸」「調理台 引き出し」を2つ並べて使用。「調理台 引き出し」のすのこ部分にオーブンレンジがジャストフィット!

感想を伺うと「奥行きが程良く使い勝手が良いです。見せない収納を探していて、種類も何種類かあり、選んで組合せできる点が気に入りました」と教えていただきました。

「業務用キッチン」は厨房で使われるキッチンを家庭用にラインナップした商品なので、高さや奥行きは家庭に合うサイズ感。シンクや調理台などに分けて販売しているので、使い方によっては家具として採用いただくこともできるんです!

レンジフードは『キューブ型レンジフード』、IHコンロは『クリアブラックIHヒーター』を採用。ミニマムなデザインのブラックを選び、空間を引き締めています。好んで使われているステンレス製のキッチン道具とも好相性。

ステンレス天板に黒のレンジフードとIHというシンプルなキッチン。使っていきながら道具や収納を足したり、ラグ選びを楽しんだり。

「シンプルが故に、暮らす中でその人らしさを加えていける楽しさを日々感じています」と92_asobiさん。

キッチン以外もそんな暮らしを楽しんでいらっしゃいます!

天窓に並べて飾られているのは地図。窓が3つあるみたいなダイナミックさ。

ログハウスらしい勾配天井のスペースは、アウトドアギアコーナー!

家づくりを始めた時からつくりたかったという、夫婦でDIYでつくりあげた趣味部屋です。今にも開店できそうなショップを思わせる空間。

アパレル業界で働かれていたことがあるそうで、その経験が空間づくりにたっぷりと生かされているのです。

本やファブリックは、デスクに並べてレイアウト。ショップカードや旅先でもらったパンフレットも、しまいこまず、こうして並べるとワクワクしますね。

本格的なギアがずらり。ワイヤーネットで吊るせばレイアウトも変えやすい。

登山の準備段階からワクワクしたり、天気に振られた時はここでお酒を飲みたくなったり。山にいない時も趣味を楽しめる大満足の空間だそう!

ロープに写真を吊るすアイデアも素敵です。

この空間の天井に『アイアンハンガーパイプ』を採用いただいています。ダクトレールのブラックと平行に設置されているので、物干しというより空間の引き締め役を担っている、そんな存在感。

「見た目のかっこよさはもちろんですが、ギアを干して直ぐ収納できたり、普段は洗濯物も良く乾く位置に設置できて満足しています。幅や高さ等のオーダーができるので、夫も私も使い勝手の良い高さにできてストレスなく使用しています」と感想をいただきました!

ログハウスはどこでもビスが効くので、DIYで育てていくにはもってこいかも。

TFA DOSTMANNの温湿度計。アメリカンスイッチと相性抜群です。

他にもシューズラックをDIYで取り付けたり、薪ストーブに似合うアナログの温湿度計を取り付けてみたり。トイレやキッチンの棚や洗面も自分たちで仕上げていて、過程もひっくるめてお二人で楽しむ様子が印象的でした。

便器もブラックで家全体に統一感を持たせています。

トイレもDIYでパーツを取り付けて。『アイアンペーパーホルダー』も採用していただきました。

シンプルなログハウスをベースに、自分たちで手を加えていく、92_asobiさんの家づくりがこれからも楽しみです!

92_asobiさんの暮らしや登山の様子はこちらからご覧いただけます。見ているだけで雄大な山々の景色に癒されます。

テキスト:庄司

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