工場の面影が残る横に長いフォルム。その長さは25mあります。
正面向かって左側ににょきっと飛び出た三角屋根が、アイコンにもなって可愛らしい。
そんな外観に惚れ込んだ工務店さんが、自ら物件を買取りリノベーションしました。

間取りは3LDK+ガレージ。面積は居住スペースが146.16㎡で、ガレージが59.62㎡です。
この広さをどのような空間に作り込んでいったのか楽しみです。

ビフォアの外観。廃業されてから月日が経ち、所々劣化も見られていた物件。

ビフォアの内観。白トーンの間仕切りのないひと続きの空間。

こちらは、工場のメインの作業スペースになっていた場所で、お家の一番の特徴にもなる31帖のリビングです。
フローリングスペースと土間スペースがあり、ソファに座って寛いだり、薪ストーブで暖をとりながら会話を楽しんだり、思い思いに、居場所を見つかられる空間です。

こちらはキッチンスペース。リビングの中に配置されたオープンキッチンで、キッチン正面に見渡せる庭を楽しみながら料理できる仕様です。

天井に走る工場の面影を残した鉄骨梁をグレーに塗装。『オーダーキッチン天板』を使用した造作のキッチンと『キューブ型レンジフード』を同じグレートーンでまとめることで、木基調のお部屋にキリッとした印象を感じさせてくれます。

背面壁にもまた『ステンレス天板』を使用した造作のキッチンカウンターが設置され、グレーのキッチンとは対象に木で落ち着きのある仕上げに。

さらにリビングの大開口の開き戸を開けるとウッドデッキが広がります。
アウトドアリビング、と言えるような大きな面積で作られているので、テーブルを置いて食事を楽しんだり、愛犬と遊んだり、ここもまたゆったりと寛げるスペースです。

最後に、ガレージです。
ここはあえて作り込むことはしていません。ただただスペースを用意することで住む人に全てを委ねる仕様に。もともとあった作業台も捨てずに置いて、スペースの使い方を託します。

元工場だから得られた広い空間。そしてまだまだアレンジの可能性が残されたお家。
このお家をどのように自分仕様にしていくのか、そんな期待が膨らむリノベーション事例でした。

GOING HOME|ゴーイングホーム

「ただいま」と「おかえり」をデザインする。をコンセプトに、新築やリノベーション、店舗やオフィスのリノベーションを手掛けています。

テキスト:小尾

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