東京、小伝馬町駅からすぐにあるカフェ「イルマン堂」。

お邪魔した日は生憎の雨で、外観の写真は撮れなかったのですが、窓はなく、真っ黒の建物に入り口には暖簾。想像していただきたいのですが、外観からすでに、カフェのイメージからは離れた存在感を放っていました。

そんな外観なので、中に足を踏み入れた先も一味違う世界。

大きく違うところを一言で言うならば、店内は「薄暗い」。
枕詞的に「いい意味で」なんて付けると逃げみたいですが、本当に薄暗いことが素敵なカフェなんです。

そもそもよく考えれば、コーヒーを飲むだけなら明るさは必要ないのかも。

それよりも、暗いことで視覚以上に味や香りを楽しむことに集中できたり、考え事するのにはぴったりの空間なんだろうなと感じました。

そんな灯りにこだわったお店に、「モデストレセップ」を使っていただきました。

控えめなデザインで、お店が持つ雰囲気を邪魔することなく、灯りも“控えめ”な量だけを提供しています。

もうひとつは席にそれぞれつけられた「メタルスイッチプレート」。

調光器付きで、お客さん自身が灯りを調整できるようになっています。

ちなみに、その下の丸は小窓になっていて、蓋を開けることもできる仕様。こういう、少しの仕掛けみたいなものがあるのってワクワクしますよね。

トイレのスイッチにもメタルスイッチプレート。

カフェができる以前は同じ名前の「イルマン堂」と言うカメラ店だったそう。

今のオーナーさんがフルリノベでカフェに改装されたんだとか。

お店は静寂を楽しむ6卓だけの仕様。

売り切れ次第閉店でインスタグラムでお知らせはしているようです。
気になる方はインスタをチェックしてからお邪魔してみてください。
irumando

(梅川)

関連する事例記事

雪見窓に縄すだれ、「見え隠れ」の空間設計。約60㎡に古民家の趣を創り出したマンションリノベ。
雪見窓に縄すだれ、「見え隠れ」の空間設計。約60㎡に古民家の趣を創り出したマンションリノベ。
日本の民藝や世界の手仕事、古道具を愛するご夫婦と、2匹の愛猫が暮らす住まい。都心のマンションのワンフロアに、古民家のような静謐な世界を実現しました。本物の石を使った扉や、流木で仕立てたキャットタワーなど、趣ある素材選びと、空間を完全に閉じすぎない曖昧な繋ぎ方によって生み出された、美しい陰影で魅せるリノベーション事例です。
やりたいことを詰め込みながら、余白も残す。
不確定な未来も“変えていく楽しみ”にした、toolboxスタッフの家
やりたいことを詰め込みながら、余白も残す。
不確定な未来も“変えていく楽しみ”にした、toolboxスタッフの家
妊娠中にリノベーションを始め、完成した住まいで生まれたばかりの子どもとの生活をスタートしたスタッフ・内藤。使いたかったtoolboxアイテムをたっぷり取り入れながら、この先の暮らしを決めすぎず、変化に柔軟に寄り添ってくれる住まいをつくりました。
予算の制約を個性に変える。既存の痕跡もパーツも家具も、“素材”としてコラージュした住まい
予算の制約を個性に変える。既存の痕跡もパーツも家具も、“素材”としてコラージュした住まい
57㎡の古いマンションのリノベーション。限られた予算の中、現しのコンクリート躯体やハツリ跡も“内装を構成する素材”と捉え、パーツや家具、照明と、コラージュするように空間を“編集”した住まいをご紹介します。
築20年の建売住宅を自分好みにアップデート。長年の「モヤモヤ」を一つひとつ解消したアフターリフォーム
築20年の建売住宅を自分好みにアップデート。長年の「モヤモヤ」を一つひとつ解消したアフターリフォーム
ツールボックス工事班|TBKが設計施工を担当した、築20年の建売住宅のアフターリフォーム。子供たちも大きくなったご家族の、今のライフスタイルに合わせて、LDKがゆるやかにつながる心地よい空間へと整えるお手伝いをさせていただきました。