躯体現しによって露出された配管が印象的なリビングダイニング。

壁に用いたレンガは自然な風合いが出るよう、あえて角が欠けたような不揃いのものをセレクト。ブルックリンのカフェを思わせる空間に仕上がっています。

カウンターにはヴィンテージ感のある木材を使用。

工業的なデザインの照明とトグルスイッチがいいアクセントに。

リビングと書斎を隔てる壁に設けられた室内窓にはアイアンフレームが採用されています。リビング扉や壁の一部もブラックで締めることで、ぐっとクールな印象に。

書斎もリビングとトーンを合わせ、ブラックアイアンとヴィンテージ感のある木材で構成。

アートパネルでアクセントを効かせつつ、ダークトーンで整えられたいい感じのお篭り感がある自分だけのワークスペース。思う存分資料を広げながら、作業に没頭できそうな空間です。

スタイリッシュでありながら、なんだかほっとする心地よさを感じるのは、レトロとモダンがいい感じに融合しているからなのかも。無骨な素材感にアーティスティックな雰囲気が組み合わさった、素敵なお家の事例です。

株式会社エールテック | Aile8tech d works

千葉を中心に新築戸建・リノベーション事業を展開している建築デザイン専門集団です。
”生活×趣味×楽しむ”をコンセプトに、建築デザインにとらわれない面白い企画を含めた提案を心がけています。

関連する事例記事

「長く住む家」だから、着飾りすぎず、シンプルに。変わっていく暮らしを受け入れる“素地”の家
「長く住む家」だから、着飾りすぎず、シンプルに。変わっていく暮らしを受け入れる“素地”の家
着回しが効く、長く付き合える一着を選ぶように。つくり込むのではなく、暮らしのベースをつくる感覚でリノベーションして、これからの暮らしに寄り添い続けてくれるマイホームをつくった事例をご紹介します。
「働く」と「くつろぐ」を同じ比重で。ラウンジを大きく設け「仕事→休憩→仕事→交流!」1日中いられる“居場所を選べる”オフィス
「働く」と「くつろぐ」を同じ比重で。ラウンジを大きく設け「仕事→休憩→仕事→交流!」1日中いられる“居場所を選べる”オフィス
執務スペースと同じくらいの広さでラウンジを設けたオフィス。バーカウンターやパレットソファ、ビーズクッションといった居場所が揃い、仕事と同じくらい「くつろぐこと」にも比重を置いた設計です。その時々の気分や作業内容によって居場所を選べる、この空間の特徴をご紹介します。
住宅を再編集。間取りはそのまま、剥がす、置く、暮らしを試す、大阪・ローカルの街の宿
住宅を再編集。間取りはそのまま、剥がす、置く、暮らしを試す、大阪・ローカルの街の宿
大阪の下町にある一部屋の宿。もとはごく普通の3LDKだった住宅を、間取りを一切変えずに「泊まれる場所」へと生まれ変わらせた宿の紹介です。
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい
東京・練馬区の石神井公園のほとりに建つ、アーチが連なる不思議な建物。「なんのお店だろう?」と思いきや、実は住宅なんです。散歩の途中につい足を止めて見入ってしまうその佇まいは、そこに住む人だけでなく、植物や鳥までも受け入れる“器”として計画されたもの。そんなユニークな考え方のもとつくられた「鶴岡邸」をご紹介します。