千葉県内でも人気の高い「稲毛」エリアにある中古マンションをリノベーションした、再販物件の事例です。

東京へのアクセスも良好で、日々の暮らしに必要な施設も揃う住みやすい立地。さらに、海に近い開放感のある環境に惹かれて、リモートワークを取り入れながら自分らしく暮らしたい人が増えている土地柄を踏まえ、DINKSや単身者を想定したシンプルで心地よい空間づくりが施された住まいです。

専有面積は79.69㎡と、DINKS・単身者向けとしてはやや広めの印象ですが、都内と比べて「広さにゆとりがあり、価格も抑えられる」点が支持を集めているのだそう。

全体のトーンは、コンクリートの質感とホワイトの壁、そして無垢材の素材感を基調にまとめたミニマルな設計。要所を絞って手を加えることで、手数を抑えながらも豊かな表情が生まれています。

その象徴ともいえるのが、リビングに取り入れた『クラシックリブパネル』で仕上げた壁。空間に木の温かみが加わることで、全体に落ち着いた上質感が漂い、暮らしのシーンがぐっと引き立ちます。

キッチンカウンターはリブパネルの色味にあわせて丁寧に調色。天板もリブパネルの厚みに揃えて設え、軽やかでスタイリッシュな印象に仕上げています。(細部まで行き届いた丁寧なこだわり……!)

さらにリビングの一角には、室内窓を思わせる間仕切りで、こぢんまりとした書斎スペースを確保。

絵になる背景。テレワークや趣味の時間を楽しめる“小さな居場所”が生まれました。

ふとした瞬間に愛着が芽生えるような、味わいのあるデザインをポイントで取り入れて、暮らしに心地よさを。ほんの少し手を加えるだけでも、空間の印象は大きく変わる。そんなことに気づかせてくれる素敵な事例です。

まずは暮らしの“背景”を整えてみる。そんな一歩から、日々の気分が変わるかもしれません。こんな心地よい余白を残した再販物件が出てくるなんて……このエリアでお住まいを探されている方がうらやましい限り。

最近toolboxでも、「壁だけ」「床だけ」といったピンポイントなリフォームにも対応する気軽なサービスをはじめました。気になる方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。

株式会社 アナグマデザイン

千葉県で「日本の住生活に“セカンドサイクル”という文化を」をテーマに中古マンション+リノベーションをご提案させていただいております。
私たちは” 年月を重ねることで生まれる新たな価値” をコンセプトに、本当に良いものを選びいつまでも使い続けられることの大切さを追求し、経年劣化ではなく経年変化するような素材や空間創りをデザインすることが大切だと考えます。

紹介している商品

テキスト:八

関連する事例記事

叔母と姪、二人暮らしの為の心地よい居場所づくり
叔母と姪、二人暮らしの為の心地よい居場所づくり
ツールボックス工事班|TBKが設計・施工を担当した、叔母と姪の二人が暮らす住まいのLDKリフォーム事例です。
“ちょうどいいこもり感”が心地いい。 本棚でゆるやかに仕切った、ふたりのワークスペース
“ちょうどいいこもり感”が心地いい。 本棚でゆるやかに仕切った、ふたりのワークスペース
在宅ワークや趣味の時間、ちょっとした作業をしたいとき、集中できる場所がほしいけれど、わざわざ個室をつくるほどの広さはないし、壁で仕切って完全に閉じこもるのも、なんだか違う。そんな“ちょうどいい居場所”を叶えた住まいの事例が届きました。
“ラグジュアリーな内装”を間取りも設備もそのまま、自分たちらしい“ナチュラルな空間”に
“ラグジュアリーな内装”を間取りも設備もそのまま、自分たちらしい“ナチュラルな空間”に
今回ご紹介するのは、「リノベーション済み物件」をさらに自分たちらしくアップデートしたマンションリノベーションの事例です。キッチン、お風呂、トイレはそのまま、既存の下地も活かしながら、自分たち好みに色や素材をプラスしていきました。
いつまでも愛せる、マイ・トラッドスタイル
いつまでも愛せる、マイ・トラッドスタイル
「家づくりをする」となったら。流行のデザインや、掃除やお手入れなどの機能性も気になるところですが、住まいに求める心地よさの本質はそれだけではないはず。「長く愛せる空間」をテーマに掲げ、自分たちが心から好きだと思えるものを取り入れて空間づくりをした、30代ご夫婦の住まいをご紹介します。