所要時間
10時間(計2日)
かかった費用
15,786円

主な材料・道具

ハニカムタイル 鉄サビ(ケース)
ハニカムタイル 鉄サビ(ケース)
¥8,200/㎡
ハニカムタイル 鉄サビ(半マス)
ハニカムタイル 鉄サビ(半マス)
¥95(10個セット)
タイル目地
タイル目地
コテ板
コテ板
コテ
コテ
目地詰め用ゴムベラ
目地詰め用ゴムベラ
喰い切り(タイルニッパー)
喰い切り(タイルニッパー)
ボンド(タイルエース)
ボンド(タイルエース)
マスカー
マスカー
マスキングテープ
マスキングテープ
バケツ
バケツ
スポンジ
スポンジ
ゴム手袋
ゴム手袋
バケット
バケット
  • かかった費用は2026年2月時点のtoolbox商品の価格(基本の道具工具を除く)で計算しています。

こんにちは、PRチームの三上です。今までDIYで実家をアップデートさせてきているのですが、今回はなんと11回目。(まとめ記事はこちら

数年前に自分仕様に壁を塗装したトイレ。床が気に入らなかったので『ハニカムタイル』へとチェンジしていきます。

施工するにあたって考えた事や施工のポイントなど、もりもり記載していきます。今回も長くなりますが、ぜひお付き合いください!

​​過去にやってきたDIYは、storiesページで「スタッフ三上の実家DIY」タグで検索していただくとご覧いただけます。

気に入ってなかったトイレの床

DIYの舞台となるのは、3年ほど前に壁を塗装したり、タオル掛けやトイレットペーパーなどのパーツたちを変えて一新した、2階のトイレ。

以前のDIYの様子はこちらです。

築古戸建のトイレ改装!壁と天井を『ベンジャミンムーアペイント』で塗ってみた
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塗装とパーツの付け替えにより雰囲気が一気に変わってよくなったものの、床の色が明るくてなんだかな……と実は思っていたトイレ。

可愛いラグを置くのもいいなと思ったりして色々試したものの、背景となる床そのものがやっぱり目につく。

可愛いラグは気づいたら来客の多い1階のトイレへ移され、結局昔使っていたトイレ用のラグに戻ってしまった2階のトイレ。早いうちになんとかしようと思っていたのですが、他のことに気を取られている間に気づいたら3年もの月日が経ってしまいました。

昔使っていたラグに戻った2階のトイレ。

ということで満を持して、床にも手を加えてどこを見ても癒される空間にしていきたいと思います!

床のイメージを変えたいとなった時、シートを貼る・板を敷く・タイルを貼るなど選択肢はいろいろ。その中で私が選んだのはタイルでした。

きっかけはtoolboxスタッフ宅のトイレで見た『ハニカムタイル』

初めてみた時に「かわいいい……!!」となったことを覚えていて、今回ついにタイル床に挑戦することにしました。

上記写真のスタッフ宅のタイルのカラーは「マットホワイト」。光がたっぷり入る白を基調とした爽やかな空間にはとっても似合っていたのですが、このトイレと我が家のトイレは割と正反対な印象。

全体の雰囲気に合わせて深い色にしたいと思い、「鉄サビ」と「黒蜜」が候補に上がりました。

左が「鉄サビ」で右が「黒蜜」。

トイレの便器がつやっとしているのでそれとは違う質感がいいなと思ったのと、床に貼るならざらっとしていた方がなんとなく滑らなそうでいいなと思ったので「鉄サビ」に決定!

タイルを決めたら、もう一つ大切なものがあります。それは、「目地」。

目地材の色によって、完成形の印象がだいぶ変わって来るので、タイルと合わせて目地材もじっくり考えて決めることが大切です。

今回はタイルが一枚ずつ小さかったので、目地の色によっては主張が強くなりそう。でも私は主張があまりないようにしたかったのと、とにかく暗めなテンションでいきたかったので、ダークグレーの目地材を選択しました。

 

ショールームでグレー系の目地を合わせてみた。

妄想を現実に!するぞ!

タイルと目地材を決めたら購入!

toolboxの商品はwebサイトから購入します。

ハニカムタイルは300×300mmのシート状で販売されています。そのシートが何シート必要なのか、トイレのサイズを測って計算します。

ハニカムタイルは、シートを貼った後、隅にできる隙間に収めるための「半マス(六角形を半分にした台形のタイル)」があります。

オーダー方法の資料を参考に、左右の端分と、便器周りにも使えるかと思い少し多めに購入しました。

WL-TL016-05PH-G141
¥95(10個セット)

毎回悩むのが目地の量をどのくらい用意するのか。

貼る面積だけでなく、そこに貼るタイルの大きさとタイルの厚みも関係しています。

「ハニカムタイル」は細かいので目地がたくさん必要そう。ですが、厚みは5mmとそこまで厚くなかったので、目地材に表記されていた施工面積を参考に(5mm厚×約300mm×450mm)、足りないと困るので少し多めに見繕って3kg(1kg×3)分購入してみました。

目地材計算サイトもあったので、そちらに入れこんでみて参考にするのも良さそうです。

他には、コテやコテ板、ボンドやマスキングテープやマスカーなど必要なものを購入します。記事の最初に主な材料・道具を記載しているので参考にして見てください!

既存のシートを剥がして、養生

我が家のトイレは築48年。

今の床は 「木目のクッションフロア(上の見えているもの)」+「グレーの塩ビシート(下の見えないもの)」 の二重構造。元々のトイレはTHE・昔のトイレ感が強いグレーの塩ビシートで、その雰囲気を変えたくて木目調のシートを後から上貼りした状態でした。

タイルはできるだけ下地に貼りたいので、まず上に貼っている木目調のシートを剥がします。

その下の塩ビシートは、床から綺麗に剥がせる自信がなかったので、残すか剥がすか迷いました。

しかし、シートの上からタイルを貼るのは、ボンドや目地材の密着が悪くなる懸念、下地の不安定さから剥がれや目地割れが起こる可能性がありました。

既存のグレー床が出てきた!懐かしい。

勢いよく木目調のシートを剥がしていくと、既存のグレーの塩ビのシートも共に浮いてきました。

そのため、全て剥がして下地の上からタイルを貼ることに決めました。

ボンドがくっついて剥がれないのではないかと不安があったのですが、思ってた以上に綺麗に剥がれた!

部分的に剥がしにくいところがあってボンド跡が残ってしまったところもありますが、無事に撤去できました。

シート側の紙が残ってしまった箇所はボンドの接着が悪くなるので、なるべく綺麗にしたい。残った紙を剥がしていきます。

ステンレス製のスクレーパーがあれば良かったのですが、この状態を予測しておらず持っていなかったので、ボンドを塗るプラスチックのヘラで紙を剥がしました。

私はここで剥がせるところまで剥がして終わりにしてしまったのですが、細かな紙まで剥がし切らないと接着不良の原因になるので、この後にアースシールなどの下地調整材を塗布するのがベストな施工です。

タイルの試し置き

タイルを貼る環境が整ったら、今度はボンドを塗る前にタイルの位置の最終確認をします。

300×300mmのタイルのシートが無事、我が家に届きました。

それを1シートずつ置いて完成系の収まりを確認します。

今回注意すべきところは、美しく収まって欲しいのは手前側のよく目につくところですが、貼り始めるのは、奥からということ。ボンドを塗って貼ってすぐのところに自分が乗ってしまうとずれてしまうので、奥から仕上げていく必要がありました。

先に試し置きをして、手前の丁寧に仕上げたい場所がうまく収まるかどうか確認します。

今回は奇跡的に横幅も奥行きも、無理に調整することなく、うまくはまりそうでした!やったー!

シートを折りたたんで調整していた箇所は、適切なサイズにカットしておきます。

ボンドを触り始めると気づいたら手がボンドまみれになるので、事前にできるところは先に済ませるのがミソです。

位置が定まったらシートに数字を書いて、貼る位置を間違えないようにします。(印をつけなかったら、カットして準備していたのにまんまと貼る順番を間違えたことがあります)

この段階で貼る時の基準となる線を引いておく(墨出し)と、後からずれないのでなおいいです。

カット完了。

便器周辺の隙間が空いている箇所は、「ハニカムタイル」の半マスを活用するか、タイルを「喰い切り」という工具でカットして、なるべくタイルで床を埋めるように頑張りたいと思います。

私はカットする部分は後回しにしてしまったのですが、ボンドで接着していく前に全て一度仮敷きしておけると良いです。

ボンドを塗る

準備が整ったらボンドの工程に移っていくのですが、その前に壁が汚れぬよう養生をします。

まずはマスキングテープで巾木を守ります。

ポイントは、床面ギリギリにまでマスキングテープを貼らずに、貼る素材の厚みを考慮した位置に養生すること。

タイルの厚みは5mm。ボンドを塗ってタイルを貼る分の厚みになるようにイメージしながら、5mmと少し空けた位置にマスキングテープを貼っていきます。

トイレは狭いので、トイレと壁に挟まれての作業。背中がつりそうです。

この養生の作業が完成の質を高めるのに実は一番大事なところだよなと思うのですが、私は作業が進んでいるようで進んでない気がしてしまうのでちょっと苦手な工程。

毎回気合いを入れて頑張っています(笑)。

ぐるっと完了したら、続いてはマスカーで壁面一体を守ります。

トイレは狭いので、自分の思うような体勢でできないので、大変!

何度か背中がつりそうになったので、変な体勢になってもつらないよう、ストレッチをしてから作業することをおすすめしたいです。

養生完了!

後片付けがスムーズになるように、コテ板に養生テープを貼ってからボンドを出します。

そしたら先端がギザギザしたハケですくいとって、奥からボンドを伸ばしていきます。

この時注意するのは、分厚くなりすぎないように均等に引き伸ばすこと。

後ほど失敗した様子が出てくるのですが、「ハニカムタイル」タイルの厚みが5mmとそこまで厚くないのと、一枚一枚のサイズが小さいのでボンドの量が多いとボンドがはみ出てしまうのでハケで薄く伸ばすことをおすすめします!ボンド厚はだいたい0.5mmくらいですかね。

奥から順に仕上げていく必要があるので、タイルシートが一枚分貼れる幅までボンドを塗れたら、タイルを貼ります。

タイルをカットしながら、貼る

奥から順に貼っていきます。

シート同士をくっつける際は、タイルの目地幅がシートがついている部分と同じになるように間隔をとってタイルを貼っていきます。

なんとなくこのくらいかなと塗ったボンドが、1シート分ぴったりでちょっぴり嬉しい。

タイルを置いたら上から(できればゴムハンマーで)ぎゅっと押しつけて、ボンドとしっかり密着するようにします。

壁際にできた隙間には「半マス」を貼ります。

隙間にぴったりはまっていくのが楽しい。後で取れてしまわないように位置が定まったら上から押さえつけます。

このタイル貼りで大変だったのは、予想通り、便器の周辺。

隙間は空いているけど、タイルをカットしないとその隙間にハマらない。ということが多く、隙間の大きさに合わせてタイルをカットしながら貼っていきました。

すみません、私は素手でやってしまっているのですが、刃を使用する際はグローブ必須でお願いします。

タイルをシートから剥がして、カットしたい位置に喰い切り(タイルニッパー)の刃先を合わせる。

両手でぐっと力強く握って、カット!

タイルをカットするのはなかなか難しいのではと思っていたのですが、そんなに握力のない私でも苦戦することなくカットできました。

カットしたものを埋めて隙間を埋める。そんな工程を繰り返します。

ボンドを塗って、タイルシートを貼る。

隙間が空いたところは、カットして埋めていく。

慣れてくるとタイルカットも狙ったところでできるようになり、いい感じに隙間が埋まりました。

最初は手袋をつけていたのですが、つけたり外したりするのが面倒で気づいたら外したままで作業をしてしまっていました。ボンドの厚みもこの時すでに厚くなってます……。

工具にボンドがついてしまったら、時間が経つ前にアルコールティッシュでさっと拭くのがおすすめです。

そんなこんなでラスト!

2時間くらいかかったでしょうか、ついに全ての面が貼り終わりました!

この状態で明日まで放置してボンドが乾くのを待ちます。

快感!タイルのシートを剥がす

2日目の朝。タイルの上についた茶色いシートを剥がしていきます。

必要なのは、バケツとスポンジ。

スポンジを水に浸して、シートを濡らします。

色が変わったらOK。剥がしていきます。

するする剥がれて全容が見えてくるので、このシートを剥がす時間が結構好きです。

と、ここで問題発生……。

ボンドがタイルの横から溢れ、目地部分がボンドで埋まってしまっていたことを発見。

こうならないように薄く塗ろうと思っていたものの、思った以上に溢れてしまったボンド。もっと薄く伸ばした方がよかったのか、後半疲れてきてその意識が薄れてしまっていたのかもしれません。

このままにしておくと目地が詰められず全体にムラが生まれるので、ボンドを除去することにしました。

 

まずは爪楊枝でほじくってみます。

ボンド量が多いところはまだ完全には乾いていなかったので、地道にやればなんとかなりそうです。

撮影してくれているスタッフにも手伝ってもらい、ひたすらボンドをほじり続けて約1時間。

なんとか綺麗になりました!

最後に行き着いたほじくり道具は、割り箸の先端をカッターで細くカットしたもの。

爪楊枝だと細くて折れてしまうことがあったのですが、割り箸は折れずに安定感抜群で最高でした。

目地材を混ぜて詰める

やっとの思いで目地詰め開始。

今回セレクトした目地は、ダークグレーです。

バケットに移して、パッケージの裏に記載してある規定量の水を入れてかき混ぜていきます。

水は一気に入れるのではなく、少しずつ混ぜ合わせるのがポイント。

最初は水を弾くので、ゆっくり混ぜ合わせるとダマができづらくていいと思います。

しっかり混ぜ合わさったら、いざタイルへ。

冬で気温が低いので規定の水の量より少し少なめにしたのですが、載せてみたらちょっと水々しくてゆるそう。

ということで、少しだけ目地材を追加してみました。

夏は乾燥しやすく詰めている間にパサパサしてきたりもするので、規定の量を基準におきつつ、状況を見ながら調整するのが良いです。

ゆるくも固くもないいい感じの質感になったので、自分の立つ場所がなくならないように奥から手前へ、どんどん塗り進めていきます。

目地がしっかり入るように、ゴムベラで下に押し付けるように塗り進めるのがポイントです。

完了。引いて見ると真っ黒だなぁ。少しだけ時間を置きます。

一番大変だった、最後の仕上げ

今回のDIYで一番大変だったのが、目地材を拭う作業。

スポンジとバケツを用意。水に濡らして強めに絞ったスポンジで表面の目地材を拭っていきます。

べちゃべちゃになってタイルの隙間に詰まった目地材まで拭ってしまわないように、しっかり水を絞って表面だけを拭うように気をつけます。

私が目地材を多めに置いてしまったのか、スポンジで拭って洗っての作業を何度繰り返しても本来のタイルの色が見えてこない……。

どんどんバケツの水が黒くなる一方です。

ある程度は拭ったので、思い切ってタオルで表面を拭いてみることに。

何度も続けると、やっと本来のタイルの色が見えてきました!

希望の光!

タオルは両面こんなに真っ黒です。

最後にまた違うタオルで拭いて仕上げます。

なんとか完了。

ボンドが詰まっていた箇所はちょっと残ってしまいましたが、引きで見るとそこまで問題はなさそうです。

少し乾かしたら、養生を剥がします。

完成系がついに見えるので、わくわく!

マステを貼った位置もばっちり。引っかかることなく、綺麗に養生を剥がすことができました。

完成!

完成しました!

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

今まで気になっていた、床の色味だけ明るくて浮いて見える問題は解消。落ち着きがありつつもタイルの表情がプラスされて、空間の質がとっても高まりました。

際もトイレの縁も思っていたよりも綺麗に収まっています。我ながら上出来です。

大満足!毎度完成した空間をみると頑張ってよかったなと思います。

自分色に染めたトイレがさらに自分好みにレベルアップ!何年越しに妄想を叶えられてよかったです。

DIYで空間に手を加えるのであれば一気に完成を目指さなくとも、壁塗装から始まった今回のトイレ改装のように、できるところから順に時間をかけて完成を目指すというのもいいなと思います。

かなりお気に入りの空間になったので、むしろもうトイレとしての活用だけではもったいない気持ちになってきました。いつの日か本を持ち込んでこもる部屋になりそうな予感です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

実家DIYで少しずつアップデートさせてきた我が家の様子をまとめた記事はこちら

完璧じゃなくても、好きになれる。実家DIYで「少しずつ手を加える」家づくり。
完璧じゃなくても、好きになれる。実家DIYで「少しずつ手を加える」家づくり。
築48年の実家は好きなところもあるけど、気に入らない点もある。それをポジティブに受け入れて、気に入らないところは自分で変えてみる。toolboxスタッフ三上のそんな家づくりを紹介します。

他の箇所のDIYの過程もぜひ見てみてください!(過去記事はこちら

次回もお楽しみに!

担当:三上