温かい空気が漂う、家族が集う家

まずはリビングダイニングから、どんな風に生まれ変わったのか。早速ご紹介していきます。

元は独立した部屋に納められ、他の部屋と分かれていた独立型のキッチンを、リビングダイニングと繋がるオープンな対面キッチンに変更。合わせて、リビング脇の部屋を解体し、ゆったりくつろげる広々したリビングスペースを実現しました。

部屋を広げたことによって直接差し込むようになってしまった西日対策に、仕切壁を設置。仕上げにエコカラットを貼り、調湿効果にも配慮。背面は収納スペースとして活用できるようにし、仕切壁に取り付けたTVボードは、埋め込むことですっきりとした印象に仕上げています。

オープンにしたキッチンは、II型にして作業スペースをたっぷりとり、広々と調理が行えるようにしています。お子様が里帰りされた際に、みんなでキッチンを囲んで和気藹々と団欒を楽しむことができるようにという考えから。

ダイニングの背面には、キッチンと同素材で仕立てた大容量の収納カウンターを設置。キッチンの奥にはパントリーを設け、嵩張るものもきちんと収納できるようにしてあります。何かと乱雑になりがちなキッチンにはうれしい機能。

室内窓を通してリビングダイニングと繋がったこちらの一角は、お子様が里帰りをした際に利用できるようにと考え設けられたスペース。ゲストルームとして使えるよう、引き戸で間仕切ることができるようにしてあります。

ワークカウンターの天板は、元々ダイニングテーブルとして使用していたものを加工し再利用したのだそう。家族の思い出が、しっかりと新しい住まいにも受け継がれているという、なんとも微笑ましいエピソード。

元の4LDKの細かく分かれた間取りから、2LDK＋WICというゆとりのある間取りに変更したおかげで、明るく開放的に生まれ変わった住まい。ご夫婦二人のセカンドライフのための家と言いながら、随所にお子様への配慮を感じられる、家族が集うための家になっています。

仲の良い家族の様子が浮かんでくる、微笑ましい素敵な事例です。