躯体は剥き出しなのにも関わらず、冷たさを感じさせない、木の柔らかさ温かさも素敵に取り入れたリノベーション事例のお写真をいただきました。

造作されたキッチンは広々と使えるL型で、有孔ボードが引き出しや仕上げに使われていています。
しまう物は閉まって、見せるものは美しく魅せるようにレイアウト。
斜めに躯体が迫っていますが窮屈さは不思議と感じさせません。

このキッチンには『ハンガーバー』を導入いただきました。
ハンガーバーはサイズオーダーで、シンク幅と同じ長さに。
写真で見ると美しく揃って惚れ惚れします。

細めタイプの6φをお選びいただきましたが、おたまやピーラーなど、撮影後には調理器具をいろいろ吊り下げてお使いいただいているそうですが、強度も問題なくお使いいただけているようです。

素焼きレセップはコンクリートとも相性がよく、土の素朴な風合いがリノベ空間にもハマります。

天井のダクトレールには『配線レール用スポットライト』をお使いいただきました。
シャープのソケット型がスッキリとまとまっています。

日中は目立たないけれど、夜にはこの空間をあかりで演出してくれることでしょう。

トイレには『ミニマルペーパーホルダー』。
トイレはかなりミニマルにまとめたそうですが、その中でも無骨な存在感がトイレをグッと引き締めています。

お風呂場も見せていただきました。
クリアガラスのお風呂場は、境目が曖昧になり広々と感じることができます。
入浴時には1日の疲れを癒すひとときが過ごせそう。

そんなお風呂場の天井に輝くシルバー。『カプセルライト』をお使いいただきました。
天井はフレキシブルボードで、シルバーの色合いとぴったりです。

コンパクトな防水照明がなかなか見つけられなかったそうで、とても気に入っていただけました。

このお風呂場の手前にある洗面所。こちらにも『ハンガーバー』をお使いいただきました。
鉄が天板の色に溶け込んでいます。

こんな素敵な家、住んでいる人はどんな人かと思えば建築家さん。
改めて思いました。やはりプロのこだわりは美しい。

設計:須磨哲生+寺川奈穂子
撮影:森田純典

紹介している商品

関連する事例記事

「何から始めればいいの?」対話を重ねながら、自分の好きを紡いでいった住まい
「何から始めればいいの?」対話を重ねながら、自分の好きを紡いでいった住まい
足を踏み入れた瞬間、「きっとこの家に住んでいる人は、家で過ごす時間や、自分たちにとっての心地よさを大切にしながら暮らしているんだろうな」そんな空気がふわりと伝わってくる住まいがあります。今回ご紹介する住まいは、まさにそんな佇まい。住まい手の好みがじんわりにじみ出る、穏やかな空間が広がった戸建ての事例です。
古さを慈しみながら、今の暮らしをそっと重ねていく築古戸建てリノベーション
古さを慈しみながら、今の暮らしをそっと重ねていく築古戸建てリノベーション
築46年の家に残された、古い柱や階段の手摺りなど、建物がもともと持っていた“面影”が住まいに奥深さを与え、今の暮らしにやさしく寄り添う。年月を重ねた家が纏う趣深い空気感を大切にしながら、新しい暮らしが心地よく続いていくように。そんな思いでリノベーションした事例です。
ほぼ解体なし、在宅工事で2週間。“台所”の痕跡を残した戸建てのキッチンリフォーム
ほぼ解体なし、在宅工事で2週間。“台所”の痕跡を残した戸建てのキッチンリフォーム
ツールボックス工事班|TBKが設計施工を担当させていただいた、ダイニングキッチンの収納力増大と、使い勝手にフォーカスしたリフォーム事例です。
“引き戸”と“引き算”でデザインした、わたしたちの心地よさ
“引き戸”と“引き算”でデザインした、わたしたちの心地よさ
LDKと寝室を仕切るのは、壁でもドアでもなく、ガラスが嵌め込まれた引き戸。寝室の天井をLDKより少し下げたり、素材や要素を厳選したり、照明の数を絞ったり。“引く”をキーワードに、自分たちの“ものさし”で心地よさを形にしたリノベーション事例をご紹介します。