そのまま住めてしまうほどきれいな中古のマンションを購入されたMさま。間取りが元々暮らしやすそうで大きく変える必要はないものの、フローリング、建具、壁紙など住まいの基本的な要素は好みのものに変えていくことに。

既存の設備も活かしながら、toolboxのアイテムを多く採用いただきました。

リビングの顔になるガラスドアは「アイアン塗料のチャコールグレー」という色味。レバーハンドルもtoolboxの「ヘキサレバーハンドル」を採用いただいています。

リビングに向かって右手の押し入れだった場所はたっぷりの収納として残しつつ、扉を「オーダーフラッシュドア ラワン」に変更しています。

ダイニングにも多くのtoolboxのアイテムが。

toolboxのライトたちと一緒に、「吊りフック」を使って植物も一緒にディスプレイ。

続いてキッチン。

壁には「フロストタイル艶あり 二丁掛」を採用いただきました。キッチンは天板やシンク、引き出しなど本体は既存利用しつつ、引き出しの扉はピカピカした素材からラワン材で造作したものに交換しています。馴染んでいるレンジフードも黒いものに交換……ではなく、元々ついていたものにアイアン塗料を塗って雰囲気を合わせています。

玄関にもtoolboxのアイテムがたくさんです。靴収納の扉には「把手の金物」が。有孔ボードの穴の間隔にぴったり。

最後に洗面もご紹介。

面材はキッチンと同じく既存の洗面台に合わせてラワンで造作。「レトロエイジタイル」をあわせていただいています。「ラワンの洗面ミラー」は500×600と縦でも横でも使えるサイズ。こちらは横長に設置されています。ミラーの上についているのは「工業系レセップ」のソケットブラック。そして繊細な印象のタオルバーは「ハンガーバー」のφ6 真鍮 W400。

Mさまの場合はマンションの購入の際のリノベーションですが、新築から住み始めてどうも気になるところがある…。そんな方はこんな風に既存のいいところを活かしながら部分部分に手を入れていくリノベーションもいかがでしょうか?

(小林)

  • 「マリンデッキライト フロスト×ブラック」、「ヘキサレバーハンドル」は販売を終了しました。
ツールボックス工事班|TBK

ツールボックス工事班|TBK

toolboxの設計施工チーム。住宅のリフォーム・リノベーションを専門に、オフィスや賃貸案件も手がけています。ご予算や目的に応じ、既存や素材をうまく活かしたご提案が特徴です。

オーダーメイドリフォームのご相談はこちら→TBKに相談する
リフォーム相談会定期的に開催中 詳細はこちら→コラムを読む

※毎週水曜日の13時から15時まで、東京・目白ショールームに施工チームがいます。工事に関するご相談も承っておりますので、この時間もご活用ください。

関連する事例記事

“引き戸”と“引き算”でデザインした、わたしたちの心地よさ
“引き戸”と“引き算”でデザインした、わたしたちの心地よさ
LDKと寝室を仕切るのは、壁でもドアでもなく、ガラスが嵌め込まれた引き戸。寝室の天井をLDKより少し下げたり、素材や要素を厳選したり、照明の数を絞ったり。“引く”をキーワードに、自分たちの“ものさし”で心地よさを形にしたリノベーション事例をご紹介します。
“遊郭建具”で暮らしを仕切る・繋ぐ。ワンルームに広がる多様な居場所
“遊郭建具”で暮らしを仕切る・繋ぐ。ワンルームに広がる多様な居場所
ロフトやキッチン、クローゼットを仕切る壁の高さはすべて1780mm。これはお施主さまが譲り受けた、京都の古い遊郭にあった建具の高さ。この高さを軸に、ふたつの大きなワンルームに多様な居心地を生み出したマンションリノベーション事例を紹介します。
都心のマンションで叶える25畳のLDKリフォーム。眺望も動線も停滞知らずな「パノラマの家」
都心のマンションで叶える25畳のLDKリフォーム。眺望も動線も停滞知らずな「パノラマの家」
ツールボックス工事班|TBKが設計施工を担当させていただいた、仕事もプライベートも気兼ねなく、のびのび過ごせる3人家族のリフォーム事例です。
平屋なのに立体的。  “床の段差”が描き出す、暮らしの景色と家族の居場所
平屋なのに立体的。 “床の段差”が描き出す、暮らしの景色と家族の居場所
平屋と聞くと、のびやかでゆったりとしたワンフロアを思い浮かべる方も多いと思います。でもこのお家は、床や天井にちょっとした高低差をつけることで、平屋なのに立体的な奥行きを感じる空間が広がっていました。