普段から地球環境の大切さを考えられているお施主様が、家を建てる上でこだわったこと。それは、「将来子供たちに残すことになるこの家も、地球環境に負担のないものにしたい」というもの。
「そんな想いに共感し、リノベーションを通じてできることを一緒に考えた家づくりになりました。」この家の工事を担当した設計者はそう振り返ります。
既存のまま利用できるところは綺麗に再利用し、天井や壁はビニールクロスは使わず全面板張りとしたり、水回りはクッションフロアの代わりにタイルを使用したりと、使用する素材は自然素材のものにこだわりました。
造作した台に『オーダーキッチン天板』を載せて作られた、木の優しい風合い漂うキッチン。季節の移り変わりを大切にされている様子が、ダイニングに飾られた一輪差しからも感じられます。
使用する照明も、和紙やガラスなど自然素材のものをセレクト。
もともと和室だったお部屋は、玄関から入ってLDKとつながる大きな土間空間に。家族の趣味の道具たちが、壁面を賑わせています。
子供たちの遊び場として、趣味の道具のメンテナンスの場所として。様々に利用できるスペースです。
土間に設けられた縁側は、LDKだけでなく外部にも繋がるように設計。大開口の窓から光や風を取り入れながら、庭づくりや四季の移り変わりを思う存分楽しめます。
自然を慈しみながら日々を穏やかに過ごされている様子が、写真からもひしひしと伝わってきます。その考えは、きっと子どもたちにも、家とともにしっかり受け継がれていくことでしょう。
紹介している商品
関連する事例記事
「広いリビング」だけじゃない。家事ラク間取りが「のんびり時間」を生む、100㎡超えの住まい
誰もが憧れる「広いリビング」。でも、そこでゆっくり「くつろぐ時間」がなければ、本末転倒。子どもが個室に引きこもるのを防ぐ工夫や家事ラク要素を盛り込んで、「広いリビングで家族がくつろぐ時間」をつくり出した事例をご紹介します。
「働く」と「くつろぐ」を同じ比重で。ラウンジを大きく設け「仕事→休憩→仕事→交流!」1日中いられる“居場所を選べる”オフィス
執務スペースと同じくらいの広さでラウンジを設けたオフィス。バーカウンターやパレットソファ、ビーズクッションといった居場所が揃い、仕事と同じくらい「くつろぐこと」にも比重を置いた設計です。その時々の気分や作業内容によって居場所を選べる、この空間の特徴をご紹介します。
ミッドセンチュリーと下北沢カルチャーが交差する、“泊まれるリビング”
タイムレスなミッドセンチュリーデザインに、下北沢カルチャーをプラスした空間。ホテルとして快適に過ごせるのはもちろん、仲間と集まって暮らすように楽しめる工夫もいっぱい。家族だけのマイホームとはまた違う、“仲間と過ごす場所”の事例が届きました。