造作キッチンに『レトロエイジタイル』と『ニッケルサテン水栓』を採用していただきました。

「キッチンにタイル」というとコンロ周りの壁に貼ったりするのが定番ですが、今回は造作キッチンのカウンター全面に貼っていただきました。

選んでいただいたのは『レトロエイジタイル』のオリーブ。タイルはサンプルのご請求もいただいていたのですが、オリーブを決め打ちで取り寄せられていたので、他に候補のタイルはなかったのか伺ったところ「最初から、キッチンにはこのタイルを貼りたいと思っていました」となんとも嬉しい回答が!

レトロエイジタイルは釉薬たっぷり、独特の質感が味わいのあるタイル。

「光や見る場所によって微妙に色味や表情が変わる独特の【メラ感】が気に入っています。触れた時の微妙な凹凸も好きです」と素敵な表現をしてくださいました。

キッチンからダイニングテーブルがつながっていて、動線効率もよく雰囲気もピッタリな仕上がりですが、それもそのはず、先にウォールナット無垢材のダイニングテーブルが決まっていたので、テーブルに相性が良いこのタイルを採用されたとのこと。

トータルでコーディネートされただけあって、とてもまとまりのある空間です。

カウンターの上にはIHコンロが置いてありますが、大人数集まった時にはサッとどければ、テーブルの延長としても使えそうです。

いずれはカウンターチェアも導入する予定とのこと、ホームパーティーの際にキッチンが中心になっている光景が目に浮かびますね。今回いただいたのは明るい日中に撮影したお写真でしたが、夜になったらまた違った表情を見せてくれそうです。

また、このキッチンに合わせていただいたのは、シルキーな質感が特徴の『ニッケルサテン水栓』。シックなキッチンに鈍い光を放つ水栓がアクセントになっています。

インテリアの一部のような造作キッチン。素敵な事例をありがとうございました。

(トーゴ)

株式会社 HandiHouse project / ハンディハウスプロジェクト

合言葉は『妄想から打ち上げまで』。
設計・デザインから工事のすべてにおいて、施主も一緒に参加して作っています。
家づくりが趣味になれば暮らしも豊かになる。そんな思いで活動している建築家集団です。

スタジオピース一級建築士事務所

加藤渓一による東京・八王子の一級建築士事務所。設計だけでなく、自身で施工も行う建築家。建築家集団・HandiHouse projectのメンバー。
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