事例写真を見て、「そうかこれでいいんだ」と思いました。

キッチンとシンクは、ステンレスのみで構成された「超」がつくほどシンプルなステンレスの箱と箱。

ミニマルキッチンは壁付け W1800×D600 でミニマルだけどゆったりとした設計。オプションで選んでいただいたコンロと水栓、レンジフードもスペースをよりスッキリと見せてくれます。

ミニマルシンクは壁付け W600×D500 でキッチンと同シリーズの仕上げ、そういや同じ空間でこう寄り添っている事例はあまり見たことがありませんでした。

今からここに住もうとする誰かのために最小限にしておく。

デザイナーからすると我々が気づかない仕掛けもあるのかもしれません。

設備選びもデザイナー次第なのですが、これで十分と思わせる組み合わせだと感じました。

2口ヨコタイプは壁際のちょっとしたスペースにスパイスやツールを置いたり、と使い方の妄想が広がります。

限られた採光を十分活かせる仕切り。スッと入った黒のラインが天井躯体の存在感と相性いいですよね。

ステンレスってシュッとした、スッキリ、ミニマルとかイメージありますよね。ステンレスを包むまわりのデザインによってはこのあとのお客様へ、何色でもない空間を生み出す優しさでもあるんだなーとジーンときました。

(豊田)

クジラ株式会社

【未来に繋がる「カッコいい」を創る】をミッションに、空間から生まれる感動や居心地を大事にしながらワンストップリノベーションを提案してくれるリノベーション設計施工会社。

自宅リノベから店舗・オフィス、街のデザイン・開発など幅広く大阪で活躍しています。

関連する事例記事

思い出残しのワンルーム
思い出残しのワンルーム
ツールボックス工事班が工事を担当し、東京R不動産と共同で企画した賃貸リフォーム事例です。
選び抜いたものだけと暮らす、「余白」を感じる住まい
選び抜いたものだけと暮らす、「余白」を感じる住まい
古い団地に多い「壁式構造」。間取りを変えられない中、暮らしに必要なものを徹底的に見直し、生活のあり方を再編成して生まれたのは、ギャラリーのような住まいでした。
あわいをたゆたう家
あわいをたゆたう家
必要な機能を配置したら、間を土間と路地で繋ぐ。その路地が行き止まりなく外まで貫通していく家。家の中と外の境界を曖昧にするような戸建てリノベーション事例です。
実家と庭と、あたらしい住まい
実家と庭と、あたらしい住まい
今回ご紹介するのは、ご夫婦と子供2人の4人家族のお住まいです。 子供の成長を機に賃貸マンションから一軒家を検討する中、ご主人のお父様の提案で、実家の広い庭を分割して新たに家を建てることを決められたそう。既存の庭をなるべく残すため新築はコンパクトにしつつ、豊かな暮らしをつくる工夫が詰まった住まいをご紹介します。