お気に入りのモノが、特別な存在ではなく、暮らしの一部として自然に馴染む空間です。
ご夫婦共通の趣味であるキャンプやアウトドアの道具たちは、しまい込むのではなく、空間を彩る存在として取り入れられています。

日当たりの良い角部屋に配置されたリビングダイニングは、窓からの光をたっぷり取り込む、伸びやかな場所。窓際ではグリーンがすくすくと育ち、出窓のカウンターには旅の思い出を並べて、眺めを楽しめる居場所になっています。

印象的な木製のアールの開口部。実は、存在感のある梁を隠しながら、空間に馴染ませ、デザインのアクセントとして活かしています。

リビングの一角には、コンパクトなヌックを設けました。大きなアールとリンクするように、ヌックの開口部にも小さなアールを施すことで、空間全体にやさしい統一感が生まれています。

内部には本棚を設け、山やアウトドアにまつわる本を手に取りながら過ごせる場所に。
こもりながらも家族の気配は感じられる、心地よい距離感が魅力です。

リビングダイニングの中で存在感を放つキッチンカウンター。梁隠しのアールと一体になって、カウンター棚もアール形状に。棚にはご主人のカメラを並べて飾りながら、シャッターチャンスを感じたらパッと手に取れるようにして、カメラを日常に取り込んでいます。

キッチンの床はタイルで切り替え、空間にメリハリを。システムキッチンをベースに、扉面材をシナ材へ変更し、既製品のキッチンをオリジナル仕様へとリメイク。棚受け金物』や小物掛け用の『ハンガーバー』には真鍮素材を採用し、やわらかな木の表情に合わせて、空間に温かみを添えています。

また、キッチンと寝室をつなぐ窓には、奥様の実家で使われていた古建具のガラスを明かり取り窓として再利用。昔ながらの型ガラスが、やわらかな光を落とし、暮らしにやさしい表情をもたらします。実用的に収納できるパントリーも備え、使い勝手の良さにも配慮したキッチンです。

寝室とリビングの間には、大きな室内窓を設け、光と視線が抜ける構成に。空間に広がりをもたらしながら、それぞれの居場所の独立性も保っています。

ご夫婦ともにほぼテレワークという働き方に合わせ、寝室のワークスペースとは別に書斎を設けました。 料理や食事の時間と仕事の時間が干渉しにくい、暮らしやすい間取りです。
書斎には壁面棚を設置し、趣味の道具をたっぷり収納できるようにしています。

デスクの壁には、奥様の登山ギアを引っ掛けて収納。
仕事の合間に目に入るお気に入りが、さりげなく気分を切り替えてくれます。

暗さが気になったという玄関には、書斎をガラス入りの両開きドアにすることで、光が届く明るい空間になりました。

洗面水栓に『壁付けセパレート混合水栓』を採用。

ドアを左右に開いたとき、2枚の扉が前後ぴったりと重なるデザインもポイントです。廊下にはオープンな洗面を配置し、玄関からの動線もスムーズに整えました。

お気に入りのものたちの居場所、光の取り込み方、素材の選び方。一つひとつの小さな工夫が積み重なり、暮らしにしっくりと馴染む住まいがかたちづくられていました。

仕事や日常に追われる時間の中でも、大好きな山やカメラをいつも感じられること。それが自然と気分転換にもなり、暮らしを前向きに整えてくれる、そんなご夫婦らしい住まいです。

ハコリノベ

ハコリノベ

『“ONE HOUSE FUN HOME”
 自分の想いを詰め込んだ、他のどこにもないその家で、日々の暮らしを楽しんで欲しい。』
そんな想いをモットーに、不動産の仲介、販売、リノベーションをワンストップで行う会社です。
拠点は大阪と横浜。リノベーションのプロフェッショナルたちが、あなたのお家づくりをサポートします。

紹介している商品

KB-TP007-04a-G141
¥49,000
PS-BK001-07-G141
¥3,900/本
KB-AC008-16-G141
¥5,800
テキスト:小尾

関連する事例記事

60㎡に4人+猫、でも窮屈じゃない。用途を重ねて居場所をつくるマンションリノベ
60㎡に4人+猫、でも窮屈じゃない。用途を重ねて居場所をつくるマンションリノベ
決して広くはないのに、子どもたちは無邪気に走り回り、夫婦はそれぞれの場所でテレワークに向かい、愛猫は窓辺でのんびりひなたぼっこと、なぜかみんなのびのび暮らしている。その秘密は、空間を「分ける」のではなく「重ねる」という、ちょっとした工夫にありました。
130㎡で始める、夫婦のセカンドステージ。間取りや素材で“ゆとり”を生む工夫を凝らしたマンションリノベ
130㎡で始める、夫婦のセカンドステージ。間取りや素材で“ゆとり”を生む工夫を凝らしたマンションリノベ
子育てが一段落し、これからの暮らしを「今の自分たち」に合わせて整えたい。 そんな人生の第二ステージに差しかかるご夫婦に向けてつくった、ちょうどいい距離感と余白を大切にした住まいをご紹介します。
古さも​新しさも、​和も​洋も、​バラバラな​素材を​丁寧に​重ねて​つくりあげる​築古戸建て​リノベーション
古さも​新しさも、​和も​洋も、​バラバラな​素材を​丁寧に​重ねて​つくりあげる​築古戸建て​リノベーション
今回ご紹介するのは、​築50年の​木造住宅を​リノベーションした​事例。​
外見はごく​一般的な​2階建ての​家に​足を​踏み入れると、​古い​ものと​新しい​もの、​合板と​無垢材、​和風と​洋風など、​色々な要素が混ざり合いながらも、違和感なく​共存する​空間が​広がっていました。 一見バラバラに見える素材たちが、どうして心地よくまとまっているのか、それを紐解いていきます。
「私たちに個室はいらない」。愛犬と暮らす姉妹が100㎡のマンションでたどり着いた、自分たちの“最適解”
「私たちに個室はいらない」。愛犬と暮らす姉妹が100㎡のマンションでたどり着いた、自分たちの“最適解”
“やりたいこと”ではなく“面倒だと思うこと”から始まったプランニング。「今までできなかったことは、新しい家になってもできない」と、自分たちの行動や性格に合う家をとことん追求して生まれたのは、寝室とLDKが一体になった、回遊できる大空間でした。