20㎡の賃貸に暮らしているtoolboxスタッフの長橋です。古道具や器を集めるのが趣味で、この家に引っ越してから2年間、時間をかけてようやく好きな部屋になってきたなと思ってました。
だけど、どうしても気になることがひとつ。昼間はお気に入りの空間が、夜、電気を付けた瞬間に部屋全体が白くフラットで味気ない感じになってしまうのです。
原因は、入居時からそのままだったシーリングライト。部屋全体を青白く均一に照らす光が苦手で、なんだか心が落ち着かないというか、リラックスできる「夜モード」に切り替えられずにいました。
「賃貸だから変えられない」と思い込んでいましたが、調べてみると簡単に取り外せるのだとか。理想の雰囲気をつくるため、初めての照明交換に挑戦してみます!
意外と簡単に外せる!上空に鎮座するUFO照明
入居した時からずっと、天井に鎮座していた大きなシーリングライト。その円盤のような見た目から、我が家では「UFO照明」と呼んでいました。
「天井にがっしり固定しているもの」と思い込んでいたのですが、調べてみると「引掛けシーリング(照明の配線器具)」に取り付けてあることがほとんどなのだとか。つまりこれさえ外してしまえば、自分の好きな照明に自由に取り替えられるということ!
ちょうど使ってみたいペンダントライトも見つけていたので、取り外して付け替えてみることにしました。
まずは安全のために電気のスイッチをオフにして、カバーを外すところからスタート。
左に数回、くるくると回すとカパッと外れました。プラスチック製のカバーは思った以上に軽くてなんだか拍子抜けします。
接続しているコネクタの線を外し、本体が落ちてこないよう、手でしっかり支えながらロックを解除して外します。
基本的には、メーカー名や品番で調べれば、図解つきの外し方が出てくると思います。それを見れば一発なのですが、説明書を読まずに突き進んでしまうタイプの私は「あれ?どこを押せば外れるの?」と、天井を見上げながら数分間格闘する羽目に。
器具自体にも丁寧に手順が印字されているので、最終的にはなんとなくのノリでも外すことはできましたが、相手はあくまでも大家さんの持ち物。皆さんには、事前に正しい手順を1分だけ予習してから挑むことを強くおすすめします……!
すっきり取り払ったのはいいけれど、ここで賃貸暮らしならではの「地味な問題」に直面。退去するときには原状回復が必須なので、この大きなUFO照明を綺麗に保管しておかなければならないのです。
ただでさえ収納不足な我が家。この巨大な円盤の収納場所をどこに捻出するか、頭を抱えました。あちこち探した結果、最終的にはクローゼットの上部、手が届きにくいデッドスペースで次の引越しまで眠ってもらうことで決着。
我が家はクローゼットでしたが、ベッドの下など、外す前にあらかじめ「隠し場所」を確保しておくと、その後の作業がスムーズに進むと思います。
電気工事不要!その名の通り、簡単に取り付けできるライティングレール
UFO照明を撤去して現れた引掛けシーリング。ここに、ペンダントライトを1灯だけ吊るすこともできるのですが、今回は複数灯吊るして空間に奥行きを出すために『簡易取り付け式ライティングレール』を取り付けていきます。
まずはレールに付属しているベースプレートを天井の配線器具に固定します。
写真ではインパクトドライバーを使っていますが、普通のプラスドライバー1本あれば十分取り付け可能です。むしろ手回しドライバーの方が、力加減の調整がしやすくておすすめだったかも……と、やってみて思いました。
ちなみに、我が家の引掛けシーリングは、左右に金具がついている「耳付き」のタイプだったので、ネジでプレートを固定すればOKでした。ただ、器具の形状によっては天井へのビス打ちが必要になってしまう場合もあります。
ベースプレートが付いたら、レールの配線コードを引掛シーリングにカチッと繋ぎます。
ベースプレートから出ている4本の軸と、ライティングレール本体の穴を合わせて、ナットで固定していくのですが、想像以上に重く、一人で支えながらネジ位置を合わせるのがとにかく大変!
撮影しているスタッフに、たまらず助けを求める事態に。
4箇所をナットで固定。最後にレールの両端についているアジャスターを回し、天井と平行になるよう隙間を調整すれば、無事にライティングレールの取り付けが完了です!
途中で助けを求める場面こそあったものの、手順自体はとってもシンプル。15分ほどで取り付けることができました。
いよいよ、ここをベースにペンダントライトを取り付けていきます。(ワクワク)
ペンダントライトと電球の組み合わせを試す
今回、自宅に取り入れたいと心に決めていたのが『手編みロープ照明』。コードを手編みのニットで包み込んだ照明で、くるっと結ぶことで自由にアレンジできるユニークなペンダントライトです。
濃い木調の古道具が多い我が家に、この鮮やかな色使いがきっと映えるはずと思い、この照明を主役に据えることにしました。
組み合わせる電球を選びます。実際に電球を選ぶ時には「明るさ」「色温度(光の色味)」「明かりの広がり方」などチェックするべき大切なポイントがあります。
私は、事前にショールームで「自分の好みの明かりはこのあたり」というのを実際に目で見て把握した上で、その条件を満たした好きな形のものをセレクトしていきました。
今回は「部屋の中でパッと目を引く存在にしたい」という目的があったため、電球自体の形や大きさにもしっかりと存在感があるこちらの2つをセレクト。
選んだ2つの照明の取り付け位置を決めて、実際に吊るしてみます。取り付け時も安全のため、作業は壁の電源スイッチをオフにした状態で行います。
スポットライトのようなレール専用器具とは違い、引掛シーリング用のペンダントライトはそのままライティングレールに取り付けることができません。そのため、今回は『ライティングレールプラグ』=変換パーツを中間に噛ませて取り付けていきます。
読んでいる皆様も、それとなく予想していたかもしれませんが、吊り下げる位置が圧倒的に低すぎました……!
でも慌てることはありません。なんといっても今回の主役は、結び方によって長さ調整ができる「手編みロープ照明」。付属の説明書に長さ別の結び方の手順が書かれているので、それを見ながらさっそくアレンジを加えてみました。
光源が視界に入らないようにするためには、本当はもう少し上に上げた方がセオリーなのかもしれません。ですが、我が家はこの照明の真下にちゃぶ台を置いて床に座って過ごすため、この長さがベストバランス。
天井から2灯のペンダントライトが連なり、なんだか自分の家じゃないみたいに素敵な眺めが出来上がりました……!
光の色温度や明るさ、ペンダントライトだけでなく、壁付け照明やスタンドライトなど複数の明かりを組み合わせて部屋の雰囲気をつくっていく「多灯分散」の考え方について詳しく解説している「ライティングガイド」があります。
シェードのあるタイプのペンダントライトの選び方や、コードの調整の仕方などもご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
吊るせるのは照明だけじゃない?上空に好きな眺めをつくる
実は、ライティングレールに吊り下げられるのは照明器具だけではありません。レール用の便利なパーツを使って、上空を活用してみます。
我が家で特に活躍したのが、耐荷重5kgの「吊りフック」。この小さなフックを使って、お気に入りのファブリックをクリップ留めして吊るしてみたり、S字フックで伸びゆくツタ系植物を引っ掛けてみたり。お昼の時間、明かりを付けていない景色も更に立体的で目を引くものに変わりました。
今回は我が家では取り入れませんでしたが、この「吊りフック」にペンダントライトのコードを引っ掛ければ、照明の長さや位置を自由に微調整するアジャスターとしても大活躍。
さらに「手元だけじゃなくて、天井付近にベースとなる明るさが欲しいな」というときには、レールに直接電球を挿せる「E26ソケット」を使って、天井面を照らすのもおすすめです。
今まで何もないただの空間だった「頭上」が、アイデア次第で好きなものを飾れる場所に変わりました。
照明だけでこんなに変わった!
そうこうしているうちに夕方になり、窓の外が少しずつ暗くなってきました。いよいよ、新しくなった我が家の明かりを点灯してみる瞬間です。
スイッチを入れた瞬間、周囲に広がる温かな光。部屋全体を白く照らしていたシーリングライトとは全く違う、優しい光の落ち方に、思わず顔がほころびます。
今回セレクトした電球は、25W・35W相当という「明るすぎない」ものでしたが、手元と光源の距離が近くなり、想像していたよりも周囲がはっきりと明るく見えるな、というのが嬉しい発見でした。
実はこの後しばらくの間、1灯だけで生活してみたのですが、暗めの落ち着いた空間が好きなのもあって「意外といけるな」というのが正直な感想です。夜に細かい作業や読書をするときだけ、手元のスタンドライトで灯りを取ったりと、天井から全体を照らさなくても、過ごし方に合わせて明るさを調整できるのが良いなと思いました。
「空間づくりにおいて、照明が与えてくれる影響はとても大きい」
その大切さはもちろん知識としては知っていたつもりでしたが、特別な工事をすることもなく、初のDIYでも「ここまで簡単に部屋の雰囲気を変えられるんだ!」ということを、今回身をもって実感しました。
1時間もあれば、だれでも気軽に始められるあかりの模様替え。
皆さんもお気に入りのペンダントライトとライティングレールを使って、理想の「夜の景色」をつくってみてはいかがでしょう?
ペンダントライトと電球の組み合わせがその場で試せるイベント。今回ご紹介した「手編みロープ照明」の限定カラーも登場します!
2026年6月1日から開催される、ほぼ日「生活のたのしみ展」。
記事内で紹介した「手編みロープ照明」の限定カラーをはじめ、toolboxのペンダントライトと電球の組み合わせを実際に目で見て、その場で試して、そのままお持ち帰りいただける機会です。
「ネットだけだと明るさや色味がちょっと不安……。」
「自分の目で見て、灯した時の雰囲気を確かめたい!」
そんな方はぜひ、この機会に会場へ遊びにきてみてください。お部屋のあかりをガラリと変える、アイテムやヒントを用意してお待ちしております。
イベントの詳しい出展内容やスケジュールは、下記のコラムよりご覧いただけます。
開催日時
2026年 6月1日(月)〜 6月7日(日)
11:00〜19:00(最終日は18:00まで)
最終入場は18時45分まで(最終日は17時45分まで)
入場無料
場所
新宿住友ビル 三角広場
東京都新宿区西新宿2-6-1(MAP)
交通アクセス
大江戸線「都庁前」駅 A6出口直結
東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅 2番出口 徒歩4分
JR線ほか「新宿」駅 徒歩8分
■「生活のたのしみ展」公式サイトURL
https://www.1101.com/seikatsunotanoshimi/2026_summer/teaser/
■「生活のたのしみ展」公式インスタグラム
@seikatsu_no_tanoshimi_ten