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洗面所の壁に「ボーダータイル」を貼ってみた
2020.07.31

洗面所の壁に「ボーダータイル」を貼ってみた

DIY初心者のスタッフが、ボーダーの『水彩タイル』貼りに挑戦しました。

主な材料・道具

水彩タイル ボーダー シエナ(シート)
¥8,100/㎡×1*
基本の道具工具 差し金
¥390×1
マスキングテープ・マスカー・養生テープ
タイル用ボンド(内装用)
目地材(内装用)
コテ板・くし目ゴテ
ゴムベラ
目地詰め用ゴムベラ
タイル用スポンジ
バケツ
ウエットティッシュ(ノンアルコール)
ゴム手袋・ダスター
*水彩タイルは1シート730円です。今回は3枚使用しました。

つくってみました

DIYでタイルをちょい足し

「タイルって、自分でも貼れますか?」

toolboxのショールームでは、そんなご相談をいただくことがよくあります。

新築やリノベーションで家づくりをしたあとに、少し手を加えたいなと思うのはきっと自然なこと。

特に洗面空間などのコンパクトな場所なら、工務店さんを呼ぶほどでもないですし、ご自身で妄想を形にしてみるのはいかがでしょう?

住んでからのちょい足しアレンジにぴったりなタイル貼りに、DIY初心者・新人スタッフのわたし塩川が挑戦しました。奮闘の様子をレポートしていきたいと思います。

 

バリエーション豊富な水彩タイル、どれを貼る?

今回貼るのは『水彩タイル』、その名の通り絵の具を溶いたような、みずみずしい色合いが魅力のタイルです。

全9色、形は3種類あるので、バリエーションはなんと27通り。どれにしようか妄想を広げる時間も至福のひととき。

タイルを貼る場所は、ショールームの女子トイレです。

鏡は『ラワンの洗面ミラー』、洗面台は『ミニマル洗面台のシナ』、木製のアイテムを使ったぬくもりのある空間に、どんなタイルが似合うでしょうか?

完成図をイメージするために、まずはショールームにあるタイルサンプルを合わせてみました。

コンパクトな洗面空間なので、形は「ボーダータイル」が良さそうです。色は写真左から、落ち着いた「バーントアンバー」も合うし、「シエナ」の主張もいい感じ、定番人気の「コットン」も捨てがたい。

いろいろ合わせた結果、ラワンの鏡と相性の良い「シエナ」を貼ることに。

赤茶色のなんとも言えないニュアンスが素敵です。シエナという色の名前はイタリアのトスカーナ地方の都市名からきているそう。旅気分が味わえるところもグッときました。

ボーダーのタイルは縦に貼るか横に貼るかも悩みどころ。試しに縦に置いてみたらとても良かったので、こちらに決定! 最後に背中を押してくれるのは直感かもしれません。

1枚ずつにはなりますが、水彩タイルは無料でサンプル請求ができるので、気になる色や形があればぜひ商品ページから気軽に取り寄せてみてください。

 

タイルは何シート分必要?

水彩タイルは初心者でも貼りやすい「シート」式。

表面に紙のシートが貼られているので、タイルを1枚1枚貼るのではなく、このシートで一気に貼ることができるのです。しかも、目地の間隔があいているので便利!

ちなみにこの紙は、水に濡らすと簡単に剥がすことができます。

また、厚みのあるタイルをカットするのはとても大変なので、できるだけカットしないで済むように、タイルの枚数を計算をしていきたいところ。

洗面台の横幅は700mm。これに合わせてタイルを貼ります。

なんとも心細いメモ書きですが解説すると、1シートの大きさは297mm四方、目地は3mm、合わせて300mmなので、これを2シート。

タイル1枚は横幅約22mm、こちらも目地は3mm、合わせて25mm。4列分あれば100mmなので、ちょうどいいはず。

水彩タイルは1シートずつ販売しているので、3シート分を購入しました。

 

貼る位置を決めてガイドを引く

タイルをまっすぐ貼るために、ガイドラインを引いていきます。通称「墨出し」というものです。

本来ならば水平をきっちりとったほうが良いのですが、今回は小さな面積なので簡単に「差し金」というL字の定規を使って線を引いていきます。

直角を確認し洗面台の横幅に合わせて、シャーペンや鉛筆など消せるもので、スススーっと引きました。

定規で線を引くのは久しぶりだったので、ちょっと曲がりましたが、きっとなんとかなるでしょう。

今回は塗装してある壁にタイルを貼りますが、壁紙などに貼りたい場合はタイルの重みで剥がれる可能性があるので、壁紙を事前に剥がしておいたほうが良いのだそう。

 

周辺を片付けて、養生をする

こまかなチリ掃除を済ませ、養生をしていきます。

ガイドに合わせて、まずはマスキングテープを貼りました。ボンドや目地が隙間に入り込まないように、マステは指で抑えてぴったり壁にくっつけます。

下側にもマステを貼ります。このときタイルの厚みを考慮して養生するのが正解なのですが、すっかり頭から抜け落ちてました。この結末は後半おしらせします。

マステを貼り終えたら、マスカーでさらに養生。

初心者ゆえに、どこに何が飛んでいくかわからないので、過剰なぐらい養生をしてやりました。写真には写っていませんが床も養生しています。これでひと安心。

墨出し、養生で1時間があっという間に経過。先は長い……。養生についてはこちらの記事に詳しく書かれているので、合わせてどうぞ。

 

ボンドを塗って、くし目を立てる

ボンドを「コテ板」にのせます。片付けが楽になるように、養生テープでコテ板とコテの持ち手もしっかりガード。手荒れ防止にゴム手袋も欠かせません。

コテの直線の面を使い、ボンドを薄く伸ばしていきます。ケーキに生クリームを塗っていく作業と似たようなイメージです。

うすうす感じていたのですが、水栓がとにかくお邪魔。水栓の後ろにコテがうまく入らなかったので、ゴムベラでボンドを塗りました。

1〜2mmぐらいに均等に塗れたら、くし目(コテのギザギザ面)を立ててボンドに3mmほどの凹凸を作ります。

こうすることでボンドとタイルの間の空気や水分を逃し、均等になじむようになるのです。またガイドも見やすくなります。

右上はいい感じに凹凸ができましたが、下はボンドが薄すぎるのでやり直し。もう一回ボンドをコテで伸ばします。

水栓の後ろは、小さな「くし目ゴテ」が役立ちました。このぐらいの面積だったら、これ一つでも事足りたように思えます。

不器用さ丸出しですが、ボンドを塗り終えました。やり直せばやり直すほどカオスになっていくので、もうこの辺でタイルを貼ってしまおう。

コテ使いがむずかしいので、初心者のかたは事前に不要な木材などでボンドの塗りのを練習してから、本番にのぞむことをおすすめします。

 

ガイドに合わせて、タイルを貼る

いざタイルを貼るところですが、思ったより肝心のガイドが見えないことに気づいた瞬間です。くし目の意味ないじゃん!

この状態から元に戻る勇気はなかったので、ほぼ勘で貼ることに。

2枚目からはガイドがわかるように、くし目を追加しました。見やすいけれど、これで良いのだろうか……。

目地分のスペースを意識しながら、最後の4列分も貼りました。

この部分は、ハサミやカッターで簡単に切り離すことができます。

タイルの全体を押さえて、壁と均一になるようにしっかり接着させます。下のほうが浮いていたのでここも押します。

そうするとボンドがタイルの隙間から出てきました。ここには目地を詰めるので、ボンドが固まる前に綿棒などで拭き取ります。

また、周辺にはみ出たボンドをウエットティッシュなどできれいに拭き取るのもお忘れなく。地味ですが大切な作業です。これで乾燥タイムに入ります。

ボンドの説明書を読むと、乾燥には1日ほどの時間が必要なのですが、今回は当日中に貼り終えたかったので、ボンドの表面が乾いたら目地詰めを行うことにしました。

ご自宅でタイルを貼る際は、説明書に従って乾燥タイムを取ってくださいね。

 

シートの紙を剥がす

ボンドが乾いたら、水でよく湿らせたスポンジで紙のシートをなでていきます。シートに水をしっかり含ませたら、3分ほど待ちます。

これでシートの糊がペロンと剥がれます。なんとも言えない気持ち良さ。

タイルの表面に糊が残っていると、このあとの目地詰め作業のときに影響が出るので、先ほどのスポンジで糊をきれいに拭き取っていきます。

 

目地材を練って詰める

今回はINAXの「スーパークリーン」という目地材を使いました。

粉状の目地材と混和液のセットです。色のバリエーションはいくつかあるのですが、今回は「ライトグレー」を選びました。

これはキッチン用なので、防カビ・抗菌性能があり、油汚れなどにも強いのだそう。

目地材は水で混ぜるタイプや、カラー展開も色々あります。タイルを貼る場所や用途に合わせて、ちょうどいいものを選んでくださいね。

さあ、ここからはノンストップ。この目地材は固まりやすいので、目地詰めから拭き取りまで20〜30分程度で終わらせないといけません。

バケツに目地材をいれ、混和液を加えていきます。

ゴムベラでよくこねて、目地材を粘土状にしていきます。

ちなみにインナー付きのバケツを使うと、余った目地材をそのまま捨てることができるので片付けが楽です。

ゴムベラをしならせながら、目地材を詰めていきます。粘土状のものを3mmの隙間に埋めていくので、簡単そうに見えて実は力のいる作業です。

目地材はタイルの上についても、あとで拭き取るので大丈夫。ゴムコテを使っても良いのですが、水栓がやっぱりお邪魔なので、これぐらいのヘラのほうが小回りがききました。

目地材は徐々に硬くなっていくので、ここまでくると腕はもうパンパン。目地が詰まったら、タイルの上の目地材をできるかぎりヘラで取りのぞいておきましょう。

 

スポンジで目地材を拭き取る

目地材を詰め終え、半乾きになったのを確認したら、余分な目地材をスポンジで拭き取っていきます。

スポンジに水をよく含ませてから硬く絞り、余分な目地材を吸着させたらバケツの水ですすぎ、またスポンジを絞って拭き取るの繰り返し。思いのほか時間がかかりますが、きれいに仕上げるための重要な作業です。

あら! 養生に落ちていたボンドのカスがスポンジについてしまい、目地に埋まってしまう事件が発生。前の作業をきっちりしておかないと、あとに響きますね。

なんとか取り除き、指で目地を詰めなおしてスポンジで拭きました。白い目地色を選んでいたら多少ごまかせたかもしれません。

下から上にスポンジで拭きあげると、余分な目地材がタイルの上に飛び出してくるので、この部分も拭き取りました。さっと拭いてすぐ捨てられる、ウエットティッシュがとにかく便利です。

スポンジで目地を拭き終えたら30分ほど乾かして、最後に乾いたウエスで仕上げ拭きです。

 

養生剥がしと言う名の、答え合わせ

完成まであと少し。ドキドキしながら養生を剥がしていきます。

余分な目地材をなんども拭き取ったので、想像よりきれいに仕上がっていました。

おや、ガイドラインがはみでてる。本来ならこの部分は目地詰めするつもりでいたのですが、支えがないところに目地を詰めるのは不可能でした。

はみ出たガイドは、消しゴムで消してなかったことに。ボールペンで書かなくてよかった。

一番の反省点は、洗面台とタイルの隙間の目地がぼこぼこになってしまったこと。

タイルの厚みを考慮せずにマステを貼ってしまったので、養生を剥がすときに目地も一緒に取れてしまいました。

でもまあ、コーキングを打って隠す手段もあるので、良しとしましょう。ドンマイドンマイ。

 

完成!

気づけばとっぷり日が暮れてしましたが、想像以上の仕上がりに大満足です。肉体労働の心地よい疲労感。今日はきっとビールが美味しいぞ。

ビフォーアフターはこんな感じ。洗面空間のいいアクセントになっています。そして何より、ラワンとシエナの色が合う。かわいい!

自分で手を加えるだけで、空間にぐんと愛着が湧くから不思議です。初心者でも貼れた達成感もあり、トイレを眺めながら悦に入ってしまいました。

道具集めや乾燥時間を含めて約2日ほどで貼ることができるので、連休などを活用してタイル貼りに挑戦してみるのはいかがでしょう? きっと家づくりのいい思い出になるはずです。

 

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