築29年、65平米の孤立したカウンターキッチンとリビング横に和室が備わるマンション。それぞれが壁で区切られ、家族が集まるリビングスペースとしては手狭になっていました。

Before

リビングと距離を感じるカウンターキッチン。内部が狭くて冷蔵庫が置けず、リビング側に置かれていました。収納スペースが少なくものが溢れてしまうのも、なんとかしたかったそう。

After

リビングに面した和室をリビングと繋がる洋室に。
間仕切り扉をつけておくことで個室にして寝室として使用することもできます。

念願だったというリビングと一体になった開放的なキッチン。
オーダーキッチン天板』を使ったL字の造作キッチンを製作。LDKのコーナーに配置し、可能な限り、空間を広くとれるようにしました。

モノが溢れてしまっていた収納問題は、先に置きたいモノを書き出して置き場を計画したことで、結果的に収納スペースというより、大事にしたいものを飾って仕舞う、心地よくもありながら、家族にとっても置き場がわかりやすくなりました。

手元照明に『モデストレセップ』採用いただきました。

造作キッチンに使用したオーダーキッチン天板は奥行きもサイズオーダーできるので、予め置きたいものを想定し、自分の暮らしにあったサイズで製作可能です。

そして、もう1つネックになっていたのがワンちゃんのトイレ置き場。
廊下収納の下にスペースを作り、廊下に出しっぱなしだったトイレの居場所を作りました。廊下収納の扉に無垢のパイン材を使った『木製パインキャビネットドアが使われています。ルーバーのアクセントと小ぶりなサイズ感の可愛さに視線が上にいくように工夫が。

子供が巣立ったあと、部屋数よりも家族とのコミュニケーションを大事にしたい。大きなリノベーションをせずとも少しの間取り変更で、家族3世代が集まれる場所をつくった素敵な事例でした。

株式会社cozy plan

お客様の帰りたくなる家、大好きな家、楽しい家づくりを心がけ、企画・デザインから設計・施工までをすべて完結できるワンストップ体制で、大阪エリアを中心に戸建てやマンションのリフォーム・リノベーション工事を行なっております。

紹介している商品

テキスト:小尾

関連する事例記事

家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション
今回ご紹介するのは、築30年の分譲住宅をリノベーションした事例です。 似た形状の住宅が並ぶ一番端っこに佇むこのお家。外観からは想像できない、内部の空間のつくり方、光の取り入れ方に注目です。
フードを被った「モデストレセップ」
フードを被った「モデストレセップ」
『モデストレセップ』がフードを被った!人気の直付け照明をアレンジした事例が届きました。
「今、自分がしたいことをして生きる」ためのマンションリノベ
「今、自分がしたいことをして生きる」ためのマンションリノベ
実家を出て一人暮らしをしようと、中古マンションを買ってリノベーションした40代のお施主様。「今の自分がしたいこと」を一番大事にしてつくった住まいには、思うままに暮らしを楽しむ自由がありました。
光庭を通して、街の気配が静かに漂ってくる住まい
光庭を通して、街の気配が静かに漂ってくる住まい
「大切にしてきた愛車を置くスペースがあって、周辺環境に溶け込むシンプルな家」そんな施主の願いを受けてつくられた、小さな敷地目一杯に建物を立てつつ、光が差し込み風が抜けるよう計算された親子二人暮らしのためのお家です。