今回ご紹介するのは、戸建てのリノベで部分的にDIYを取り入れた事例です。

お客様、目白にショールームが移転した時から何度か足を運んでくださっていたのですが、ある日「マグネット下地の壁紙に黒板塗料は塗れますか?」とご予約を入れてくださいました。

ご相談の時には、検討中のマグネット下地の壁紙を持参してくださり、ショールームのミキシングバーで実際に試し塗りをしていただきました。
養生はどうするのか?必要な道具は?下地の処理は?などたくさんご質問いただき、1個ずつ確実に確認、丁寧にメモを書き取ってくださっていた様子を覚えています。

お子さんも満足な楽しい壁に……!

今回塗装したのは、黒板として利用するマグネット下地の壁紙(階段腰壁)部分、黒板としては利用しない建具(シナ)、既存クロスと3種類の場所を塗装したようです。
約15平米を塗られたようで、結構な広さです。

befoerの写真もいただいたので、見てみましょう。

向かって左、階段の奥側が既存クロス部分、右手前に少し映る部分がマグネット下地の壁紙が貼られる部分です。

シナの木建具には、塗料の余分な吸込みを抑えたり、密着性などの下地調整として別途用意した木部用シーラーを事前に塗装。
黒板塗料を塗る準備、バッチリですね!

こちらは実際の塗装の様子。
しっかりとマスキングテープとマスカーで養生がされています。
この養生が塗装では肝心ですね、地味に時間のかかる部分です。

実際の工程を詳細に教えてくださいました。

▼ 工程
Day1 養生、建具&見切り部材(木部)のウッドシーラー塗り
Day2 既存クロス面の布ぶき、既存クロス面+建具の黒板塗装 1回目
Day3 既存クロス面+建具の黒板塗装 2回目
Day4 マグネシタジ面の黒板塗装 1回目 ※
Day5 マグネシタジ面のサンディング→黒板塗装 2回目
入居後にマグネシタジ面の仕上げサンディング
※ マグネシタジ面の1回目だけスケジュール都合で塗装屋さん実施

最後のサンディングまで入れると6日間の作業……!なかなかの作業工程です。

↑afterのお写真。

とても綺麗に塗られています!
黒板として使いたい部分だけでなく、階段部分や黒板利用部分の奥の建具ドアにも同じ塗料を使って空間がどこか懐かしいカラーに。
黒板塗料の暗緑色と、既存の木部分の色の組み合わせも良いですね。

書きごごちは「3か月ほど使用していますが、マグネットのつきも黒板の描き心地もとてもよいです。黒板は少し濡らしたティッシュで軽くふくだけでキレイになります。」とのこと。
磁石もくっつくので、写真やメモを留めておくのも良いですね。

別角度からも見てみましょう。

リビングダイニングの奥に先ほどの黒板塗料を塗装した廊下。

ダイニングテーブル上には「ガラスボール照明」を使ってくださっています。

どこか懐かしさ漂う柄のキッチンフロア、ここには「オーダーキッチン天板」をお使いいただいています。

シンク部分は天板裏に「ハンガーバー」を設置してカスタマイズ!使いやすそうですね。
(きゅうりの柄の手ぬぐいでしょうか……、可愛いです。手ぬぐい好きでついついチェックしてしまいます。)

こちらはキッチン横にワークスペース。カウンターの天板には「フリーカット無垢材 ノースパイン」を設置。

ノースパインは、日本では赤松と呼ばれ古くから親しまれている樹種です。リノベで少し懐かしさを感じさせる空間に、柔らかな表情がマッチしていますね。使い込まれていく変化も楽しみです。

「アイアンハンガーパイプ」も活躍していました。

お子さんの遊び道具や、外から帰ってきた時にカバンや帽子をさっと掛けられるスペースになっています。

事例のお写真をいただく中で、ご自身で塗られた黒板部分について「約15㎡と広範囲だったこと+マグネシタジの施工スケジュール調整でかなり大変でした……でもそのぶん想い入れのある場所にもなりました♪特に塗装はハードルが高く、何を事前に準備するかなど計画をたてるのも自分たちだけでは厳しかったので、ショールームでの相談が心強かったです。 広くて素敵な黒板空間で自粛生活も楽しく過ごすことができました。」と素敵な経験と空間になったとご連絡いただき、本当に私たちも嬉しいです!

お家づくり、大変な部分もありますが、自分たちが積極的に関わることで良い思い出になりますね。

たくさんのお写真と感想、本当にありがとうございました!

  • 「フリーカット無垢材 ノースパイン(節有)」は、販売を終了しました。
テキスト:サコ

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