賃貸用の戸建て改装プロジェクト。

予算の制約がある中、ポイントポイントでtoolboxアイテムをうまく取り入れていただきました。

外壁には、『レトロブラケットライト』のガラスシェードタイプを。

太陽の光を受けてシェードの影がキレイに広がっていますね。

コロナ渦で進められたこの改装プロジェクト。

リーモートワーク、事務所兼住宅、店舗兼住宅等々、使い方をあえて限定しないようなプランの提案をして進めていったそうです。

細かい間仕切りは取り払い、お庭に向けてすっきりしたリビング。露出になった柱も白く塗装してすっきり。

床はリノリウム。天井の白い板の目透かし張りがさりげないポイントになってますね。

手元を隠すよう立ち上がりをつけた壁の内側には、『オーダーキッチン天板」を。

内側には、『古窯70角タイル』のパールホワイトを貼っています。キッチンサイズが、1800×600mmなので、側面合わせて、300角のシートを10枚分購入。

「シートバラ買いができるので、箱買いして余った分は破棄するというロスがでなくてよかったです。」と感想いただきました。

キッチン上は、『フラットレンジフード』。

レンジフード上部に予想外の梁があり、排気位置の選択肢が沢山あるこのレンジフードを選んでいただきました。アイランドタイプもあるのですが、吊りボルトとダクトの存在感を隠したい。手元灯を仕込みたい。ということで、壁付けタイプを購入され、垂れ壁を作って半分覆っています。

逆側から見たところ。

なるほど、そこからスポット!ナイスアイデアです。

「普通のレンジフードは、白でも下部排気部分が黒だったりするのですが、これは白でトグルスイッチも見栄えがとても良く、見上げた時にも重さを感じませんでした。」

と嬉しいコメントもいただきました。

今回のリノベでどれくらい室内の様子が変わったのか、before/afterの写真もいただいたので、比較してご紹介。

before キッチンは元々壁付けだったのですね。

after キッチンからお庭側をみたところ。

before リビング側から。

after 真っ白くするだけでこの変わりよう!

いやー、お見事です。入居した方がどんな使い方をされるのか、楽しみです。

最後におまけ。

柱の真ん中に細長くついてるのは、マグネットがくっつくスチープレート。壁を撤去した後の貫通穴などの処理にホームセンターで買ってきて取り付けたのだとか。ちょっとした写真やポストカードが留められたりして、いいアイデアですね。こういう小技、大好きです。

ありがとうございました!

(来生)

  • 「レトロブラケットライト 水平アーム クリア×ホワイト」は販売を終了しました。

苑設計・計画

一人は一級建築士、一人はモーションデザイナー(建築は副業)。二人でやっている事務所です。
ストーリーのある空間づくりを心がけ、素材に鉄やコンクリート、無垢材などの自然素材を使うことが多いです。

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