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ヘリンボーン貼りにしてグラフィカルに。

ハードな古材に魅せられて

家の中にアートを飾るような感覚で、表情や質感そのものが絵になる力強い素材を取り入れたい。

そんな方におすすめしたい『パレット古材』は、世界中を旅してきた輸送用の木製パレットを板材に加工した古材です。

ハードな積み下ろしに耐え抜き、港の雨風にさらされ、自然に風化され出来たダメージの具合や色の変化。もともとの木の色味の違いに加え、使用された期間や用途、環境の違いにより様々な表情を見せる、意図的に作られた物には出せない深い表情を持っているのが特徴です。

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壁一面にアクセントとして取り入れて。(現場にてウレタンクリア仕上げ)

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自然にできたダメージ差による色の変化も魅力。

各地の港を渡り歩いて、再出発

物流現場の積み荷の土台として、世界中で使われている木製パレット。

一定期間使われると、傷みが激しいものから破棄されていくのですが、その廃棄数は国内だけで年間数千万台にも上ります。過酷な環境を乗り超えてエイジングされたその表情は、捨てるには惜しい唯一無二の存在感。破棄をするにも環境負荷が気になる時代、これを素材として活かすことができないかとパレット古材は生まれました。

パレット古材の材料になっているのはユーロ圏で主に使われているユーロパレットという規格品。どこの国でも手に入るパイン材が使用されており、スタートの時点では似たような表情をした板たちが、ゆく先々で変化していくというプロセスそのものが魅力的です。

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役割を終えたパレットたち。パイン材はエイジングが進んでいる。

バラしの作業は全て手作業で行われます。

板に空いている数箇所の穴は、機械で強固に打ち込まれたスクリュー釘を抜き取った名残。釘を抜き取り板状になった後、ダメージ具合によるグレードの仕分けを行い、荒々しい表情は残しつつ、最低限の研磨作業を行って製品化されています。

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パレットを手作業でバラし再利用。

どこに使いましょうか

板の長さは850mm、厚さは20mmと他の仕上げ材用に成形された板材と比べるとかなりの厚みがあります。幅130mmの「シングル幅」と、幅130mmと幅90mmをミックスした「ミックス幅」2種類でのご用意です。

板の表情は一枚一枚バラつきがあるため、配置バランスを考えながらお使いください。

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天井に貼ると迫力が増します。

広い面に貼り上げると、迫力のあるまとまり感が生まれます。

壁の仕上げ材として壁一面、もしくはカウンターの腰壁などに使うのがおすすめです。

床材として使う場合は、表面のざらつきや部分的な凹みがあるため、それを加味した上で土足利用の場所でお使いください。

研磨・塗装など、さらに手を加えてテーブルの天板として加工するのもありですね。

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味のあるカウンター立ち上がりに。(現場にてウレタンクリア仕上げ)

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一枚ずつに思いを馳せる。(研磨して現場にてウレタンクリア仕上げ)

また、天井や壁に板をライン状に貼って、化粧梁や化粧柱として使うのも面白いかもしれません。

この板はどこの国を渡ってきたのだろう、こいつはまだ若いな、これはだいぶ老兵だなと、板の一枚一枚に思いを馳せるのも楽しい、ストーリーのある古材です。

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板をライン使いで空間のアクセントに。

(担当:ヒトスギ・山本 / テキスト:来生)