toolboxスタッフである、竹沢の自邸、新築・那須への地方移住実録です。土地探しから完成までを、全4話の連載でお届けします。
いよいよ着工
着工は2021年10月末。
那須塩原市内で借りた家から、現場までは車で17分。どんどんできていくのが楽しみで、引っ越してからは毎週のように通っていました。
マンションのリノベーションでは経験できないビジュアルに、わくわく。
家づくりあるあるなのですが、基礎の時点では誰しもが「なんか思ったより狭くない?」と感じるそう。例に漏れず、私たちもそう感じました。ですが、都心の狭小住宅を見慣れすぎていたので、それに比べればだいぶ広いよねと心配まではいかず。(住んでみたら、やっぱりめちゃくちゃ広かった)
型枠が取れると、土台や大引き、根太などの木材が組まれていきます。
上棟までは一気に進みます
基礎ができると、「建て方(たてかた)」と言って、土台から柱・梁(はり)・棟上げ(むねあげ)まで、構造に関わる家の骨組みを、一気に組み立ていきます。この時期は、現場に行くたびに、目に見えて家が建っていくのがとても楽しくて、毎日通いたい気分でした。
12月上旬、上棟式を行いました。屋根にかかる棟木を上げる際に行われる、建築儀式。これまでの工事への感謝と、完成までの安全を祈願します。実際は、関係者全員のスケジュール都合で、上棟してから数日後に行いました。
当日はなんと雪。まだ壁もなく、ビニールシートで覆った建物の中で、厚着をして暖房をつけて行いました。上棟式に雨や雪が降るのは、縁起的には良いことなんだそう。凍える大人たちをよそに、息子は大喜びで雪と戯れていました。
昔ながらに盛大に餅まきをする地域もありますが、私たちはとくに那須に地縁もなく、お隣は別荘。まだご近所とも関係が出来ておらず、親族だって家が出来ていないのに遠方からわざわざ来てもらう