リノベの定番「露出配管」をデザインに取り込む

天井や壁の躯体をあえて露出させることも多いリノベーション。天井や壁のボードに隠ぺいされてきた「電気の配管」が露出してくるので、配管自体も空間の見た目を左右する大事なポイントになります。

照明やスイッチパーツの器具選びだけに意識が行きがちですが、配管そのものをデザインアイテムとして取り入れてみてはいかがでしょう。

今回は、ニュースレターでも配信している露出配管を活かした、空間の演出アイデアをご紹介します。

コンクリート躯体に鋼製の配管というリノベの定番組み合わせと、障子に木の直線美という世界が融合した、和モダンなマンションリノベ事例。

ライティングレールは使いたくないと、化粧梁のような木の角材を配線隠しとして天井に取り付け、等間隔に吊るした真鍮のペンダントライトをベース照明代わりにしました。

天井面は電線管が交差しつつも、フローリングと平行に走る木のラインが、窓に向かって縦長に続く空間を強調しています。床、壁、天井と、水平、垂直のラインが美しく馴染む空間になっていますね。

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白い天井面には、黒いライティングレールと電線管が平行して入り、その横には何やらアートのような天井照明が？

実はこれ、直付けのレセップとLEDの裸電球、2灯を繋ぐ黒い電線管がぐにゃっと曲線で繋がれたもの。

あかりをつければ、LED電球から放射状に光と影が広がり、天井面に飾られたモダンアートのような雰囲気をつくりだしています。

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露出配管に取り付けた照明は、空間全体を照らすベース照明。ライティングレールは、スポットライトやペンダントライトを取り付けて、部分ごとに照らすスポット照明。ふたつを並列させることで、すっきりした天井を叶えたこちらの事例。

配管はライティングレールに合わせて白く塗装しました。等間隔に並べたベース照明は天井のインテリアにもなっています。

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