グループ会社、東京R不動産の三箇山です。さてさて、オーディオDIY連載もvol.5、最終回です。

ここまで駆け足に、オーディオにハマる1年前の自分は知らなかった、「お金をかけず、音が良くなるスピーカーの置き方」や、「ケーブルの選び方」、「部屋の吸音・反射のつくり方のポイント」をダダっと紹介してきました。

今回のテーマは、連載当初から書きたかった「自作スピーカーのススメ」です。

少し前の自宅の様子。TVの前に自作スピーカーを並べて。

インテリア好きにこそ、「自作スピーカー」をすすめたい理由

「いやいや、自作ってハードル高すぎるでしょ!」と思うじゃないですか。でも、「自分の部屋の棚スペースに、ミリ単位でサイズを合わせられる」って聞いたらどうですか?

市販のスピーカーって、音はよくても「うちの棚には高さが長すぎる」「色が部屋のインテリアに合わない」ってことがよくありますが、自作なら、その悩みが一発で解決します。

実は、自作スピーカーこそ、間口が広くて、今回ご紹介する過去の名作スピーカーをお手本にする手段を選べばハードルが低いし、インテリア好き・DIY好き向けだと思っています。アンプやプレーヤーの自作のように電子部品を組み上げる作業がほとんどないから。やることの本質は、ほぼ木の箱つくり(木工)なんです。

今回つくるのは、最もシンプルな「フルレンジスピーカー」

では、実際にどんなスピーカーをつくるのか。

スピーカーは、搭載されているスピーカーユニット(中央の音が出る丸い部分)の数や役割によって、いくつかの種類に分かれます。カバーが付いていると見分けにくいですが、代表的なのが「フルレンジ」「2way」「3way」です。

フルレンジスピーカーは、ひとつのスピーカーユニットで低音から高音までの全音域を鳴らす、シンプルでコンパクトなもの。今回はこの最もシンプルな、フルレンジスピーカーをつくる手順を解説していきます。

我が家のスピーカーは、箱の上にラッパ状のホーンが飛び出した「2way」。音域ごとに複数のユニットを使い分けるため、仕組みが少し複雑です。

自作する前に知っておきたい、スピーカーの音を左右する「3つの要素」

スピーカーを自作する上で、まず抑えておきたいのが、音を左右する次の3つの要素です。

①スピーカーユニット
音を鳴らすスピーカーの心臓部。スピーカーの正面に見える丸い部分。

② 箱(エンクロージャー)の内部容積
スピーカーユニットを納める木の箱の内側の体積。
同じスピーカーユニットを使っても、箱の大きさによって音の出方が変わります。

③ バスレフポート
箱に設ける筒状の穴。箱の中の空気を利用して、低音を効率よく鳴らすための仕組み。
穴の径や筒の長さによって、低音の出方が変わります。

自作でスピーカーをつくる際は、まずスピーカーユニットを選び、その特性に合う内部容積とバスレフポートを備えた箱をつくっていきます。

step.1 お手本にするスピーカーを決め、そのスピーカーユニットを中古で手に入れる

1970年代、日本では、世界でも珍しい自作スピーカーブームがありました。自作ファンに向けた、スピーカーユニットを販売するメーカーが多数存在したり、世界中から当時良いとされるスピーカーが集まってきたり、専門誌も発売されていました。今やその文化は廃れてしまっているかもしれませんが、おかげで、その当時の名作スピーカーユニット(お宝)がヤフオクやメルカリ、ハードオフ的な場所に安価であふれています。

今回は、そんな往年の名作をお手本にするため、中古の「フルレンジ」の「スピーカーユニット」を買ってきます。ばら売りしてる場合もあるので、ペアで左右2台分必要です。

初心者には、新品でなく中古がおすすめ。その理由については、step.2でふれますね。

古いものは、周囲のエッジ部分の黒いウレタンやゴムが劣化してボロボロになっていることがあります。機密性が損なわれるので、購入時はそこに注意しましょう。修理屋さんもあったりはします。

スピーカーユニット。すり鉢状の反射板は、黄ばみなどの個体差がありますが音には影響しません。

スピーカーユニットが手に入ったら、まずは対応するアンプとスピーカーケーブルでつなぎ、正常に音が出るかを確認します。まだ箱に収めていない状態なので豊かな低音は鳴りませんが、この段階でもスピーカーユニットから音が出ることは確かめられます。

ここから、このスピーカーユニットに合う木の箱をつくっていきます。

スピーカーユニットにケーブルを繋いで音をだしているところ。(注:これはフルレンジのスピーカーユニットではありません)

step.2 名作をハックして、箱「エンクロージャー」をデザインする

スピーカーユニットだけでも音は鳴りますが、このままでは十分な低音が出ません。次は、スピーカーユニットの性能を引き出すための箱「エンクロージャー」をつくります。

ここで重要なのは、「ゼロから設計しないこと」。昔のプロがつくった名作スピーカーをお手本にして、その「答え(箱の内部容積、ポートの数値)」を設計の基準にします。

新品のスピーカーユニットにも、商品仕様のところに、推奨の内部容積◯L〜◯Lとか、ポートチューニング周波数とか書いてあるのですが、ゼロから設計するためのパーツ販売なので、初心者には難しい容積等のお手本が一つ存在する中古品をベースに考えるのがいいです。

これって、IKEAの家具を自分好みに改造する「IKEAハック」や、リーバイスのヴィンテージGジャンをモチーフに現代の素材で服を作るような、リスペクトを込めた「ハックカルチャー」と同じ面白さがあります。

例えば、ヤフオクでペアで3~4万くらいで手に入る名作スピーカーユニット JBLの「LE8T」を使って、山水電気(SANSUI)が製造した「SP-LE8T」のエンクロージャーをお手本にして考えてみます。

内部容積は約40L、外形は幅358x高さ596x奥行300mm、バスレフポートは内径75mm・長さ130mmという情報をWEBから見つけることができます。

「JBL LE8T」の口径は、約20cm(8インチ)。

ここで、部屋に合う形へとアレンジするための鍵になるのが、「内部容積約40L」という数値です。お手本とまったく同じ形にする必要はなく、この容積を大きく変えない範囲で、縦・横・奥行きのバランスを調整していきます。

「うちの棚は奥行きが浅いから、奥行きを270mmにして、その分幅を広くしよう」 「テレビの下に収めたいから、高さを低くして横長にしよう」

そんな風に、自宅のスペースにミリ単位でジャストフィットするスピーカーを、誰でも簡単に設計できます。

また、箱は、箱鳴りを防ぐため、硬くてしっかりした板を使って剛性を高めてください。板厚は、最低でも、20-25mm厚は欲しいところ。ちょっと高いですが、いい音にこだわる人にはバーチ合板の30mm厚などが定番で選ばれています。

もちろん、周囲のインテリアに合わせた樹種を選んでもいいのですが、とにかく硬めの樹種がおすすめ。

スピーカーユニットとstep.3で説明するバスレフポート、配線用の穴を開け、組み立てたら、部屋のインテリアに合わせて好きな色に塗装しましょう。

ちなみにお手本とする内部容積の数値は、スピーカーユニットなどで埋まる部分は含まれていません。スピーカーユニット部分と後述するカスタム用に10%くらい内部容積を大きく作っておきます。この範囲を守っている限り「そのスピーカーの設計者が意図したスピーカーの挙動(音の立ち上がり・低音の伸び)」を維持できると考えて大丈夫です。

もし最終的に大きく作りすぎてしまっても、中にレンガとか重くて固いものを入れて内容積を減らすということも可能なので、スペースがあるなら、内部容積は目安数値より余裕を持っておくといいです。

棚の奥行き、TVの設置高さに合わせて、オリジナルの外箱から奥行きを調整した我が家のサイズ感。

step.3 低音の出方を左右する、バスレフポートの穴をあける

「バスレフポート」も、Amazonで2,000円くらいで売ってます。それを箱にあけた穴に差し込みます。バスレフポートの位置は、前面にこだわる必要はないです。横でも後ろでもよし。

ただし、壁や障害物で空気の流れを妨げないこと、箱内部でもポートの端部の周囲に空間を確保することが大切です。

この穴がバスレフポート。我が家のは、左右それぞれ外側の側面に設置しました。

バスレフポート。こういう筒状の部品として売ってます。長すぎるものは切って調整します。

「丸い穴をきれいに開ける自信がない⋯⋯」という方も大丈夫。今はスピーカーの穴あけ加工をしてくれる業者サービスがあるのでネットで探してみてください。設計図を送るだけで、完璧にカットして届けてくれます。

step.4 各パーツをはめて、箱を組み立てケーブルをつなぐ

いよいよ、箱を組み上げていきます。接合部に隙間ができると音に影響するため、精度よく組み立て、しっかりと密閉することも大切です。

組み上がった箱に、スピーカーユニットとバスレフポートをはめ込みます。

スピーカーユニットにつないだスピーカーケーブルも、箱の中から外に取り出す必要があります。「スピーカーターミナル」というケーブルの端子の取り出し口もAmazonなどで1,000円以下から購入できるので、合わせてご用意を。

配線は、アンプからスピーカーターミナルへ、そこから箱の内部を通してスピーカーユニットへとつなぎます。赤(+)と黒(−)をそれぞれ間違えないように接続すればOKです。

スピーカーケーブルには、細い線を束ねた「縒(よ)り線」と、1本の線でできた「単線」があります。扱いやすさでは縒り線が一般的ですが、自分はシンプルに接続できる単線を使っています。接続方法はスピーカーユニットやターミナルの形状によって異なるので、それぞれに合った端子や方法を選びましょう。

参考:下記の記事が詳しいです。
スピーカーケーブルの端末処理(Studio R31)

圧着端子のススメ〜フェルール端子篇〜(note)

 

スピーカーケーブル(左)縒り線(右)単線。

スピーカーユニット側に繋いだところ。写真の場合は、縒り線を利用。

箱の裏板に取り付けた「スピーカーターミナル」からケーブル(単線)を取り出したところ。

この段階で、裸で鳴らしていた時とは比べものにならない、豊かな低音が「箱の力」で響き渡ります。本当に感動しますよ。

で、ここからさらにいい音を鳴らすための改造をしていきます。

スピーカーユニットの大きな穴が空いた、箱が組み上がった状態。

step.5 さらにこだわって、箱の内側をカスタムする

市販の安価なスピーカーの多くは、箱の中に吸音材を貼った状態で完成となっていますが、ここからがDIYの真骨頂。本格的なHi-fi(ハイファイ)サウンドに近づけるカスタマイズをします。

音が箱の内部で反射して濁る「内部定在波」を抑えるため、端材で作った小さな積み木のような木片を、箱の内側の壁にボンドでランダムにペタペタ貼っていきます。中の壁が「平行」にならないように凸凹を作ってあげます。

グレーのフェルトの厚いクッション材と端材をランダムに貼った状態。

全体で見るとこのようなカタチに。音を聴きながら調整し、最終的には上面と右側面のフェルトを外しました。

スピーカーの内部右側に不規則な凸凹が貼ってあります。

厚くて重い木材で作ること、内部の平行を潰してあげること、この2つをちゃんと抑えることで、一昔前のスピーカーユニットを使ったとは思えないほど、現代のクラブミュージックやビートの効いた打ち込み系の音楽もちゃんと鳴る、割とよいスピーカーが完成します。ここまでにかかった費用は、だいたい10万円ちょっとです。

もし木工に自信がなければ、近くの家具職人さんや大工さんに「この寸法で箱を作って!」と協力してもらうのも手です。インテリアとしてのクオリティもアップして、もはや家具レベルのものになるでしょう。

自作スピーカー費用目安

・スピーカーユニット
(JBL LE8T)30,000〜40,000円 ※中古

・バスレフポート 約2,000円

・合板
(1820×910mm サブロクサイズ)×2枚必要
 30mmバーチ合板:2枚=約120,000円
                          or
  30mmバーチは高いので、2枚を重ね合わせる場合
  18mm バーチ合板 2枚 = 約68,000円
  12mm シナ合板 2枚 = 約10,000〜12,000円
  計78,000〜80,000円

・スピーカーケーブル 500円/m〜2,000円/m

・スピーカーターミナル 500円 〜 3,000円
 ※接続する端子の形状による。

・吸音フェルト材 約1,000円

合計 12万〜16万円

※2026年7月時点の目安価格です。

番外編:造作棚と一体になったスピーカーをつくるには?

アンプやターンテーブルなどオーディオ回りの機器の置き場を兼ねて、造作のオーディオラックと一体になったスピーカーを設計したい、と思う人もいるかもしれません。

例にだした、JBLの「LE8T」のフルレンジスピーカーユニットを使った造作一体型の例。全体でW2830×H860×D330mm。

基本的には、単独スピーカーの方が、揺れや振動の影響が少ないので音はいいです。ただ、意匠優先で棚と一体にしたい場合は、いかにその剛性を出すかがポイントになります。

写真は、相談を受けて、自分がアドバイスをしながら完成させた、友人宅の棚と一体のスピーカー。友人は器用なので、完全にDIYで一人でつくりあげました。

元々、空き家に残っていた古い既製品のスピーカーに合わせて造作棚をつくっていたけど、自作したくなって相談されました。

剛性をだすために、内部に板を張り増し補強しているところ。

スタイロフォームで内部をカスタムしたところ。

棚は、すっきり見せたいので、ラワン合板のランバーコア21mmを使用。ただ、それだとスピーカーとしては剛性が弱いので、内部を2重にして補強しています。

箱の内部は18mmの合板で、上下左右は1枚張り、振動の圧が強い正面と背面は2枚張りにしています。この時点の内部容積は、約80L。もともとのスペースを使っていたので、前述したスピーカーユニット「JBL LT8T」の参考にする内部容積からは結構大きめ。最初は、内部を何もカスタムせずに使っていたそうですが、最終的に家に余っていたスタイロフォームを張り込んで内部容積は約45Lに。お手本の40L+10%の容量になり、音がさらによくなったそう。「フジロック配信が最高に現地っぽく聴こえた!」と喜んでいました。

この連載を書いてきたわけは⋯⋯

5回にわたって、自分がハマったオーディオDIYの世界を書いてきました。

他にも、色々書きたいことはあるのですが、いったんここまで。これでも、自分が師匠に教えてもらったことの10%くらいの話だと思いますし、そもそも自分が教えてもらったのが師匠の知識の30%くらいだと思うと、結果ここで書いたことはオーディオの深淵の3%です。うーん、果てしなく深い沼⋯⋯。

オーディオ機器って、高ければ高いほどいい音が鳴るというイメージがありませんか?東京・秋葉原にある「ダイナミックオーディオ5555」のようなハイエンド専門店に行くと、総額数千万、数億という夢のようなシステムで、とんでもない音を聴かせてくれます。 でも、昨今の物価高や円安もあって、海外製のHi-fi機器は僕たち一般の手には届かない雲の上の存在になりつつあります。

3階から上、各階にマスター、門番的な人がいて、トータル機材何千万、何億というシステムで音楽を聞かせてくれます。

だからこそ、「買えないなら、昔の名作をハックして、自分の手で作っちゃおう」という師匠のやり方は、なんというか逃げていない、いいアプローチだなと思っています。

部屋の内装や家具にこだわるのと同じ熱量で、自分の部屋にぴったり合うスピーカーを作るっていうこと自体が楽しいじゃないですか。

身近な親や、おじいちゃん世代に「昔スピーカー作ってなかった?」と聞いてみたら、喜んで教えてくれる人が見つかるかもしれません。夜な夜な機材をいじり、お気に入りの音楽をかけて、お酒を飲んで語りあう。ね、なんかすごくいい世界だと思いませんか?

そもそもこの連載を書いてきたのは、単純に「仲間が欲しいから」なんですよ。一緒にやりましょう。本当に面白いから。

ただ、自分は基本的に人見知りで、家に気軽に人を呼べるタイプではないので……、自作スピーカーシステムは、2026年夏現在、東京の永田町にあるドーナツ屋「HOCUS POCUS(ホーカスポーカス)」に置いてあります。

「自作スピーカーの音って、実際どうなの?」と気になった方は、ぜひドーナツを食べがてら、音を聴きに遊びに来てください。もし、三箇山と話してみたいということであれば、 事前にDMをいただければ、のこのこ飛んでいきます。お店で一緒に、気持ちいい音楽を聴きましょう!

「HOCUS POCUS 永田町店」家にある時から、上の白いラッパ部分が大きくなってます。

自作して分かった、オーディオ師匠のすごさと音の「魔法」が聴ける場所

本当のさいごに。ここまで連載を読んでもらった人の中でオーディオに詳しい方がいたら、「ムムっ」と思ったかもしれません。というのも、オーディオはケーブル1本、スピーカーの置き方ひとつでも音が変わる。そのやり方もDIYの世界と一緒で、色々な方法がある。それらを「最後は自分の耳で判断してね」という主観の世界だからです。

でも自分は、耳(感覚)だけに頼るのが不安で、できれば理論から入りたかった。これまで連載で紹介した話は、全て師匠に教わった物理や電気知識を前提にした理論がベースになっているんです。ネットに出てくる自作スピーカーの一般論に比べると、マニアックな部分があるかと思います。

ということで、vol.1から、ところどころに登場する出てくる師匠って誰ぞ?という話ですが、音響システムの設計に携わるエンジニアの溝口卓也さんです。

自分がオーディオを調べまくっていた頃、SNSでオーディオについて教えていることを知り、思い切ってDMを送ったところ、機材選びから音響の理論まで、オンラインで惜しみなく教えてくれました。

そして、師匠が携わった音響システムを実際に体験できる場所が東京・八王子にあります。1989年創業の老舗DJバー「SHeLTeR」です。

カウンターとソファのラウンジ席。巨大なスピーカーを正面に見据える、DJブース前の席が特等席です。基本は夜営業ですが、ほぼ毎週火曜日は14時から営業しています。

店内のオーディオ環境は、オーナー野嶌義男さんと師匠が長い時間を掛けて構築してきたもの。ホールの中央には、名物であるJBLの巨大スピーカーが鎮座しています。これも師匠の改造の手が入ったもの。

この日、民族系のアンビエントな曲が流れはじめると、弦をはじく音も、太鼓の響きも、目を閉じるとすぐそこで誰かが本当に演奏しているように、すごい奥行きをもって聴こえてきました。

「巨大スピーカーの中に、絶対小人がいて演奏してる!」

一緒に行ったtoolboxスタッフも大興奮。いわゆるカフェのBGMよりは音量が大きいのに、クラブのようにうるさくない。音に雑なにごりがないから、声を張らなくても隣の人と普通に会話できる。

これは、ほとんど魔法です。自分も多少の知識を得て、手を動かしているからこそ、「オーディオでこんなことできるんだ⋯⋯」と、そのすごさを身をもって実感できます。まもなく40周年を迎えるのに、オーナーの義男さんは日々セッティングをいじり続け、まだまだ進化の途中だとおっしゃる。本当にすごいので、ぜひ一度体験してみてください。

オーディオにハマった先輩たちのお話を聞くのも楽しいし、アイデアをもらって、仲間と手を動かしながら、試行錯誤するのもまた楽しいんです。

toolboxを見ている家づくり中のお客さん、設計・デザイナーさん、いい空間にいい音楽って大事だと思うし、この世界、ハマると思いますよ。自作スピーカーが置かれた、オーディオのあるリビング写真事例が届くのを楽しみにしています!

オーナー野嶌義男さんと。オーディオ談義が止まりません。

天井や壁には定在波を抑えるための凹凸がいたるところに。vol.4でも書いた内容が実践されています。

記事で紹介したお店と人

SHeLTeR

東京都八王子市八日町1-11 NKビルB1F(MAP

DJバーなので夜営業がメインですが、ほぼ毎週火曜は、14時〜カフェ営業タイムがあってふらっと訪れることができます。ビルの地下にあって、重い扉を開ける瞬間は、ちょっとドキドキするかもしれませんが、勇気をもって飛び込めば、オーナーの野嶌義男さんがやさしく迎えてくれます。

営業日や営業時間は、お店のHPInstagramをご覧ください。

細かい機器のことや、オーナー野嶌義男さんと師匠のこだわりなどは、ピーター・バラカンさんがお店を訪れた2024年の記事の後半が詳しいのでご覧ください。

HOCUS POCUS 永田町

東京都千代田区平河町2-5-3(MAP

自分の自作スピーカーが置いてあるドーナツ屋。
ケーキのようなドーナツで、季節ごとの限定メニューもあるので、よかったら音を聞きがてら食べにきてください。

師匠 溝口卓也さん

https://www.instagram.com/taiichou/

「SHeLTeR」はじめ、音にこだわるお店の音響監修などを手掛ける。「SHeLTeR」の音響システムは、師匠のSNSを見てると良く分かるのですが、ほぼ全ての機材が改造品になっています。

今でも無料で生徒?弟子?を募集していると思うので、自分で手を動かせるぞ、という人はぜひ問い合わせてみてください!目から鱗なことがたくさんあって本当に面白いです。

関連記事

居心地の良さを「音」でつくる。リビングとスピーカーのちょうど良い塩梅 vol.1
居心地の良さを「音」でつくる。リビングとスピーカーのちょうど良い塩梅 vol.1
「何百万かけなくても、いまあるスピーカーをDIYでカスタムしたら音が変わる」そんなオーディオDIYの世界を知ったスタッフが、そのノウハウをお裾分けしていく連載。vol.1は、リビングの居心地と音との関係性、良い音環境は高級機材を買えば手に入るわけでもなかった話。
スピーカーの音は“置き方”で変わる! 素人でもできるオーディオDIY実践編 vol.2
スピーカーの音は“置き方”で変わる! 素人でもできるオーディオDIY実践編 vol.2
オーディオDIYの世界を知ったスタッフが、そのノウハウをお裾分けしていく連載。vol.2はいまある機材をもっといい音で鳴らすオーディオDIYカスタム実践編その1「振動対策」です。
コンセントの挿し方ひとつで音が変わる!素人でもできるオーディオDIY実践編 vol.3
コンセントの挿し方ひとつで音が変わる!素人でもできるオーディオDIY実践編 vol.3
オーディオDIYの世界を知ったスタッフが、そのノウハウをお裾分けしていく連載。vol.3は、いまある機材のポテンシャルを最大限に引き出す「電気編」です。理屈は難しく見えますが、やることはコンセントを「挿し直す」、配線を「離す」だけ。お金をかけずに音が変わる実践編その2です。
「音のいい部屋」をつくるために。空間づくりでやっておきたい3つのポイント vol.4
「音のいい部屋」をつくるために。空間づくりでやっておきたい3つのポイント vol.4
オーディオDIYの世界を知ったスタッフが、そのノウハウをお裾分けしていく連載。vol.4は、いい音を鳴らすための「空間づくり」についてです。真四角な部屋はよくない?壁の仕上げはどう選ぶ?電気はどう引く?実は家づくりのタイミングで少し意識するだけで、音環境はぐっと変わるんです。

語り手はこの人

三箇山 泰

1978年生まれ。東京R不動産立ち上げメンバー。泊まれる公園「INN THE PARK 沼津」の企画プロデュースを行ったり。個人としては、ドーナツ屋の社長でもある。目をつけたものは、恐ろしいスピードと深度でのめり込む傾向あり。

担当:来生