生い茂るように育った庭の植栽が魅力的な、ポテンシャルを秘めた中古戸建て。元のよさを残しつつ、1階部分だけをリノベーションしたお家です。

玄関を入ると、リビングダイニングから奥のキッチンまでが見渡せるような開放的なつくり。元々壁が建っていた部分は取り払い、柱や筋交いは露出で。

ダイニングテーブル上には「ゼネラルシェードランプ」のラージホワイトを。ブラウンのオリジナルの窓枠の色に合わせて、全体のインテリアのトーンを決めていったそう。

ブラウンの窓枠にグリーンのタイルが映えるキッチン。

L字のキッチンの左側シンク部分は、「オーダーキッチン天板」のシンクLタイプと、すっきりした見た目ながらホースが伸びる「ハンドホース水栓」を組み合わせ、下は造作しています。

「他の天板屋さんで作る天板と比べて、オーダーキッチン天板安いので、重宝してます。」とプロのリアルな声いただきました。ありがとうございます。

キッチン全体を正面から。

ここにタイル掛けをつけて、手前に引き出しが欲しいな、持っている食器や調理器具にあわせて棚を作ってと、カスタマイズできるのが造作キッチンのいいところ。

露出となった柱含め、ラワンのレトロな雰囲気がよくなじんでます。

キッチンから、リビング、お庭側を振り返ったところ。右が玄関です。

タテに長い空間を、庭のグリーンとタイルのグリーンではさんだような構成ですね。3面窓で風が抜けて気持ちよさそうです。

ソファー上の掘り込み天井の中心には、「ソケットランプ」ヒノキをたらして。

庭に続く掃き出し窓のところは、フローリングをあえて手前で止めてインナーバルコニーっぽい部分をつくっています。いやー、本当にお庭の植栽が元気ですね。

ダウンライトであかるいリビングダイニングに比べ、落ち着いた雰囲気の寝室にも、「ソケットランプ」のヒノキを。ブラウンでまとめた室内に、緑の借景。本当にうらやましい。

ルーヴィスさんは、いろいろなタイプの戸建てリノベーションを手掛けていて、いつも参考になります。ありがとうございました。

(来生)

株式会社ルーヴィス

古い建物を活用し、既存のいい部分は活かしながら「懐かしい新しさ」に変化させるリノベーションを行っています。
toolboxでも初期からお世話になっている施工パートナーです。

※お住まいになりながらの改修工事はお受けできません。

  • 「ハンドホース水栓 アングル混合栓 ステンレス」、「ゼネラルシェードランプ ラージホワイト」は販売を終了しました。
  • 写真のオーダーキッチン天板は仕様変更前のものです。(旧仕様のシンクサイズは幅770mm、現仕様は幅750mm)

関連する事例記事

「広いリビング」だけじゃない。家事ラク間取りが「のんびり時間」を生む、100㎡超えの住まい
「広いリビング」だけじゃない。家事ラク間取りが「のんびり時間」を生む、100㎡超えの住まい
誰もが憧れる「広いリビング」。でも、そこでゆっくり「くつろぐ時間」がなければ、本末転倒。子どもが個室に引きこもるのを防ぐ工夫や家事ラク要素を盛り込んで、「広いリビングで家族がくつろぐ時間」をつくり出した事例をご紹介します。
「長く住む家」だから、着飾りすぎず、シンプルに。変わっていく暮らしを受け入れる“素地”の家
「長く住む家」だから、着飾りすぎず、シンプルに。変わっていく暮らしを受け入れる“素地”の家
着回しが効く、長く付き合える一着を選ぶように。つくり込むのではなく、暮らしのベースをつくる感覚でリノベーションして、これからの暮らしに寄り添い続けてくれるマイホームをつくった事例をご紹介します。
「働く」と「くつろぐ」を同じ比重で。ラウンジを大きく設け「仕事→休憩→仕事→交流!」1日中いられる“居場所を選べる”オフィス
「働く」と「くつろぐ」を同じ比重で。ラウンジを大きく設け「仕事→休憩→仕事→交流!」1日中いられる“居場所を選べる”オフィス
執務スペースと同じくらいの広さでラウンジを設けたオフィス。バーカウンターやパレットソファ、ビーズクッションといった居場所が揃い、仕事と同じくらい「くつろぐこと」にも比重を置いた設計です。その時々の気分や作業内容によって居場所を選べる、この空間の特徴をご紹介します。
物件購入から設計施工まで。既存を生かす戸建リノベは「頼れるパートナーとのセッション」で完成させる
物件購入から設計施工まで。既存を生かす戸建リノベは「頼れるパートナーとのセッション」で完成させる
築約40年の壁式構造の戸建をリノベーションし、3人家族で暮らすSさん一家。既存を生かしたユニークな設計は、家づくりの道中で出会ったプロと二人三脚で叶えたものでした。