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寝室にヘッドボードをつくってみた
2020.05.22

寝室にヘッドボードをつくってみた

壁面のアクセントとして人気の『ウッドウォールパネル』。今回は寝室のヘッドボードに使ってみました。

主な材料・道具

ウッドウォールパネル タモ柾目 無塗装 H1200
¥4,800/㎡×3.65(5枚)
ワトコオイル ナチュラル 1L缶
¥3,250×1
ボンド(床職人)
レーザー墨出し器
ピンタッカー
基本の道具工具 コンベックス
¥980×1
基本の道具工具 太刃カッター
¥420×1
基本の道具工具 替刃式のこぎり
¥1,320×1

ベッドスペースの質を上げてみる

「寝るだけ」の場所ではなく、ホテルのようにリラックスしてくつろげる場所として、ベッドスペースにちょっとラグジュアリーな要素を加えてみるのはどうでしょう。
壁面を彩ったりするのも良いですが、ヘッドボードの設置も効果抜群。少し奥行きを持たせることで空間に立体感が生まれ、且つ何かと置き場の困るスマホや読みかけの本などを置くスペースが確保できます。

今回はそんなヘッドボードにオススメな『ウッドウォールパネルタモ柾目』を使いました。
特に1200mmタイプは搬入の難しいマンションやDIYでも扱い易く、後付けヘッドボードに最適です。

事前準備

ヘッドボードを作ったのは、リノベーションしたワンルーム賃貸。
ベッドスペースが少し物足りなかったため、ちょっと小物を置ける腰壁の様なヘッドボードを追加することに。

施工は大工さんにお願いしました。

まずはヘッドボードの下地を作っていきます。
角材をフレームの様に組み上げ、既存の壁に固定をしていきます。
そのため最初に壁に水平垂直なラインを下書き(「墨出し」と言います)をします。

レーザー墨出し器が照射するラインに沿って、マスキングテープでヘッドボードを付ける位置をマーキングしていきます。

レーザー墨出し器は水平垂直ラインをバシっと出してくれる、プロなら持ってる墨出しの必需品です。
ただ、高価なお品なので…、DIYで行うときは水平器でも。

垂直のラインも出していきます。

壁の下地の位置を拾い出し、マークしていきます。
(下地の探し方はこちらが参考になります。)
後ほどこの位置に角材をビスで留めていきます。

(…この写真だとすっごい斜めっているように見えますが、ちゃんと水平です。)

骨組みを作る

仕上げとなる『ウッドウォールパネル』の取り付け下地として、角材で骨組みを作っていきます。
既存の壁の下地の位置を狙ってビスでしっかりと固定します。

ちょっとした物置き場を兼ねるべく、ヘッドボードに奥行きを持たせるため、奥行き方向にも骨組みを組んでいきます。
奥行きは『ウッドウォールパネル』の板目1枚分としました。

上部の骨組みを壁に取り付けたら、今度は下部の骨組みを床にビスで固定します。
上部の骨組みと下部の骨組みの面が揃うように、奥行きの寸法に気を払います。
壁の下部には巾木があったので壁側には角材を付けず、上部の仕上げ面側に揃えて下部の骨組みを留めました。


端部側にも幅木があったので、こちらは欠き込みをしてぴったり合うようにしました。

上下の固定が終わったら、今度は縦方向の骨組みを組んでいきます。

向かって左方向から『ウッドウォールパネル』を貼っていき、右側の壁側部分で余り寸法を調整することにしました。
パネルは厚さが4mm、幅は610mmあるので、パネルが反ってパカパカするのを防ぐため、パネルの両端に加えて真ん中も固定できるよう、縦方向の骨組みを組んでいます。

縦横共に骨組みが組み上がりました。ここに『ウッドウォールパネル』を貼っていきます。

切ると貼るの繰り返し

ここからは切って貼っての繰り返し。
幅方向の骨組みを『ウッドウォールパネル』の幅に合わせて組んだので、高さ方向をだけをカットしていきます。

『ウッドウォールパネル』は厚さが4mmと薄いため、頑張れば大刃カッターでカットする事ができます。
DIYの場合は指や足を切る怪我に気をつけましょう。
慣れない方は軍手をして作業してください。

切った断面はヤスリがけをすると丁寧です。

カットが終わったら、骨組みにボンドを適量つけていきます。
床貼りに使われるウレタンボンドを使用しました。



改めて水平垂直を気にしながら貼り付けます。
スタート側の左側は骨組みの端部とパネルの端部を合わせ、パネルの右側の端部は骨組みの中心に合わせます。

こちらはピンタッカーと呼ばれる電動工具。頭の無い針金状の釘が飛び出し、材料を固定します。
接着剤での接着に加えて釘で骨組みとパネルを固定していくと、反りが起こりにくく安心です。DIYの場合は隠し釘で代用もできます。

釘はパネルの溝部分に打つと目立ちません。端だけでなく、中央部分もしっかり裏の骨組みに固定して、たわみがでないようにします。

左から一枚目が貼り上がりました。

2枚目からはカットと貼り付けの繰り返し。1枚目の水平垂直がずれると、後の精度に影響が出てくるのでご注意。

最後の難所、壁際の部分。壁までの寸法を念入りに確認します。

採寸したサイズに合わせてパネルを縦に切っていきます。

巾木の出っ張り部分もカットしてぴったり合うように調整。綺麗な収まり。

正面一面が貼り上がりました。

天端と側面を貼る

次に、残る天端(部材の上面のこと)と側面を仕上げていきます。
パネルの板目1枚分を奥行きとし、パネルを縦にカットして部材としました。

骨組みにボンド+ピンタッカーで留めていきます。

今回は天端のパネルの断面が正面から見えるデザイン(大工用語で「天勝ち」と言います)としました。
天端の断面を見せない仕上げにする場合は、あらかじめそのことに考慮して各部の寸法を決めておきます。

正面、側面、天端の取り合い(各部材の接点部分の納まり)はこんな感じ。

側面のパネルも壁の巾木に合わせて「切り欠き」。
細かいところが重要です。

ようやくパネルが貼り上がりました。

オイル塗装で木の表情を出す

ここから塗装で仕上げていきます。『ワトコオイルナチュラル』を使用しました。

余談ですが、『ウッドウォールパネルは』溝の部分に独特の黒墨のような部位が所々あります。これは製造法上避けられないものなのですが、濃い色で着色をすると目立ちづらくなります。
でも、僕は黒墨が気にならないので、ナチュラルを使用しました。

壁や床にオイルがつかないようしっかりと養生をして、パネルにオイルを染み込ませるように塗っていきます。
色むらの発生を防ぐため、2回塗りができると丁寧です。

心安らぐ静寂の時間。

塗り終わりました。乾燥を待ち、最後に乾拭きして余計なオイルを拭き取ったら完成です。

完成!

変化なくノペっとしていた空間に立体感が生まれ、品のある空間になりました。
あとはベッドを置いて、スタンドライトやお気に入りの小物を並べるだけで、自分仕様なリラックス&ラグジュアリースペースが完成します。是非、お試しを。

この方につくってもらいました

今回ヘッドボードをつくってくれたのは大工の渡邉さん。
「ヒカリワークス」の屋号で、床壁天井の大工工事はもちろん、細かな造作や取り付けも行ってくれます。

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