1950年代に建設された、日本で最も古い鉄筋コンクリート造の建物である、『堀川出水団地』。
この団地にミニマルキッチンと足場板、ハンガーバー、ペーパーホルダーを導入いただきました。

“アートと交流”をテーマに、さまざまな取り組みが展開されている団地で、今回行ったリノベーションでは、既存のいいところは残しつつ、ベースとなる部分までをプロがつくりあげ、その後は入居者がDIYしたり、セレクトメニューから壁紙やタイルなどを選べるようにしたそうです。

入居者さんは事前に、理想の住まいのイメージを作り、プレゼンまで行いました。
具体的なイメージつくりと、イメージの共有により、リノベーション後の4部屋は住む人の個性を色濃く反映させた、素敵なお住まいに仕上がりました!

1つ目のお部屋は、薄く白に塗られた足場板の床と年季の入った柱をあわせ、味わい深い空間を演出していただきました。
足場板も塗料を塗りすぎると味わいがなくなってしまいますが、このように薄く塗ることで味わいは残ります。
他には、ミニマルキッチンとトイレ周りにペーパーホルダーとハンガーバーを使っていただきました。

2つ目のお部屋は鮮やかな紫の壁が印象的。
洗面周りの壁の質感は1つ目のお部屋と似ていますが、鉄から真鍮のハンガーバーになっただけで、また違った雰囲気を醸し出します。

3つ目のお部屋は黄色い壁とモルタルにクリア塗装をした床。
これだけでもなかなか印象強い空間ではありますが、さらには和な空間を設けているのが、アーティスティックな雰囲気に。

最後のお部屋には柄の壁紙を2箇所に使い、これまた和の空気を取り入れつつもパンチのある空間に。

どのお部屋も個性的であり、古くて良いものと新しいものが絶妙なバランスで組み合わさり、他の建物ではだせない魅力をつくりだしていました。
素敵な物件にtoolboxの商品を導入いただき、ありがとうございました!

  • 「足場板 15mm厚さっぱり」は販売終了となりました。

株式会社 堀井建設

京都府城陽市で土木工事、建築工事、大工工事、左官工事…などの建設工事を行っております。
mail:mail@horiikensetu.com

紹介している商品

KB-AC008-14-G141
¥4,200
KB-AC008-11-G141
¥3,500

関連する事例記事

自然にひらき、地域とつながる宿。針葉樹合板でできた余白のある空間
自然にひらき、地域とつながる宿。針葉樹合板でできた余白のある空間
大きく切り取られた窓の向こうに広がるのは、雪に覆われた湖と、静かな木々。 そこにあるのは、古い木造住宅を改修して生まれた、たった一組のための宿。 簡素な素材と既存の柱を活かしてつくられた内部空間は、自然とシームレスにつながりながらも、宿泊者が自由に過ごせる「余白」を大切にした設計になっていました。
シームレスな天井がいざなう、四季とひとつながりの暮らし
シームレスな天井がいざなう、四季とひとつながりの暮らし
この土地の魅力に惚れ込み、外部の自然環境を取り込んだ開放的な空間が特徴の新築戸建て。リビングから繋がるオープンなキッチン空間が、気持ちよく一体的に見えるのはなぜだろう?その設計のポイントを教えてもらいました。
脱・個室。広々LDKで楽しみ尽くす、わたし時間
脱・個室。広々LDKで楽しみ尽くす、わたし時間
土間有り、ウォークスルークローゼット有り、パントリー有りで「個室なし」。約64㎡の中古マンションをたっぷりの収納とLDKという間取りにリノベーションした、単身女性の住まいをご紹介します。
北欧デザインが馴染む、洗練されたクラフト感
北欧デザインが馴染む、洗練されたクラフト感
北欧家具や北欧デザインの器などの背景としてフローリングやタイルが活きた、マンションリノベーションの事例。ムラのある表情が特徴的な建材が空間にまとまりをつくっています。