お好みで横材や脚を追加することができる「角パイプフレーム脚」をここまでカスタマイズされた特注品を依頼してくださったお客様ははじめてでした。

今回お問い合わせをくれたのは、設計事務所を構えられている菅村さん。
キッチン用のフレーム脚を一体型でつくれないか、とご自身で部材の位置などを設計され、できあがった図面をもとにお見積もり・製作させていただきました。

普段、デスクやテーブルの脚として販売している「角パイプフレーム脚」をなぜキッチン用の脚としてご採用くださったのか伺ってみたところ、

「まず基本の部材寸法が25ミリ角ということで、予定していたものと同じだった点と、
自由度が高く、オーダーを受け付けていただけそうだった点。」とのことでした。

元のただの四角いフレームに、こんな風に部材を追加して… と想像を膨らませることで、用途に合った好みの形状の脚をつくれる、というこの商品ならではの特長を使いこなしていただけて、この事例写真を見た時のわたしの感想はシンプルに「うれしい!」の一言でした。(実際には、もっとたくさんの喜びの感情がありましたが。笑)

この脚はスチールでつくられているので、水回りでのご使用の場合は錆びが懸念となりますが、こちらは、塗装屋さんに依頼して、耐水性もありキズにも強い粉体塗装を施していただいたとのこと。

これなら水回りで使っていただいても問題ないですね!

木の素材感溢れるリビングに、金物が黒で統一されたシックなキッチンが映えますね。

と、ついフレーム脚のことばかり熱く語ってしまいましたが、
実は他にも「フラットレンジフード」や「把手の金物」もご採用いただいています。
レンジフードは1枚目・3枚目、把手は2枚目の写真をご覧ください。

たくさんの商品を取り入れていただき、ありがとうございました!

施工:ジブログデザイン株式会社
http://jiblogdesign.com/

菅村建築設計

住宅を中心とした設計活動を行っている一級建築事務所。
素材感を生かし、素敵に年を重ねる家を得意としています。

紹介している商品

テキスト:homma

関連する事例記事

住宅を再編集。間取りはそのまま、剥がす、置く、暮らしを試す、大阪・ローカルの街の宿
住宅を再編集。間取りはそのまま、剥がす、置く、暮らしを試す、大阪・ローカルの街の宿
大阪の下町にある一部屋の宿。もとはごく普通の3LDKだった住宅を、間取りを一切変えずに「泊まれる場所」へと生まれ変わらせた宿の紹介です。
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい
東京・練馬区の石神井公園のほとりに建つ、アーチが連なる不思議な建物。「なんのお店だろう?」と思いきや、実は住宅なんです。散歩の途中につい足を止めて見入ってしまうその佇まいは、そこに住む人だけでなく、植物や鳥までも受け入れる“器”として計画されたもの。そんなユニークな考え方のもとつくられた「鶴岡邸」をご紹介します。
ミッドセンチュリーと下北沢カルチャーが交差する、“泊まれるリビング”
ミッドセンチュリーと下北沢カルチャーが交差する、“泊まれるリビング”
タイムレスなミッドセンチュリーデザインに、下北沢カルチャーをプラスした空間。ホテルとして快適に過ごせるのはもちろん、仲間と集まって暮らすように楽しめる工夫もいっぱい。家族だけのマイホームとはまた違う、“仲間と過ごす場所”の事例が届きました。
外側は“堅牢”なコンクリート、内側は“柔軟”な木造で。「100年先まで住み継げる」若手建築家の自邸
外側は“堅牢”なコンクリート、内側は“柔軟”な木造で。「100年先まで住み継げる」若手建築家の自邸
mast一級建築事務所を主宰する建築家・根本昌汰さんの自邸。数百年先まで耐えられるコンクリートで外殻をつくり、その中に暮らしの変化に応じて柔軟に手を加えていける木造を入れ込むという、外と内で全く性質の異なる構造を掛け合わせた、独創的な住まいです。