「広い土間」もう、その響きを聞くだけで夢が膨らんできます。

多分、趣味をもって楽しく生活してる姿が、自然と連想されるからなんだろうなって思います。

今回紹介する家も、ワクワクしてしょうがない、広い土間がある家になります。

まずこの1枚目ですよ。世のバイク乗りの方が羨む写真。

天井も抜けてて気持ちが良さそうです。

愛車を雨風にさらすことなく、家にいるときにも愛でることができ、メンテナンス時間も楽しいんでしょうね。

内装は全体的にラフで、いい意味で仕上がりきっていない感じ。ここから自由にカスタマイズできる余地が残されている気がします。

趣味の道具をしまう棚を設置したり、鍵とかちょっとしたものを引っかけられるフックをつけたり、さらに自分仕様にすることができそう。

土間空間に業務用キッチンと『フラットレンジフード ブラック』の組み合わせ、そそりますね。

ちなみに、バイクとか趣味の妄想で、さらっと流れてしまいましたが、キッチンもこの土間にあるんですよね。

踏み板を支えている部分(ささら)は実は木。アイアン塗料で踏み板の鉄と馴染むようにしています。

そもそも、このインパクトのある家、モノづくりの町として有名な、東大阪市の小さな工場や木造住宅が立ち並ぶ地域にあります。

4畳半の部屋20戸の文化住宅だった建物をリノベーションしてこの姿に。

倉庫なのか住居なのか作業スペースなのか。そこに明確な境目は持たせていないのが、ワクワクする所以でもあるのかも。

リノベーションをした会社さん「アートアンドクラフト」は「小さな町工場で暮らすみたいでモノづくりのまちとの相性もいいかと。」と言っています。

「小さな町工場で暮らす」って、いいですね。住居がただの「住居」ではないと、もっと自由に生活できる気がします。

洗面室には『アイアンスタンドシンク』と『工業系レセップ』を使ってもらっています。

浪漫あふれる素敵なお写真ありがとうございました。

(梅川)

株式会社アートアンドクラフト

建築設計/施工/不動産仲介/建物再生コンサルティングのプロ集団です。
大阪・神戸・沖縄を拠点に、マンション1室からビル1棟まで既存建物の再生を得意としています。

大阪R不動産も運営しているtoolboxのグループ会社です。

紹介している商品

関連する事例記事

ノスタルジックを愛でる家
ノスタルジックを愛でる家
ツールボックス工事班が工事を担当した、懐かしさを残しつつも清潔感や使い勝手を今の暮らしにマッチさせた賃貸リフォーム事例です。
壁を立てずに家族との心地良い距離感をつくる
壁を立てずに家族との心地良い距離感をつくる
壁を立てて部屋を作るわけではなく、かといって全てが繋がりあった一室のワンルームでもない。部屋の中央に四角い箱を設置することで、家族3人のプライベートな空間を、状況に応じて能動的に作り出せるようにした建築家の事務所兼自邸の事例です。
庭と暮らす。開放感あふれる伸びやかな住まい
庭と暮らす。開放感あふれる伸びやかな住まい
大きな開口や回遊性のあるデッキを取り入れ、家の中にいながらも緑や自然を感じられるよう設計された、木造2階建ての戸建てをリノベーションした事例です。
家の北から南を走る「土間」!雨の日だってアウトドア気分を味わえる
家の北から南を走る「土間」!雨の日だってアウトドア気分を味わえる
家の半分が土間!フローリングはリビングと寝室のみというお家をご紹介。玄関開けてすぐ、北側にLDKを持ってくる大胆な発想ですが、そこには納得の理由がありました。