和風すぎない凛としたたたずまいの建具。(撮影:©kentahasegawa)

襖と障子のあいだ

襖のようなシンプルさと障子のような透過性。二つの建具をいいとこ取りしたような、新しい建具を開発しました。その名も「布框戸(ぬのかまちど)」。

框戸とは木製の枠の中にガラスや板を嵌めた建具のことですが、こちらはガラスや板の代わりに布を張りました。

視線を遮りつつも柔らかく光を通し、破れないけど柔らかい、薄いけれど温かみがある、ありそうでなかった建具です。

襖のようなシンプルさと障子のような透過性。二つの建具をいいとこ取りをした新しい建具。

布框戸は、今ある障子や襖の枠に嵌めて使うことができます。

一般的に襖の枠の寸法は、溝の幅が21mm、溝同士の間が9~15mmと規格化されているので、和室を仕切っている障子と交換したり、押し入れを塞いでいる襖と取り替えることができるのです。

もちろん新築やリノベーションで新たに枠をつくっても使うことができます。

板でも紙でもガラスでもなく、布で仕切る柔らかい引き戸。

彩りと新鮮さを導く建具

布框戸は、誰でも自分で布を張り替えることができるつくりになっています。

真っ白い布だけでなく、カラフルな生地やお気に入りのテキスタイルを張ったり、メッシュ生地を張って室内用網戸として使うこともできます。お子さんが落書きをしても、新しい布に交換すればいいので安心。季節ごとに張り替えて、気分を変えるのもいいでしょう。

元々、襖は襖絵が描かれて室内に彩りを与える存在でもありました。

また障子は季節ごとに張り替えることで、新鮮な空気を与える効果も持っていました。

布框戸は部屋を仕切るだけでなく、自分で布を張り替えていくことで、彩りと新鮮な空気の両方を一度に取り入れることができる建具なのです。

寒冷紗(かんれいしゃ)というメッシュ生地を張ってみた事例。網戸のように通気性が良い。

布張りは一日にして成る!?

商品は白い布が張られた状態でのお届けになる「布張りありタイプ」と、自分で布を用意して張ってもらう「布張りなしタイプ」の2種類。

とにかくサッと今ある建具を替えたい方は「布張りありタイプ」を。好みのテキスタイルでインテリアにこだわりたい方は「布張りなしタイプ」をお選びください。

布の張り方はいたってシンプルです。付属の布固定用ゴムを専用ローラーで框(かまち)の溝に押し込むことで、布を張ることができます。

ピンと布が張れた時は快感です。はじめは難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単な作業。「布張りなしタイプ」をお選びの方も、まずは付属のお試し用の布で練習してみてください。

布の張り方は下の記事で紹介しています。

布を替えることで模様替えができる引き戸に布を張ってみました。

障子紙を貼り替えるように布を貼り替える習慣。

テキスタイルをインテリアに取り入れるという、新しい引き戸いかがでしょう。

奥の光を柔らかく透過させる布框戸は部屋の仕切りにも。(撮影:©kentahasegawa)

開発パートナー:Camp Design inc. 藤田雄介

(担当:荒川)